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サンタクロース誕生秘話 (ネタ・創作)

2013/12/10 21:10 投稿

コメント:2

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とあるおもちゃ会社で働く男がふたり
時間は深夜3時







「ああああああ!なんも浮かばねぇ!」

「そうですねぇ」

「くっそ!部長め!丸投げしやがって!」

「そうですねぇ」

「なにが、正月はお年玉やらなにやらで金使うから年末は渋るだ!」

「そうですねぇ」

「なんとか年末にも使わせろだ!」

「そうですねぇ」

「お前さっきからそればっかじゃね?」

「そうですねぇ」

「だからよ!」

「そうですねぇ」

「やめろ!」

「はい!」

「わざとか?」

「違いますよー!こんな時間まで考え続けてたら返事すらもめんどくさくなるんですよー」

「つまり俺の話がめんどくさいってことだな!」

「先輩だって愚痴ばっかりじゃないですかー」

「まぁ、それは確かに」

「それと一緒ですよー」

「そうかなぁ…。あ、だめだ。お前の意見が正しいのかどうかもわかんなくなってきた」

「かれこれ6時間くらい考えてますからねー」

「そんな経つか!んで、浮かんだことと言えば?」

「12月25日がクリスマスと言ってキリストが誕生した日だということ」

「6時間でそれだけだもんなー」

「ですねー」

「キリストが生まれたからなんだってんだ!」

「ですねー」

「こっちはそのせいで死にもの狂いだってんだ!」

「ですねー」

「今度はそれか?」

「ですねー」

「まためんどくさいか!」

「ですねー」

「あ、認めた!お前いま俺の話がめんどくさいって認めた!」

「はい!」

「うわ!こんな時だけしっかり返事した!」

「はい!」

「しかも2度も!」

「そんなこといいから考えますよー」

「そうだな」

「あ、せんぱーい」

「なんだ?」

「こう考えてみるのはどうでしょうか?」

「言ってみ?」

「おもちゃを欲しがるのは誰?」

「こどもだな」

「そうです。それではおもちゃを買うのは?」

「親とか祖父母とかだな」

「そうです」

「・・・」

「・・・」

「それで?」

「はい?」

「それがどうしたんだ?」

「いや、別に」

「それだけか?」

「それだけです」

「そうか」

「はい」

「なぁ」

「はい?」

「一発殴っていいか?」

「はい。え?」

「はいって言ったな!今、はいって言ったな!」

「いえいえいえいえ!言ってませんよ!」

「言ったろ!はいって!」

「言ってませんよ!まだ途中だったんです!」

「じゃあ最後まで言ってみろよ!」

「は、い…いわけねぇだろこら!って言ったんですよ!」

「歯くいしばれ!」

「痛った!なにするんですか!」

「なにするんですかじゃないだろ!余計だめだわ!」

「なんでですか!はいって言ってないじゃないですか!」

「うるせぇ!お前が中途半端なこと・・・ん?待てよ?」

「どうしたんですか?」

「おもちゃを欲しがるのは?」

「こども」

「買うのは?」

「大人です。僕が言ったんじゃないですか!」

「それだよ!」

「はい?」

「こどもが欲しがる状況を作ればいいんだよ!」

「こどもが欲しがる状況?」

「そうそう!例えば誕生日!これはこどもが自分の誕生日だから欲しがるわけだろ?」

「はい」

「お正月!これもしきたり的なものだが、それのおかげでこどもがお年玉を欲しがれるわけだ!」

「そうですけど」

「だったらこの日もこどもが欲しがるイベントを作ればいいんだよ!」

「なるほど!でも、何か案でもあるんですか?」



「例えば、クリスマスはキリストの誕生日だろ?だから誕生日プレゼントをもらえる的な!」

「それはキリストの誕生日なわけでプレゼントはキリストがもらわなきゃですよ?」

「それでもいいんだよ。こじつけだから」

「はい?」

「結論から言うよ?クリスマスはこどもがプレゼントをもらえる日にする!」

「先輩、こんな時間だからですか?」

「オレが深夜テンションで言ってるって思ってるんだな・・・」

「はい」

「まぁいい。よく聞け。クリスマスはこどもに何者かがプレゼントをくれる日にすればだ!その話の通り、こどもは欲しいものを親に告げる。そしたら親も買わざるを得ないでしょ!」

