ついに映画でもスーパーマンとの共演を果たすことになったバットマンですが、そのバットマンが誕生したのは1939年のこと。
DCコミックの前身である、ナショナル・アライド社が発行した『ディテクティブ・コミック』誌の27号が最初でしたが、それから74年を経たバットマンの装備は、当時とは比べ物にならないくらいの進化を遂げており、その価格比も、すごいことになっているようです。
ご紹介するのは、海外サイト『マッシャブル』が公開した、バットマンの装備の過去と現在を示すインフォグラフィック。制作はイラストレーターのボブ・アル・グリーンさんによるものです。
ではさっそく、詳しい内訳を見てみましょう!
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ウェイン邸(ウェイン・マナー)の価格は、1939年では3800ドル(約38万円)。あまりの安さに目を疑ってしまいますが、1939年といえば、世界恐慌の真っただ中。ニューディール政策の失速により危機的な状況にあった当時の資産価値を、現在の基準で算出した結果のようです。2013年では44万4000ドル(約4440万円)と記されています。
では地下基地であるバットケイブはというと、1939年では5600ドル(約56万円)。2013年では5440万ドル(54億4000万円)。それにしても安く見積もりすぎのような気がしますが、不動産は水ものですので......。
以下は前線での装備となりますが、ざっと比べてみますと、衣類関係が1939年ではバットスーツ10ドル(約1000円)と、これも破格に安いお値段。現在の貨幣価値では、ダンボールのスーツくらいしか作れないかもしれません。
2013年には装備も進化を進め、ケブラー・ボディアーマー30万ドル(約3000万円)、ポリサテン製のマントが3000ドル(約30万円)。
1939年では600ドル(約6万円)のバットモービルが、2013年では1800万ドル(約18億円)に跳ね上がっています。加えてバットプレーン6000万ドル(約60億円)、バットサイクル150万ドル(約1億5000万円)が加算されます。
次にガジェット関係。1939年にはロープ20ドル(約2000円)、スモーク・グレネード10ドル(約1000円)、バットラング6ドル(約600円)、ハンググライダー207ドル(約2700円)がフル装備。昔のバットマンは、かなり庶民的だったんですね。
ところが2013年のバットマンでは......。
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バットラング 100ドル(約1万円)
グラップルガン 5万ドル(約500万円)
催涙ガスペレット 600ドル(約6万円)
EMPガン 9000ドル(約90万円)
ピッキング用具 500ドル(約5万円)
アセチレン・トーチ 420ドル(約4万2000円)
超音波ビーコン 300ドル(約3万円)
手錠 25ドル(約2500円)
バット・ボム 20ドル(約2000円)
リブリーザー 10ドル(約1000円)
暗視ゴーグル 650ドル(約6万5000円)
クリプトナイト 2万5000ドル(約250万円)
指紋採取キット 275ドル(約2万7500円)
GPSトラッキング・デバイス 500ドル(約5万円)
パラスコープ 300ドル(3万円)
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大幅に重装備化していることがわかります。
1939年では1万253ドル(約102万5000円)に過ぎなかったバットマンの装備が、2013年にはトータル1億3473万5100ドル(約134億7350万円)――およそ1万3000倍のコストがかかる計算になるようです。アイアンマンになるためのコストと比べても、1着当たり装備コミコミの試算が大差ないことにも驚かされます。
こういう比較図の面白さは、数字や計算の正確さよりも、比較するギャップの面白さにあるように思います。個人的には、昔のバットマンが大恐慌時代に活躍していたなんて考えたこともなかったので、そういう発見も興味深かったです。
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How Much Does It Cost to Be Batman in Real Life?[Mashable]
(キネコ)
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