「スター・ウォーズ』シリーズには種族問わず個性豊かなキャラクターが登場します。R2-D2やC-3POといったドロイドの活躍が目立つため、ドロイドは便利で役立つ印象を持つ人も少なくないかもしれませんが、映画に限らず小説の方も見てみると、全然使い物にならないドロイドもたくさんいるのです。
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というわけで、io9がまとめた「『スター・ウォーズ』史上最も役に立たなかったドロイド10選」を見てみたいと思います。
■B1バトル・ドロイド
脆い
知能やスキルといったものは特に求められておらず、アリのように数で勝負するドロイド。おそらく、『スター・ウォーズ』の世界の中で、最も役立たずなドロイドだと考えられます。多機能性も見られますが、人間が怒りに任せて殴った程度でバラバラになる脆さ。
ストーム・トゥルーパーを役立たずと考えている人は、このB1バトル・ドロイドをお忘れなく...。
■CLL-8バイナリー・ロード・リフター
ぱっと見は使えそうなのに
物を持ち上げるために設計されたドロイド。力強く役立つことも多い一方で、非常に単細胞ゆえ、延々と箱を積み上げて床を崩壊させたことも...。しかも、そうなってもなお、箱を積み上げ続けたというから、困りものです。
■PIP/2システム・コントロール・ドロイド
会社を潰しかけたこともある
システム・コントロール用にデザインされたドロイドですが、フラッシュ灯を見ると機能不全になります。
■ZZ-4Z
使えない、というより可哀想
ハン・ソロ家の家事ドロイド。ソロ家にきた時点で随分古かった上に正しくメンテナンスされていなかった為、与えられた仕事をこなすことができませんでした。そして、(彼の体に問題があることは残念に思いますが)自分の仕事が捗らないのをハンに責任があると苦情を言い始めたのです。
ハンはZZ-4Zを置いて家を去り、6年後、ハンが妻となったレイアと共に家に戻ってくると、ZZ-4Zは必死に家事をしていたのでした。しかし、ハンを追いかけてきたボバ・フェットとの銃撃戦に巻き込まれてZZ-4Zは命を落とすこととなったのです。
■M38シリーズ・エクスプローラー・ドロイド
汎用性が低い
未開拓の地を探査する為にデザインされたドロイド。速度は遅い上に、武器の装備が出来ないために探査以外のことは使えません。加えて、頻繁に点検と調整が必要という面倒臭さ。
■M-TD
最終的に、壊れても誰からも残念がられなかった
チューバッカ作のローバッカのベルトバックル型翻訳機。C-3POより信頼性に欠ける上に、ベルトバックルとしては使い勝手が良くありません(ちなみに、プログラムはC-3POが行った)。
一時期、M-TDは囚われて再プログラミングされ「帝国軍はトモダチ」といったことを喋り、友人が逃げようとすると警告音を発する帝国軍の手下となったことがありました。幸運にも元のプログラムに戻ることができましたが、その後壊れても誰からも悲しまれませんでした。
■R5シリーズ・アストロメク・ドロイド
故障しやすいのは低コスト故? それともフォース?
低コスト型アストロメク・ドロイド。性格に難ありで、コンピューター・オペレーションの面でも問題がある上に故障が多く報告されています。加えて戦闘中には、その頭部がターゲットになり易いということでパイロットからも敬遠されています。
このドロイドの中で最も有名なのは、R5-D4ではないでしょうか。ジャワがオーウェン・ラースに売りつけようとしたもので、オーウェンに引き渡される途中で故障したため、R2がラース家に入ることになったのです。
また、ある話では、嫉妬に駆られ他のドロイドに怒りを向けたR5-D4は、頻繁な故障に見舞われることもなく持ち主にサービスを提供し続けたと書かれています。
その他、「Skippy the Jedi Droid」では、R5-D4はフォースが使える珍しいドロイドで、オーウェンの前で故障して見せたのはルークの運命に深く関わることとなるR2を選ばせるためのことだった、とも書かれています。
■WEDトレッドウェル修理ドロイド
ラース家でも感電しました
定期的な修理を施し、人の監視下にあれば良く働きますが、ひとりにしておくと感電することがあります。
■RA-7プロトコル・ドロイド(デス・スター・ドロイド)
最終的に、官僚たちに実態がバレて放置された
アラキッド工業社のRA-7プロトコル・ドロイドは、帝国保安局(ISB)が帝国の官僚を監視するために、標準以下のプログラムと、秘密の記録や監視システムを組み込まれたドロイドです。彼らは、定期的にIBSに接触し、情報を流していたのでした。
■スクイーキー
ウェッジ曰く「あんな言葉遣いが悪いドロイドは初めて」だそうな
スクイーキーは、勇敢な行いにより自由を手にした元プロトコル・ドロイドです。彼は、タトウィーンでストーム・トゥルーパーに捕まった際、他のドロイドと協力してスターシップをハイジャックし、飛行知識が無かったにも関わらず、オートパイロットをプログラムして脱出することに成功したのです。
後に、彼は反乱軍に入ったものの、ウェッジ・アンティリーズや他のクルーに対して横柄な口の利き方や態度を取ったと言われています。通訳を頼めば、彼はきっとこう答えるでしょう。「それは訳す必要はない」と...。
スクイーキーのイメージ via Rebel Scum
Additional reporting by Katharine Trendacosta.
[via io9]
(中川真知子)
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