昔は私たちも、世界がこういう風に見えていたんですよね。
米Kotakuの読者には多才な人々が揃っているようで、今回の動画を制作されたジェイムズさんも、またその内のひとりです。
彼はカナダのトロントで開催される映画祭「tront international film festival 2013」のためにこの動画を作ったのですが、それはまるでワタシたちが子供の頃にオモチャで遊んでいた頃の姿そのもの。
その想像力は空想を抜け出し、現実のものになってしまう迫力の映像...5分半のショート・ムービーを以下で観てみてください。どうぞ!
【大きな画像や動画はこちら】
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この作品のタイトルは『YOUNG WONDER Short』。手に汗握る展開ですね。
これは、森の中深くの岩場でひとり遊びをしている小さな少年が主人公の物語。秘密基地のような場所で、ひとりアクション・フィギュアで遊ぶ彼のもとへやって来たのは、弟のことを小馬鹿にするお兄ちゃん。街から戻ってきたお母さんが買ってきたチョコレートやキャンディーがあるから、食べたいなら行こうぜ、と誘惑されます。
しかし立ち去った彼らの後から、浮き上がったオモチャの戦闘機が2人を追跡し始め、途中でメカ触手と兄弟の空想銃撃バトルが始まります。
さっきまで弟を見下していたお兄ちゃんも、普通にバトルに参加しています。これからフォースも使うぞというトコロで、なんとかその難を逃れた2人。ですが、追跡の魔の手は休まることを知らず...。
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と言うコトで、岩場や森の中というのは様々な所に隠れられる隙間があり、空想好きな男子であればソコは格好の遊びの舞台へ早変わりしてしまいますよね。
この動画と同じような子供時代だった方、多いのではないでしょうか?
最後はお母さんもお兄ちゃんも撃ち殺され、弟ひとりで逃げ出しますが...なんと森の中には待ちぶせして立ちはだかるロボット!
ですが緊張のなか見守っていると、それすら彼の空想の産物だったのでした。この動画はVFXも凄いのですが、空想の奥にまた空想世界があるのは、映画『インセプション』のようですよね。
YOUNG WONDER Short [James Wilkes via Kotaku]
(岡本玄介)
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