毎年、世界中で多くのゲームが発表、製作、販売されていますが、中には発表されたものの開発が中止されてしまったゲームもあります。
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特に大作の続編や有名デベロッパーの新作などは、発表後の続報をファンは楽しみに待つもの。そのため、開発中止となってしまった時の喪失感は非常に大きいです。
そこで今回はGAMERANTがまとめた、失恋かのように私たちの心に傷を負わせた開発中止ゲームをご紹介。
■『クロノ・ブレイク』
SFCの名作RPGの続編?
2001年にスクウェア・エニックスは『クロノ・ブレイク』という商標を取りました。実際に本作の開発が進んでいたかどうかは不明ですが、名前からすると『クロノ・トリガー』、『クロノ・クロス』に続くシリーズだったことはほぼ間違いないでしょう。
今日に至るまでスクウェア・エニックスから発表はありませんが、DS版の『クロノ・トリガー』がヒットしたことを見ても、ファンは『クロノ』シリーズの3作目を待ち望んでいます。
■『Conker: Getting' Medieval』
動画はレア社の公式映像シリーズ
下品&ゲスなリスの「コンカー」が主人公のマルチプレイ対応のゲームとして開発進んでいた作品。
動画で紹介されているコンセプトアートでは動物が擬人化されたナイト、ガンナー、サムライ、ドラゴンライダーなど、多くのキャラクターが登場する予定でした。
■『Dead Rush』
「グランド・セフト・アンデッド」と呼ばれた作品
『Call of Duty』シリーズを手がけているTryarchが2005年に発表したオープンフィールド・ゾンビゲーム。『Call of Duty』のゾンビモードの製作とかぶってしまったのか、発表直後に中止されてしまいました。
さまざまな怪物の登場するオープンフィールドゲームとして、コンセプトはかなり面白そうだったので、別タイトルとしてでも発売が期待されているゲームです。
■『マザー64』
3DのRPGになる予定でした
日本ではFCで『MOTHER』、SFCで『MOTHER2』が発売され、『MOTHER3』はNINTENDO64で開発が進んでいましたが、開発地獄に陥ったあげくに中止に。最終的にはゲームボーイアドバンスで発売されました。
海外では『MOTHER2』が『EARTH BOUND』としてローカライズされた後に、WiiUのバーチャルコンソールで『MOTHER』が『EARTH BOUND Beginnings』として移植されています。
日本のみならず、海外でも『MOTHER』シリーズの据え置き機での登場を望んでいたファンがたくさんいました。
■『ロックマン・ダッシュ3』
コアなファンの多い異色ロックマン
海外では『MEGAMAN Legends』と呼ばれている『ロックマンDASH』は、これまでのロックマンシリーズとは違い、3DのアクションRPGでした。
シリーズの「2」も評価は高かったものの売上が伸びず、その影響で「3」では非常に採算を意識した開発が進められたのですが、製作の中心者だった稲船啓二氏が退社したため開発は中止に。今でも多くのファンから悔やまれ、望まれている作品です。
なお、稲船氏は現在『ロックマンDASH』の系譜を受け継ぐと言われる『RED ASH』の開発を進めています。
■『Prey2』
初代は『Doom』っぽさの感じられるゴアなFPS
若干のパズル要素とゴアの混ざったSFなFPSですが、初代も開発地獄に陥っており、発売までに長い年月がかかりました。
2はオープンフィールドで、賞金稼ぎが主人公となる予定でしたが、開発の発表から2年ほど後に中止が発表されています。
■『サイレントヒルズ』
全世界に衝撃が走った開発中止
人気アクションホラー『サイレントヒル』シリーズの最新作となる予定だったゲーム。
『メタルギア』シリーズの小島秀夫氏、『パシフィック・リム』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督、そしてドラマ『ウォーキング・デッド』や映画『処刑人』で有名なノーマン・リーダス氏の3人がコラボするということで、ファンは大きな期待を寄せていました。
しかし、突然開発は中止に。開発再開を願う署名運動が起きたり、リーダス氏本人が失望のコメントを残したりと、その反響の大きさからは待ちわびていたファンの失望の大きさが感じられました。
なお、『メタルギアソリッドV』には『サイレントヒルズ』の形跡が残されています。
■『StarCraft: Ghost』
RTSからTPSになる予定でした
日本ではあまり人気が出なかったものの、世界的にはものすごい人気を誇るリアルタイムストラテジゲーム『StarCraft』シリーズ。
予定されていた『StarCraft: Ghost』はもともとの司令官的な俯瞰視点から、1兵士のTPSへと変更され、その世界観により深く入り込めるゲームになるはずでした。
2002年に開発が発表された後、紆余曲折を経て、2014年に正式に開発中止が発表されています。
■『Star Wars 1313』
3人称視点アクションアドベンチャーの予定でした
『アンチャーテッド』の舞台が『スター・ウォーズ』になり、「ネイサン・ドレイク」が「ボバ・フェット」になるゲームを想像してみてください。
本作はそんな三人称視点アクションアドベンチャーゲームとして、2012年に開発が発表されましたが、ルーカスフィルムがディズニーに買収された後にゲームの開発は中止されています。
しかし、『アンチャーテッド』シリーズを手がけたエイミー・ヘニグ氏と『Dead Space』シリーズを手がけたVisceral Gamesが組み、新しい『スター・ウォーズ』のゲームを開発しているそうです。
■『Titan』
次世代MMOとなる予定でした
『World of Warcraft』は世界で最も成功したMMORPGですが、開発したBlizzard Entertainmentが次世代MMOとして開発を進めていたのが本作。
『Destiny』と『ザ・シムズ』が合わさったようなゲームで従来の戦闘はもちろん、全く戦闘に関与しない役割も操作でき、これまでにない独自のMMOとなる予定でした。
いかがでしたか? ファンとしては開発を発表したからには発売までがんばれよ! と思ってしまいますが、開発中止に至るまでには、さまざまな大人な事情があります。
ご紹介したゲームはどれもファンから大きな期待がかかっていたので、いつか開発が再開され、遊べる日がくることを期待したいですね。
10 Cancelled Games We Wish Were Finished[GAMERANT]
Rare Revealed: Concept Showcase - Conker: Gettin' Medieval[YouTube]
Dead Rush Xbox Trailer[YouTube]
Silent Hills - Teaser Trailer[YouTube]
(イズミのブオ)
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バイオ1.5の方が2より明らかに面白そうだしレールウォーズはファンとしてはゲームもプレイしたい