現在公開中のSF映画『エリジウム』は、ニール・ブロムカンプ監督の描くディストピア世界を彩る、素敵に無骨なロボットがざくざく登場する作品でしたが、そのロボット達をデザインしたアーティスト、アーロン・ベックが参加したショートフィルム『Keloid』が公開されました。
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そう遠くない未来、効率化を優先した結果、その権力の一部をA.I.(人工知能)に明け渡された世界で、A.I.支配に反対する人々の起こす暴動が激化していく...といったストーリー。
CGと実写の合成がほんとうに良く出来てる...と思った方も多いかもしれませんが、この映像はフルCG。実写での撮影は一切行われていないんだとか!
デザインセンスが炸裂する映像ですが、中でもアーロン・ベックのデザインするエクソスケルトン(強化外骨格)は、現代の装備の延長線上にある未来感があって、やっぱり最高。
独特の頭の形をしたロボット&アーマーもたまりません。彼の描いたコンセプトアートはBlogでも見られますので、合わせてお楽しみください。
今作を制作したのは、スペインのVFXスタジオのBig Lazy Robot。今作はすでに大きな話題となっており、Hollywood Reporterの記事によると、今作のマネジメントを行ったIAM Entertainmentはすでにハリウッドとのパートナーシップを結んだようです。今後、Big Lazy Robotが手がける凄いVFXがハリウッド映画で見られるなんてこともあるのかも...? これからの活躍に多いに期待したいですね!
Keloid[Vimeo]
Hot Sci-Fi Short 'Keloid' Drawing Robotic Heat (Exclusive Video)[Hollywood Reporter]
K E L O I D II[Aaron Beck]
(傭兵ペンギン)
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