こわさんのブロマガ

マスコミの使命

2017/07/20 15:57 投稿

  • タグ:
  • 事件
  • 報道
  • マスコミ
  • 津久井やまゆり園事件
  • ニュース
みなさんは覚えているだろうか、昨年の7月26日に起きた事件を。
相模原市の障害者施設で起きた、津久井やまゆり園事件(相模原障害者施設殺傷事件)である。
 
 1人の妄信的で狂気に満ちた男が起こした、無差別に障害者の方々を殺害した事件である。
しかもその男はその施設の元職員だった。施設に暮らす利用者の方々をよく知る男だ。
この常軌を逸した事件の記憶を、皆さんはどれだけ覚えているだろうか。

マスコミは事件直後は大騒ぎし、警察署のあの狭い道に住民の迷惑も省みず張り付き、被告が送検される時はバスの運行の妨害し、交差点でマスコミ同士怒鳴りあいまでして、警察車両を追跡してまで取材をしていたのを私は苦々しく見ていたものだ。

 しかし取り上げる内容は被告の生活や家族、被告のツイートなどを面白おかしく伝えるものばかり。
そしてコメンテーターと称する者たちは、中身のないありきたりの言葉で批判を上から目線で知ったかのように話すだけ。
事件の本質や、私たちが考えなければならないことはほとんど報道しない。
そのうちに、視聴率や新聞、雑誌の売り上げにならないと報道せず、忘れられていく。
 
そして今は芸能人の離婚騒動や資質のない国会議員の話をネタにして、くだらないことを垂れ流すのみで、風化させている。

 まだ被告の裁判も始まらず、利用者は住み慣れた場所に帰れず、問題は何も解決していない。
浮き彫りになった精神疾患による措置入院のあり方、社会全体が障害のある方々にどう向き合い共に生活していくかを考えなければならないのに、そういう機会をマスコミは与えない。

 新しいことを伝えるのもマスコミのあり方だが、忘れてはならないこと、私たちが考え続けていかなければならないことを伝えていくのもマスコミの役割である。
そういう使命を忘れず、風化させず伝えることが必要なのだ。

 今のマスコミや報道に携わるものは、取材や記者会見の質疑応答も自分の立場や使命も忘れ勘違いをして、自分の意見を押し付けたり、上から目線で取材をするようなものが目立つようになった。

 私たちは記者の主張を聞きたいのではない。事実や問題提起をしてもらいたいのだ。
そんなことすらマスコミは忘れている。

 今一度思い出して欲しい。
淡々と事実を伝え、風化させてはならないことを伝えるのがマスコミの使命なのである。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事