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【MMD初心者向け】楽をするために少しだけ苦労しよう ~お気楽表示整理編~

2013/03/03 00:34 投稿

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  • 解説

ハイサイ、コワレミクです。

TIPSなどは有名Pから技巧派Pに至るまで、ありとあらゆる所で語られているのですが、以前コメントで「講座みたいなのヤってよ」という要望があったので僕が行なっているモデルのモディファイを少しばかり書いていこうと思います。
ちなみに下記の記事はモーションを自作する人にとっては基本中の基本なので、ガッチリキーフレームを打っている人はこのブロマガを閉じ、ご自身の作業に戻られると時間を浪費しないで済みます。

どの層が対象の話かというと、ちょっとモーション作ってみようかな程度の人、且つMMDユーザーです。MMMは使用してないので判りません。少なくとも流しこみで遊んでる人向けではないことは確かです。

ドラマ系などにあるちょっとした会話などはモーションを探すより自分で打った方が早かったりしますから、そういう時に「そういえば偉そうなアホがブロマガで書いてたな」などと思い出していただければ幸いです。

表示枠の整理

このことについて少しばかり触れていこうと思います。以前ねるどらさんがツイッターで語られていたものですので、ご存じの方も多いと思います。

さて、用意するのはPMDeと対象モデルです。
今回使用したモデルはかにひら氏制作のマリエルさん。とても可愛いモデルですね。モチーフは狸ではなくハムスターだそうです。知らなかった…

何をするかというと動かす部位毎に表示を分けるという単純な作業。これをするとしないとでは作業効率がダンチですし、何より間違いがなくていいです。差し戻しがないというのは何よりいい事ですからね。
なお対象モデルがPMDモデルの場合、PMDe上部ツールバーの「情報」から「PMX/PMD自動切り替え」にしておきましょう。

実際に見てみよう

左が標準の状態、右が整理後です。増えてる?気にするな!

これは言わばフォルダ分けみたいなもので、「エロ動画」という動画が入ったフォルダをより細かにエロ動画-清純系-淫乱、【エロ動画-清純-ノーマルと分けてしまうのと一緒です。僕の趣味がわかります。

利点と苦労

キーフレームを打ち終わった部位を隠すことができます。単純ですが、この単純な作業がきっとあなたを救います。モーションを打つ前にちょっとだけ苦労しましょう!

僕の場合、単純に左と右で分けます。多段はセンターとセンター+(グルーヴ)のみ。ほかは基本的に標準ボーンで遊んでいます。プラグインは握り拡散と揺らぎボーン程度。これでちょっとした日常動作なら十分に視聴に耐えうるものが出来ますし、打つキーフレームも少なくて楽です。
一先ずプラグインのことは置いておき、とりあえず表示枠を整理してみましょう。

Rootは一番上に表示するものですので、必ず全親のみに。あとはフレーム設定する順番に整理していきます。

  • LR-IK
  • センター
  • 揺れ
  • 視線
  • 頭部
  • 上半身
  • 下半身
  • LR-腕
  • LR-拡散
  • LU-指

自分が使うのはこのあたりです。一応分けてはいますが、僕にとって足以降は「その他」に含まれます。別にダンスモーションを作るわけじゃないですし、カメラで映ってる部分だけが上手く動けばいいという理由からです。
なお視線はカメラを決めた後に表情と一緒に付けていきますが、動きが頭部と連動してる部分もあるので例外的に頭部の上に置いています。

作業も簡単です。共通表示枠上で右クリック→新規追加、「枠名」で名前を決めます。あとは各部位に配置されてある表示ボーンをデリートして、一旦削除したボーンを「ボーン」プルダウンから入れたい箇所に追加していくだけ。ね、簡単でしょう?
作業後にMMDの方に持っていくと、こんな感じ(クリックで画像が開きます)になってます。

この苦労の利点を実感できるのは作業を始めてからです。さぁ打て!キーフレームを!思うがままに!おちんぽジョイナス!またジョイナスネタか、壊れるなぁ。

気をつけたいこと

モーション作業中のモデルで改造を行わないこと。MMD自体が落ちますし、pmmも開けなくなります。ですので、別名保存でわかり易い名前を付けて下さい。半日かけた作業を無駄にしたくないですから、これは絶対に守りましょう。ちなみに僕は「コイヲシテイマス」の前半パートを修正しようとして…ナ、ナムアミダブツ!この悲劇に見舞われてます。やったぜ。

