ロリータ・シンドローム以来の衝撃です。
STEAMで『Surgeon Simulator 2013』が発売されました。このゲームはその名前のとおり、外科医療のシミュレータ。心臓や脳手術などの現場を、神の左手1本でこなしていくというもの。
...の、はずなのですが、その内容はシミュレータという概念を根底から揺るがすシロモノになっちゃってます。もう大変。グロい&ゴアなビジュアルに打ち勝てる方のみ、続きからご覧ください。
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腕の移動、手首の回転、上げ下げはマウスで行い、各指はキーボードで動かすマニュアルチックなUFOキャッチャースタイル。まずは手始めに、各手術のマニュアルが入っているフロッピーディスクをパソコンに差し込むところからはじめます。
フロッピーだけではなく、他のオブジェクトもつかむことができます。(Fuck!なサインもグワシもできる)し、机の上にある余計な物を腕でなぎ払うことも可能です。
手術シーンに入ると、神の左手でもってメスや剪刀、鉗子といった手術器具を持ち、悪くなっている部分を除去...するのですが。ハンマーやドリルや電動カッターもあります。これで骨を崩していかねば、奥の奥にある目的の臓器にはたどり着けません。
ここで最大のライバルとして立ちはだかるのが操作性。そう、『Surgeon Simulator 2013』の操作性がかなり厳しいです。慣性がつくし、上下の位置もわかりづらい。慣れるまではまさにUFOキャッチャーの感覚で操作するしかなさそう。なお、余計な部分を傷つけて血を流しすぎるとゲームオーバーです。
ステージクリアの条件は、機能不全を起こして色がくすんでいる臓器と、新鮮でぴちぴちのモツを交換するだけ。だいたい同じ場所につっこめばいいので、ポイッと投げてもOK。
ステージが進むと、舞台は手術室から救急車の車内へと移ります。一刻一秒を争う状態なのでしょう。アクセル全開でかっとばし、動くパイロンをよけるべく右に左にとハンドルを切っている様子。だから手術中に周囲の器具やグラス、交換用モツが飛び跳ねて踊るという始末です。
せっかく取り出した、刺身でもいけそうなブレインが哀れ車外へと...。というかですね! 後部ドアが開いてしまうほどの運転ってどうなのさ!
とにかくツッコミどころ満載。こんな内容のゲームは日本では同人でも出そうにないでしょうなー。
Surgeon Simulator 2013[STEAM]
(パパン武者)
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