"Hooniganゆかりのneed for speed"番外編 "二人の日常"

車屋さんにて②

2016/09/10 20:00 投稿

コメント:1

  • タグ:
  • ゲーム
  • NFS2015
  • HooniganゆかりのNFS
  • 結月ゆかり

「こんにちは。」

前の道を凄い車が通ったな~…、と思ったらいつか見たことのある少女が来た。確か名前は…、ゆかり、だったかな?ボロボロなフォードマスタングを買ってくれた。

「こんにちは、いらっしゃいませ!今日はどういったご用件で?」
「あの~、表に置いてあるコルベットは…。」

驚いた…!まさか!…まあ、買ってくれる訳ないか…。

「ええ、うちに仕入れたばかりのコルベットですよ。前のオーナーさんがカスタムしたから、いい感じのエアロが付いてて、カッコいいでしょ?」
「ああ、よかった!試乗、出来ますか?」
「ええ、もちろん!」



「う~ん…、MT車に乗るの、久しぶりだな~。そもそも、最近まで左手でシフト操作してたし…。」

と彼女はぶつぶつ独り言。最初は可愛い子の運転でドライブデート出来ると喜んだが、少し心配になってきた…。そう言いながらもエンジンを掛ける。

「おお!フロントガラスにメーター表示が!」
「面白いでしょ?」
「ええ!近未来的でいいですね!」

そう言った後、ギアをファーストに入れ、彼女の運転でコルベットは走り始めた。
その後、あんな目に遭うとは…。当然、予想だにしなかった…。

 久しぶりという割には、滑らかにシフトして、早過ぎず遅すぎず、快適なスピードで街中を走っていた。

「あの…。」
「ん?なんだい?」
えーっと…、なんていったっけ…?ん~…。北の方の山まで、行ってもいいですか?」

北の方の山…?クレセント山脈の事かな?自然公園指定された標高の高めな山々。ウェイドキャニオンダムという、大きなダムもあり、観光地として有名な場所である。だが、この街のストリートレーサーにとっては、曲がりくねった道が多く、きつめで幅広なコーナーが多い地区である為、もっぱらドリフトの練習や、ドリフトコンテストに使用される、ドリフトの聖地の1つとして知られている。そこに行きたいってことは、まあ、つまりはそういう事だろう。お嬢ちゃんがどれだけやれる様になったか、見てみようじゃない!

「ほっほ~う!お嬢ちゃん!あのマスタングでドリフトの練習したんだね!もちろん、行っていいよ!おっちゃんに練習の成果を見せてみなよ!」

これでも昔はストリートレーサーをやっていた身。ドリフトだってかじった事がある。

「えっ!?ドリフト試してもいいんですか?」

私の言葉が意外だったのか、少し驚きながらも、彼女は嬉しそうに尋ねてきた。

「ああ!むしろ、あわよくばこの車でドリフトを試そうと試乗しに来たんでしょ?」

この街で車を売っていれば、そういうお客も少なくない。まあ、お嬢ちゃんなら大して危なっかしい事もしないだろう。ちょっと滑っておしまい、かな?私だってキレイにドリフト出来るようになるには、結構時間がかかったんだから…。

「ありがとうございます!じゃあ、ちょっとだけ、試させてもらいますね!」



山へ登る道へ入っていく。このすぐ後に、曲率が緩めな連続ヘアピンが待っている。

「じゃあ、飛ばしますよっ!」

彼女はそう言うと、シフトダウンの後、いきなりアクセル全開に!思わずうぐっ、と声が出る。最初のコーナーが近づく。だが、一向に減速する気配がない!




「うっ!~~~~っ!!」

やめてくれー!!そう叫びたかったが、恐怖のせいか、声が出なかった。我ながら情けない…。

「ふっ!」

そう声がしたかと思えば、減速するよりも先に、ステアを切り、ブレーキとサイドブレーキを併用して、車をスライド状態に持っていく。コーナーの入り口に差し掛かり、スライドによってわずかに減速したものの、まだ速めと感じられる速度でドリフトし、コーナーに進入していった。



「くっ!」

曲率に合わせて逆ハンを切り、見事なアクセルコントロールで、高めの速度を維持したままコーナー出口まで…、いや!次のコーナーまでのストレートでもスライドを続けている!半分程ストレートを進んだ所で反対に切り返し、そのまま次のコーナーに進入!なんてこった…!



「おお!このクルマ、すごくドリフトしやすい!安定感がバツグンですね!!」

そんな事を言いながらドリフトを続けるゆかりちゃん。あまりの恐怖のせいか、それとも強烈なGにやられてしまったのか…。その言葉を聞いた後、私の意識は薄れていった…。


どれだけの間、意識を失っていたのだろう…。目が覚めた時は、ゆっくり山道を下っているところだった。山の中腹にある、ガソリンスタンドを通り過ぎる。もし、あのまま走ってここまで来たとなると、この地域をまるっと一周してここまで来たことになる。…冗談じゃない…!なんて奴だ!




「満足したかい…。」

そう彼女に尋ねる。

「ええ!もう最高でしたよ!この車、いくらです?」
「えっ?…ああ、7万ドルかな。そもそもの車輌価格が高いし、走行距離も少なめで、カスタム多数だから、お高めだね…?」

頭がガンガンする…。痛みに耐えながらなんとかそう答える。

「成る程…。この車買います!!」
「…えっ?」

まだ私は眠っているんではないか?そう思ったが、そんな事はなかった。ほっぺをつねると痛い…。

「あっ、ああ…。なら、戻ったら書類を準備しないと…。ありがとうございます…。はっ、ははっ…!」
「…?」





 後日、彼女は口座振込一括払いでこの車を購入し、嬉しそうにコルベットに乗って帰っていった…。彼女は一体何者なんだろう…。ただの高校生ではない事はよくわかった。どこでそんなドライビングテクニックを学んだのか…。どこからそんな大金を手に入れたのか…。しばらくそのことで頭が一杯になり、仕事に手がつかなかった…。



使用させて頂いた素材
くま式結月ゆかりver.2.2 くま様


あとがき
 ①があるって事は、②もある…。コルベットは、本当にいろんなレースゲームでお世話になりました。主にドリフト用として…。






ハイパワーで長めの車体ですから、安定したドリフトがしやすいです!
現実でコルベットをドリフトマシンとして使う人っているんでしょうか?フェラーリやランボルギーニをドリフトマシンとして使ってる人は聞いたことありますが…。
NFS2015でもかなり素晴らしいドリフト性能を持っていますが、回転数に注意してないと、謎挙動に見舞われやすいので注意です!
それにしても、同じFR車両なのに、180sxとかはドリフトに向かなさ過ぎてる…。


コメント

須張=フリード@PS4レーサー
No.1 (2016/09/10 22:54)
わ、わたしは見た!断末魔の絶叫がクレセント山脈にこだまする、恐怖のダウンヒル!!

ショップのおっちゃんコーナー2つで失神事件!!
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事