プラグイン

もっと楽がしたいという怠け者のあなた。PMDeに以下のプラグインを入れるだけでその願いがかないます。

使い方は其々の作者様のページに書いてありますので割愛するとして、簡単に説明すると

揺らぎボーン…キー設定すると勝手にゆらゆらしてくれます。
握り拡散ボーン…グーとパーを一つのキーフレーム操作だけで一括でやってくれます。

日常系モーションなどでは動きが止まっている状態が間々あるんですが、微妙に動いているということを再現するとそれだけでモデルが生きますし、面倒という理由からおざなりにしがちな「手の表情」が楽になります。

特に手の表情はとても大事で、表情が普通であっても「手を握り締める」という動き一つで感情表現ができるわけです。表情モーフいじらなくてもいいんですよ!手のカット入れればいいんですから。効果的、そして楽という一挙両得です。うっうー!おとくはいいことですー。
ちなみに拙作「桜風ブレイバー」のCメロ「息ができない」という歌詞部分で入れています。ここは歯がゆさの表現でそういう表情を入れているわけです。

余談と蛇足~多段化について~

ここからは愚痴みたいなものなので読み飛ばしていただいても構いません。

ボーンの多段化にハマってしまう、所謂「」という言葉をよく耳にします(一時に比べて随分沈静化しましたが)
多段化はハードユーザーが主にやっている改造で、動かす方向(XYZ軸)を全て一つ一つボーンにしてしまう方法です。ひとつの部位で最大6段と思われます。それ以上多段化しても意味あるの?

この方法は言わばXYZ軸をボーンとして可視化、分割し、其々を細かく設定することで、より自然なモーションを表現するために生み出された方法です。少なくともそう僕は捉えています。矛盾した言葉になりますが、煩雑さの排除、作業の単純化のための複雑化といったところでしょうか。モーションを作る上で楽をしたいがために行き着いた結果が多段化です。

つまり、XYZ軸の補完曲線を自分の中で整理し、設定できるのであれば多段化の必要はなく、「沼」という一部ハードユーザー向けのジョークが一般ユーザにまで広まっていることを正直苦々しく思っています。

多段化=すごい

という認識は間違っています。「プロの方法を踏襲してるからスゴイ」というのと同義であって、真に「やべぇよ…」と驚嘆すべきなのは標準ボーンでキーフレームを打ち、配布モーションを作っているモーションオペレーターです。
余談ですが、「沼の住人になるにはどうすればいいですか」という言葉を見た時には(例えそれが冗談であっても)頭がクラクラしました。20段でも30段でも多段化すれば宜しい。マジレス乙!

ちなみに「沼の住人」と称されている方々は、多段化以外の方法でより自然なモーションが出来るのであれば、容易くそちらの方法に移行する人達を指すではないのでしょうか。彼らの目的はボーンを増やすことではなく、滑らかで自然な動作なのですから。

連動する動き

愚痴だけでは何なので少しばかりモーションの話でも。
僕が自作でモーションを打つ際は連動に気をつけています。例えばバストアップで身体を動かす際は以下の打ち方を行なっています。

センター→上半身→首→頭

これらに補完曲線を付け、動きに緩急を付けるとそれっぽい挙動が出来ます。さらに先に記述したプラグインの揺らぎを加える事によってちょっとした動作であればそれなりに見えますし、全身を使う面倒なモーションの場合は自画撮りトレースを行ったりします。iPadなどの気軽に動画が撮れるタブレットがあれば簡単にできますが、美男美女の後ろでボロカスな自分が動いていることに耐えられることが条件なのがネックです。

要は満足できるモーションが出来ればいいのであって、ラジ打ちだろうが多段化だろうがなんだって構わないのです。

最後に

さて、何やら多段化への愚痴がメインになってしまった感がありますが如何でしたでしょうか。本来の目的を忘れなければ、自分なりの方法が見つかるはずです。上記の方法は必ずしも正解ではなく、あなたが見つけた方法が正解です。

ではでは。


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