「欲しがるのはこども。買うのは親。合致しますね!」

「だろ!だからそういうイベントを作るんだ!」

「さすが先輩!」

「そこでだ!その何者かが重要なわけよ」

「そうですねぇ。ただの成人男性ってのじゃつまらないですしね」

「実はそこまで考えてある!」

「というと?」

「ズバリ!おじいさんだ!」

「おじいさんがこどもにプレゼントを渡す・・・。あ!イメージできます!」

「だろ?んで、12月だから雪の白に映える赤い服なんか着てな!」

「赤い帽子もかぶせちゃいましょう!」

「おっ、ノってきたな!」

「はい!楽しくなってきました!」

「いいぞ!じゃあふっくらとした体型!」

「白いひげなんてどうでしょう!」

「お前なかなかやるなぁ!」

「ありがとうございます!」

「みんなにプレゼントを渡しに来るわけだからいっぱい持ち運べるようにソリなんかに乗せちゃおう!」

「犬ぞりですか?」

「いや、犬じゃありがちだからなぁ」

「じゃあシカなんてどうでしょう!」

「いいな!ツノとか生えてて!」

「クリスマスなんて名前だし北欧に住んでるトナカイってシカなんてどうです?」

「お前最高だよ!」

「あざっす!」

「さりげなくタメ口だが許す!」

「あざっす!」

「調子に乗るなよ?よし、じゃあまとめるぞ?」

「クリスマスには赤い服着て赤い帽子かぶって白ひげのふくよかなおじいさんが」

「トナカイが引っ張るソリに乗ってこどもたちにプレゼントを配るっと!」

「こんなイベントあったらワクワクしますね!」

「だな!あとはおじいさんの名前くらい決めようかな」

「名前ですかぁ。こういうの苦手なんですよね・・・」

「難しいよな」

「じゃあ食べ物から取るなんてどうです?ほら、ナポレオンとナポリタンってなんか似てるでしょ?」

「まぁ、若干な?」

「フビライ・ハンとエビフライとか」

「それはちと無理あんじゃね?」

「ガンジーとガンジス川とか」

「それはもう食べ物でもないからね」

「細かいことはいいんですよ!先輩の好きなご飯って何ですか?」

「肉!」

「即答ですね」

「どんな質問くるかわかってたしな。特に焼肉が好きだよ」

「焼肉かぁ。命名『焼肉』じゃまずいしな・・・」

「そのままいくやつがあるかよ」

「あ!じゃあ!カルビとロースとタンだったらどれが好きですか?」

「それだったら・・・ロースかな?」

「ロースですか」

「こんなんで本当に名前決まんのかよ

「サンタ!」

「は?」

「名前はカタカナでサンタです!」

「ロース関係ねぇじゃねぇか!」

「甘いですね先輩。実は関係あるんですよ!」

「何そのキャラ」

「フルネームはサンタクロースです。略してサンタ!」

「サンタクロース・・・って、お前!まさか!」

「そう!選択肢がカルビ、ロース、タンの三択でロースを選んだ!」

「三択、ロースでサンタクロース!」

「どうでしょうか」

「いいんじゃないの!由来とかは置いといて。サンタいいじゃん!響きとか!」

「誰も焼肉のロースから来た名前だってわかりませんよこれ!」

「そうだな!サンタ本人もこんな由来じゃ浮かばれないだろうな」

「そうですね」

「よし!あとはまとめるだけだし、今日はこれくらいにして焼肉でも食いに行くか!」

「今やらなくていいんですか?」

「大丈夫大丈夫!まとめるのは得意なんだ!あ、今日はオレが奢ってやるよ!」

「ほんとですか!ありがとうございます!」

「でも、あんな名前つけたんだしお前はロースだけな!」

「そんな殺生な・・・」


コメント

nyanya
No.1 (2013/12/10 22:47)
色分けでびっくりしたw
Xmasや、サンタクロースってがこうやって作られたなら夢なーいwww
くまねこ (著者)
No.2 (2013/12/12 21:41)
>>1
掛け合い台本みたいな感じで使えるかと思ったし、なにより台詞だけだからどっちの台詞かわからなくなるだろうなって思って・・・
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