ディズニーによるルーカススタジオの買収は非常に大きな話題となり、映画『スター・ウォーズ』の『エピソード7』だけでなく、その他の関連商品の今後の展開にも注目が集まっています。そして先日、『スター・ウォーズ』のコミックの権利移譲の噂が舞い込んでまいりました。
どうやら『スター・ウォーズ』のコミックのライセンスが業界3位のダーク・ホースから業界1位のマーベルに移るようです。詳細は続きからどうぞ。
まず、ダークホースという会社をご存じない方に簡単な説明を。ダークホースは1986年に設立されたアメコミ出版社。マーベル、DCに続き、業界で3番目に大きい会社。『300』、『シン・シティ』、『ヘルボーイ』など、後に映画化される作品を多く生み出した事で有名な会社です(ちなみに、ヴァン・ダム映画『タイムコップ』の原作コミックもダークホースから出版されたんですよ!)。
映画化原作を多く扱う一方で、『エイリアンVSプレデター』や『アーミー・オブ・ダークネス(死霊のはらわた3)』など映画を原作にしたライセンス作品も多く出版している会社でもあります。そしてその中でも看板的存在なのが『スター・ウォーズ』のコミカライズ(コミック化)シリーズ。
映画をそのままコミック化したものもあれば、ボバ・フェットやチューバッカなどのキャラクターに焦点を当てたスピンオフもの、さらには映画とは異なる時代の銀河を描く前日譚/後日譚的なものなど、様々な作品が今まで出版されており、現在継続中のシリーズも存在しています。『スター・ウォーズ』のコミック=ダークホースというイメージといえるかも。
日本でも邦訳版が結構な数のタイトルが発売されているので、もしかすると読んだことがあるという方もいらっしゃるかもしれません。個人的な話ではありますが、ニンテンドー64でゲームにもなった『帝国の影』というコミック・シリーズが非常に好き(原作は小説)。全『スター・ウォーズ』作品なかで1番好きな話だったりします。私がダークホースという会社を知ったのもこのコミックスがきっかけでした。
そして、ディズニー関連情報blog、Blue Sky Disneyによれば、そんなスター・ウォーズのコミック関連の権利がマーベルに2015年を目処に移行するそうです。ルーカスフィルムを買収した、ディズニーの傘下であるマーベルに、『スター・ウォーズ』のコミックスの権利が移譲されるのは当然といえば当然かもしれませんね。
実は最初のスター・ウォーズのコミックは、マーベルから発売されていたので、最初期の『スター・ウォーズ』コミックスファンの方からすれば「やっと戻ってきた!」という感想なのかな...?
権利の移譲は2015年ということなので、ダークホースで現在継続中のシリーズはしっかり完結を迎えることでしょう。また、『エピソード7』の公開も同じ2015年での公開予定、まずは『7』のコミック化からマーベル版『スター・ウォーズ』を見る事になりそうですね。映画と同様、コミックスも楽しみです!
A Marvelous, Dark Horse...[Blue Sky Disney via The Beat]
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(傭兵ペンギン)
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