さすがピザは野菜の国、アメリカ...。
3Dプリント技術とインクジェット技術を利用して食べ物を出力する3Dフードプリンタ技術に、NASAが12万5000ドル(約1200万円)を支援すると発表しました。
米SMRCが、3Dフードプリンタのプロトタイプを製造するための資金として募集したもので、このプリンタのソフトウェアはオープンソースで公開される予定。こんな一大プロジェクトで、最初に目指すのがピザ生成というのが、なかなかアメリカンなお話です。
どうやって、ピザを焼くのではなくプリントアウトするかは、以下の図でチェックできます。
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例えばピザを「プリント」する場合、まずはカートリッジ内の小麦粉などを使い、「生地レイヤー」を出力、さらにカートリッジ内のトマトパウダー、水、オイルを混ぜてトマトソースを作り、これを「生地レイヤー」の上に「トマトソースレイヤー」として出力する...といった計画のようです。
各栄養素材などは滅菌の乾燥したコンテナに粉末状に保存して直接プリンタに供給するので、30年間は保存可能だとか。
将来的にはスタートレックのレプリケーターが実現して、食べ物もデータをダウンロードする時代になってしまうかもしれませんね。
ピザが出力される「3Dフードプリンター」をNASAが支援[roomie]
(ロバーツ町田)
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