「俺達のトトロ」ギレルモ・デル・トロ監督が世界中の「男の子」に向けて贈る怪獣vsロボット大決戦映画『パシフィック・リム』。気になるその内容に関して、先週末、サンフランシスコで開催されたコンベンション「ワンダーコン」の会場で、監督自ら語ってくれました。
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■新映像
実は「ワンダーコン」の会場で特別映像が公開されました。残念ながら会場限定のものなので日本にいる僕らは見ることができませんが、内容はこんなものだったみたい
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- チャーリー・デイさん演じる対怪獣ロボ「イェーガー」の開発者ニュートン・ガイスラー博士が登場。
- 博士は怪獣の目的が、害獣(人間)を駆除することであることを説明。
- イェーガーの建造シーンがある(熱い)!
- イェーガーは最初の怪獣との戦いで勝利を収める。
- 人類の完全勝利に見えたが、怪獣が反撃。人類は大損害を被る。
- 予告編と同じ演説シーン。
- 続けてイェーガーが怪獣の攻撃で吹き飛ぶシーン。
- 街を攻撃する怪獣止めるため、街なかを突っ切って移動するイェーガーのシーン。
- タンカー船を野球のバットのように振り回し攻撃するイェーガー。そしてロケットパンチからのダブル・スレッジ・ハンマーで、怪獣の頭は爆発!
- 闇市で怪獣の臓器を万能薬として売りさばくロン・パールマン演じる商人が登場。勃起不全も治るんだとか。怪獣の臓器凄い!
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文字で見ているだけでも熱くなれる内容...! 早くこの映像を公開して欲しいなぁ! 続けてデル・トロ監督は撮影時の話をした模様です。
■メイキング
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- 監督が重視したのは「20階建のビルに相当するデカブツがブチのめし合う迫力」を観客に届けること。
- 香港の街を数ブロック分再現して、ぶっ壊した。
- 機器を搭載したイェーガーの頭(大きさはビル4階分)を作り出し、パイロット役の俳優たちはその中で演技をした。
- そのイェーガーの頭は、怪獣の攻撃を受けるたび凄まじく揺れるようにした。
- すべての演技は可能な限りスタントマンを使わず俳優がそのまま行い、俳優たちが操作する機器は実際作られたもの。
- 俳優たちは軽自動車と同じくらいの大きさの機械に繋がれた状態で演技を行った。
- 撮影が終了した時は、パイロット役の俳優は皆、肉体的に限界がきていたが、菊地凛子さんだけは平然としていた。
- 監督が、彼女に平気でいられる秘訣を聞いたら「グミベアと花の事を考えていたから(大丈夫だった)」と答えたらしい(...なんか凄い!)。
- 監督はロボットとモンスターのデザインを山ほど作り、『アメリカン・アイドル』の様な形式でオーディションを行なって、映画に合うものを選んでいった。
- どこにニュークリア・リアクター(動力炉)の搭載場所や、戦闘スタイルなどを詳細に決めていった。
- 例えばロシアのイェーガーは油圧パンチを搭載しているらしい(やっぱりね!)。
- 監督はすでに完成した映画を数えきれない回数観ているが、観るたび毎回大きな笑みを浮かべて、完璧に天国にいる気分になれるんだとか。
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非常に楽しみな情報が一気に明らかになった、映画『パシフィック・リム』は2013年夏 丸の内ピカデリー他、3D/2D同時公開。僕らも早く天国にいる気分になりたい!
Guillermo Del Toro on Pacific Rim: We built several blocks of Hong Kong to destroy, and then we destroyed them![io9]
[『パシフィック・リム』公式サイト]
[Pan Pacific Defense Corps]
Pacific Rim[Facebook]
(傭兵ペンギン)
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