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【試写会後記だコノヤロー】日本が世界に誇る極悪非道映画『アウトレイジ ビヨンド』【必見だバカヤロー】

2012/09/21 22:00 投稿

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世界の北野武監督の大ヒットバイオレンス群像劇『アウトレイジ』の続編、『アウトレイジ ビヨンド』が10月6日(土)に公開されます。 「全員悪人 完結。」、「一番悪やつは誰だ?」のキャッチコピーに偽りなし。極悪非道な悪者が大暴れする任侠映画として一世を風靡した作品の完結編にふさわしい、超豪華な俳優陣の爽快なまでの「悪さ」が炸裂する映画となっています。 ネタバレすると殺される可能性が高いので、慎ましい試写会鑑賞後記を以下よりご覧ください。少々言葉が汚くなるかもしれませんが、観賞するとつい口からそういった言葉が飛び出てしまう作品なので、お許しを。
 
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今作は前作の5年後から始まる、関東と関西のヤクザ、そして警察がそれぞれの思惑から潰し合うという物語。そこで繰り広げられるのは騙し合い、そして殺し合い。疑いようもなく「悪い」暴力描写を心置きなく楽しめるのが、『アウトレイジ』シリーズ最大の見所です。 『アウトレイジ ビヨンド』で特筆すべきなのは、今作から登場する関西の花菱組神山繁さん演じる布施会長、西田敏行さん演じる若頭の西野塩見三省さん演じる中田、そして高橋克典さん演じるが、関東の山王会とは違った趣の悪さを見せてくれます。 中でも目立つのが西野、中田のコンビ。言葉のリズム感や声のトーンで凶悪さを表現する西田敏行さんと、震え上がるような鋭い目つきで睨みながら怒鳴り散らす塩見三省さんの演技の連続攻撃がとにかく怖い...。これぞ「言葉の暴力」だコラ。 一方で、前作から引き続き登場する面々は立場は変われど相変わらず。ビートたけしさん演じる大友は服役や死亡説流布の影響で微妙な立場に立たされながらも、のらりくらりと大暴れ。三浦友和さん演じる加藤は先代会長とは一味違う知性による支配と汚さを見せつけ、加瀬亮さん演じる石原は上り詰めたにも関わらずヘタレ具合が加速しています。 そして忘れてはいけないのが、「マル暴」の警察として今回も登場する小日向文世さん演じる片岡。彼のニタニタしたイヤらしい笑顔からは、これでもかと悪意が溢れ出てきます。前作以上に人でなしです。これぞ外道だコノヤロー。 上記の通り、前作以上に個性的な悪人たちが登場するわけですが、もちろんそこで繰り広げられる物理的な「かわいた」暴力、ガンアクションによる殺しまくりの屍累々は健在。前作ほどエグいゴア描写はそれほどありませんが、「これは痛い...」という、いやーな気分から思わず笑うしかないような暴力は今作にも登場します。 前作に比べると物語性の比重が大きいので、アクションシーンやゴアシーンにだけ期待を持つと少々拍子抜けするかもしれませんが、前作が好きだった方はもちろんのこと、任侠映画が好きな方、バイオレンスアクションが好きな方、なんとなくスカッとしたいという方は一見の価値あり。前作以上に感じられる、調子に乗ったやつは基本的に死ぬというわかりやすい構造が最高に気持ちいいです。必見だバカヤロー! 『アウトレイジ ビヨンド』は10月6日(土)より、新宿バルト9&新宿ピカデリーほか全国ロードショー。 (C)2012 「アウトレイジ ビヨンド」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画/オフィス北野
アウトレイジ ビヨンド] (スタナー松井)

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