・ヒアリ、国内で初発見
先月に特定外来生物のヒアリが日本国内で初めて見つかった、という発表が環境省からリリースされました。
ヒアリ(Solenopsis invicta)の国内初確認について:環境省
ヒアリは南米原産で、世界各地にその生息範囲を広げている。攻撃性が強く、毒針で刺されると死に至ることもある危険な生物です。今回は中国経由で貨物として神戸に入ってきたところを発見され、駆除されました。でも、日本に定着するのも時間の問題かもしれません。
ヒアリについては、ヒアリに刺されまくっている専門家の村上さんの記事がおすすめ。
小さな侵入者”ヒアリ”を退治せよ!
この記事の中でとくに興味深いのがレイチェル・カーソンの『沈黙の春』の影響がヒアリ駆除にマイナスに働いたのではないか、という指摘。保全生態学者の多くに尊敬されているレイチェル・カーソンを批判的な文脈で引用しづらかったりするので、けっこう勇気をもってこの記事を書かれたのでは、と思います。
ちなみに、村上さんは北海道大学の研究室の先輩。今度会った時に、ヒアリについていろいろと聞いてみよう。
・従順さからの解放
小さい頃から真面目に先生の言うことを聞いていたのに、社会に出たらあまり役に立たなかったよ、という記事を読みました。
「真面目さ」なんて社会で1ミリも役に立たないと早く気付くべきだった
どうでもいいけど、この記事を書いた方、プロフィール見たら理系院卒、バイオ系企業研究職の方だった。
ここでいう「真面目さ」というのは「従順さ」ということだ。上に従うこと、そして、仲間にも従うこと。公立学校は(たぶんほとんどの私立学校も)個人が未来の社会で成功するように教育してくれる場所ではない。組織や国が管理しやすく、ルーチーンワークを文句言わずにこなす人材を育成する場所が、学校なわけで。
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