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【年末年始コラム】お年玉で何買った? 80年代に少年時代を過ごしたオッサンがお年玉で買ったおもちゃ10年分

2013/01/01 11:03 投稿

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子どもの頃にお年玉で買ったもの10年分


子供の頃、お正月と言えば「お年玉」でしたよね。日頃手にできない大金をゲットし、おもちゃ屋に駆け出す年に1度のビックイベントでした。私の家では、クリスマスお正月ぐらいしか高額なおもちゃを買うことが許されていなかったので、その時期は新聞に折り込まれたおもちゃ屋のチラシを、それこそ穴が空くほどみつめて1月2日の初売りに駆け出したものでした。

そんな80年代ゲームキッズだった私が、お年玉でゲットしたおもちゃについて30年ぶりぐらいに語ってみようというのが、本コラムの趣旨。それでは、年度別に私が購入したものを語っちゃいます。
 

 

1980年(小1) トミー アスレチックランド


ビー玉ぐらいの鉄球を制限時間内に最終地点まで運ぶアナログゲーム。磁石を使ったギミックや、ゴール地点で鳴る「チーン」という鐘の音がとても印象的なゲームでした。近年トイザらスにて復刻版が販売されているそうなので、あの頃を思い出したいお父さんはゼヒ。(動画は復刻版)


1981年(小2) タカラ 人生ゲームハイ&ローゲーム

キンキンこと愛川欽也さんが司会を務める当時の人気TV番組がボードゲームに。この当時は視聴者が参加してクイズなどで競い、賞品を獲得するTV番組が全盛期で、番組を元にしたボードゲームは子どもたちの間ではマストなアイテムでした。


1982年(小3) エポック オイルギャング


80年代と言えば任天堂のゲーム&ウォッチを筆頭にブームとなったのが、電子ゲーム。そんな中、私が購入したのはエポックの『オイルギャング』。

エポックといえば『パクパクマン』、『モンスターパニック』の大ヒットで、私の中では特に信頼出来るメーカーでした。本当は『モンスターパニック』が欲しかったのですが、売り切れだったので同シリーズの新商品だった『オイルギャング』を購入したのです。しかし、このゲーム実に地味。唯一のカタルシスはギャング団のボスを倒すところなのですが、タイミングがシビアで最初はただ殴られるハメに...。ルールを覚えてからはそこそこ遊べたゲームでしたけど、外した感は大きかったです。


1983年(小4) 学研ベースボール3


この年は兄弟で買った電子ゲームが超当たりのお正月でした。兄はトミーの『スクランブル』私は電子野球盤の決定版、学研『ベースボール3』、弟はふたりプレイがアツい学研の『スーパーパックモンスター』と何、この神セレクトってな具合でした。動画は兄が買った、トミーのスクランブルをどうぞ、ホントよく出来ています。


1984年(小5) ファミリーコンピューター、ドンキーコング(ファミコンソフト)


ついにファミコンです。この前年は、次のお年玉ではエポックの「カセットビジョン」と『きこりの与作』を買おうぜ! と兄と共同でお年玉を出し合って夢のTVゲームを購入する算段を立てていたのですが、秋ごろに「任天堂がなにやらすごいTVゲームを出したらしい」という情報が兄から入りました。

兄は友人宅でファミコンをプレイしており『マリオブラザーズ』の凄さを私に語ってくれました。その後、雑誌コロコロコミック情報で『ドンキーコング』も販売されているということがわかり、駄菓子屋で見たアーケードの『ドンキーコング』にハートを奪われていた私は迷うことなく兄の提案に乗り、共同購入でファミコンを購入したのでした。


1985年(小6) 光線銃、ワイルドガンマン、ダックハント(ファミコンソフト)

昨年のお年玉で兄と共同購入をしたファミコン。これには後日談がありまして、ドンキーコング大好きだった私は、「カセットは自分の所有物にしたい!」と強靭に主張したところ、「じゃ、本体の所有権は俺な」という不平等条約を締結してしまい、本体が兄の所有物なので、ファミコンをプレイできる順位は兄、私という順になる、ゲームをプレイする際兄の許可を得る、などの屈辱を受けるのでした。


1986年(中1) ジョイボール、1942(ファミコンソフト)


ジョイボールの目玉は何と言っても連射機能。初代ファミコンを購入していた我が家では、あの四角いゴム製のボタンだったので、連射が必要となるゲームはとても困っていました。それを解消して有り余るジョイボール。HAL研究所の名前はジョイボールで覚えたクチです(笑)。


1987年(中2) 戦いの挽歌、メトロクロス(共にファミコンソフト)

この頃になると、勉強もせずゲームばかりやる息子に対して、親も黙っていない事態となっており、ゲームは土日の昼間だけ。という時間制限を課してきました。それでもゲームをやりたかった私は、夜中家族が寝静まってからリビングでファミコンをプレイするなどしてゲームの腕を磨いていたのでした。

それもバレて、本体を隠されたり、アタプターを隠されたりといたちごっこをしていました。そんな中で購入した『闘いの挽歌』はファミコンオリジナルの要素があるものの、骨太なアクションゲームで良作でした。


1988年(中3) セガマスターシステム、ファンタシースター(マークIIIソフト)


度重なるファミコン時間制限破りに対し、ついにファミコン禁止令(兄弟で私だけ)を言い渡された私。しかし、ここはひるむことなくセガマスターシステムを購入し、念願のゲーム機オーナーとなり「これはファミコンじゃないからアリでしょ」という子どもの理屈で家庭内ゲーム環境を取り戻すのでありました。

Beeperセガ人だった私にとって、マスターシステムは正に御神体。電源入れてFM音源版スペースハリアーのBGMをうっとりと聞いていました。セガ最高!


1989年(高1) メガドライブ、獣王記(メガドライブソフト)


すっかりセガ派になっていた私にとって、この年に「メガドライブ」を買わない理由がない。この年のお正月は暮れに亡くなった祖父の葬儀が正月にあったので、リビングのテレビは使用禁止。せっかく買ってきた「メガドライブ」が...『獣王記』が...と思っていた私に名案が浮かぶ。イヤフォンジャックが付いている「メガドライブ」の利点を生かし、音だけで『獣王記』をプレイするというアイディアを思いつき、即実行。1面クリアまで出来た時には心眼プレイ!! かっこいい! と自画自賛を行なっておりました。


以上が私の黒歴...じゃなかった、子供の頃のお年玉で購入したものです。同世代のゲーム好きな方には思わずうなづいてもらえるラインアップではないでしょうか? そんな私も今年で40歳1児の父だったりします。クリスマス、お正月とワクワクしながらおもちゃ売り場で目を輝かす息子の姿をみると、あの頃の私を思い出すのでありました。

大人となった今では年末年始といえば、冬のボーナスですよ、ボーナス! 今年はボーナスでWii Uとか買っちゃうんだ〜♪ って子供の頃のマインドそのままじゃん、私。進化がないね。


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(神尾武司)

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