こわさんのブロマガ

苦しむのは被害者だけではない

2016/12/12 19:40 投稿

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私が今日配信を休んだのは理由がある。

今から4年前、私が一番大切に思ってる知人が、交通事故を起こし被害者が亡くなられた日だからだ。

そんな戒めの日に知人である私が笑って配信をすることは、極めて不謹慎であり、慎まなくてならないと思っているからだ。

事故の詳細は当事者の名誉やプライバシーがあるため割愛するが、当時新聞やTVニュース、2ちゃんねるでも取り上げられた。

事故直後、地元では
「人殺し」
など、心無い言葉を言う人も少なからずいたものだ。

私はこの事故を本人からではなく、新聞で知った。
頭が真っ白になり、新聞を持つ手は震えが止まらなかったことを今でも記憶している。

でも私に何もできず、ただただ混乱していた。
今、自分に何ができるのか?
彼は今どこで何をしているのか?
彼はけがはしていないだろうか?
私はこれから何をしたらいいのか?
頭の中で繰り返し自らに質問を投げかける。
そしておろおろと戸惑い、気ばかりが空回りして、何もできなかった。

そして彼と話せたのは年が明けてからだった。
彼を目の前にして何を話せばいいかわからなかった。
ただ一言
「大変だったね。」
としか言えなかった。
すると彼は
「うん・・・。」
と言うと堰を切ったように話し始めた。

仕事に出たくて仕方がなかったこと、
謹慎中自宅の部屋で一人涙が止まらなかったこと、
事故を起こしたのが夜だったので、夜になるのが怖かったこと、
被害者遺族が会ってくれないこと。

胸に溜め込んでいた気持ちを私にぶつけ泣いたのだ。

私も涙が止まらなかった。
身代わりになれるなら変わりたいと思った。
しかし私にはただアドバイスすることしかできなかった。

それから彼は遺族に面会を果たすのに数ヶ月を要した。
私が何回断られても会いに行きお詫びしに行けと言ったこともあっただろうが、彼自身とにかく謝罪がしたかったのだろう。

そして約半年後、彼は被告として法廷に立った。
そこには遺族が姿を見せ、法廷に立ち、彼の減刑を裁判長に求めた。
彼の誠意が遺族の心を動かしたのだ。

そして彼は執行猶予が言い渡された。

あれから無事に執行猶予が今年明けた。
彼は今はもう運転免許が取れるが、教習所からやり直すとも、二度と通勤に車は使わないとも言っている。

そして今年もまた彼は被害者の墓前に立った。
被害者の慰霊のため、遺族への謝罪のため、そして彼自身の戒めのために。

私もまたこの日を迎えるたびにあのときの苦しみに胸が痛むのだ。

事故は起こしたくて起こす人は一人もいない。
そして悲しみや苦しみは被害者やその家族だけではない。
加害者もその家族も、そしてその周囲の人も悩み苦しむのである。

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