世界的なマスコットキャラクター・キティちゃんが、ヒーローに変身! ......って、えっイチゴ? 子猫じゃなく? えっ「マン」? 女の子じゃないの? ......と、ハテナが頭をかけめぐる......けど、やっぱかわいい! グローバルに表現すればKawaii-!! 新キャラクターの爆誕です。
この「イチゴマン」、もともとは2011年に開催された「ハローキティアート展」で発表された油彩画「いちごマン」がきっかけとなったキャラクター。ハローキティアート展では、1980年からハローキティの三代目デザイナーとなった山口裕子さんの創作したタブローやオブジェが展示されました。山口さんが最近こだわっているモチーフが「イチゴとキティ」。その作品の一部は、今年も開催されたアート展のPRページで見ることができます。
でもなぜ「イチゴ」なの? 実はサンリオが現在のファンシーキャラクターグッズ王国を築くきっかけとなったのが、60年代初頭に販売したイチゴ柄のハンカチなどのギフト商品なのです。これが女子児童を中心に人気となり、サンリオ(当時の社名は山梨シルクセンター)は続々とイチゴ柄の雑貨・学用品を販売、どれも大ヒット商品となりました。サンリオの会社沿革ページには、このイチゴ柄の雑貨たちこそ記念すべきオリジナルデザイン第一弾「いちご」であると記載されています。ファン向けに毎月発行している雑誌の名前も『いちご新聞』、というわけでイチゴとサンリオキャラクターは縁が深いのです。
続きでは、「イチゴマン」誕生のヒミツを描いたスペシャルムービー『イチゴマン登場!~POWER THE KITTY! EPISODE-1~』をご紹介します。
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「パワー☆ザ☆キティ」みんなの声で呼ぼう!
人間の持つ腹黒い心が生み出したモンスターと戦うスーパーヒーロー。
みんなで合唱する「パワー・ザ・キティ!」の声が数百万ヘルツに達するとイチゴマンに変身する。
待望のスーパーヒーロー イチゴマンの活躍はいかに!
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「パワー☆ザ☆キティ」「人間の持つ腹黒い心」「数百万ヘルツ」と、なかなかはっちゃけたワードが連発される説明文ですが、アニメ化でストレンジな新たな魅力を開花させ、それまでとはまったく違うファン層を獲得した『マイメロディ』の例もありますので、油断はできません。
イチゴマンは、ともに戦う新たな仲間・ダークグレープマン&ハニーモモを加え、先日11月14日から本格的にグッズ展開をスタートしました。そのうち、街中で小さな女の子や女子高生がイチゴマングッズを持っているところを見かけるようになるかもしれません。イチゴ型スマフォで変身するヒーローですから、iPhoneケースはぴったりですね。
なお、現在サンリオピューロランドではイチゴマンのヒーローショーを開催中。頭身というかプロポーション的にちょっと不思議なことになっている着ぐるみ画像をぜひご覧ください。パワー☆ザ☆キティ!
©'76, '11, '12 SANRIO CO., LTD.
イチゴマン・ダークグレープマン・ハニーモモ[サンリオ]
(マコ小林)
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