日本語吹き替えや日本語字幕で見ていると気になりませんが、実は映画『マッドマックス』にはオリジナル版(オーストラリア版)とアメリカ版が存在します。
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同じ英語にも関わらず、アメリカ版ではアメリカ人が聞き取りやすい英語に吹き替えられているのです。Jalopnikによると、オーストラリア版の方が良いとのことですが......。
それぞれのオープニングシーンを見(聞き)比べてみましょう。まずはアメリカ英語のアメリカ版をご覧ください。
次に、オーストラリア英語のオリジナル版。
アメリカ版が存在する理由は、その強いオーストラリア訛りの英語にあります。IMDBの説明は以下。
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アメリカ英語のアクセントで吹き替えられたバージョンがアメリカではリリースされています。これは、配給会社のAmerican International Pictures (AIP)が、アメリカの観客が強いオーストラリア訛りを理解できないのではないか? と考えたのが理由です。
それだけでなく、ミックスが不十分で音楽がところどころ重要な会話を掻き消しているといったこともあり、AIPは代替オーディオを考えた可能性もあります。何せ、AIPの主な収益はドライブインシアターで、音は車の窓に吊るされた小さなスピーカーから出ていたのです。そのような環境では観客に余計な混乱を与えるだけだと考えたのかもしれません。
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ちなみに、日本とドイツで発売されたDVDにはオリジナルのオーストラリア英語版と劇場予告が入っています。
[via Jalopnik]
(中川真知子)
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