美術のお時間には初登場のタイポグラフィー編。カッコ良いです!
パソコンを使ったお手軽にグラフィック・デザインが登場する前、世の中には写植屋さんという職業が健在で、写植によるグラフィックが盛んだった頃がありました。
今よりずっと不便な時代だったため、セリフ体やサンセリフ体などを斬新にアレンジしてデザインを作る、タイポグラフィーというジャンルが確立していった時代でもあります。
今回は、シンプルで今となっては逆に新しいこの手法で描かれた、ゲームポスターのギャラリーをご紹介したいと思います。以下でどうぞ!
【ギャラリーはこちら】
カラーリングも、ゲームとマッチさせるよう考えられているとか。
これらの画像は、ウェブサイトのNerdWireにて、作者のコーディー・クリスチャンさんご自身によって紹介されていた作品。本来の目的は、プリントして使用するポスター(15ドル)と、Tシャツ(18ドル)用に作られたのだそうです。
従来は、アルファベットそのもので形を作るのがタイポグラフィーなのですが...今回の作品群は、ゲームのアイコン的なシルエットに、そのゲームにまつわるキャラ名や縁のある単語をビッチリ埋め込んでいるデザインなんですね。
にしても『パックマン』だけは、移動するときのサウンドを言葉で表した「ワカワカワカ...」が延々と書かれているのがナイスすぎます(笑)
実はグラフィック・デザイン科出身のワタシも、学生時代はフリーハンドでフォントを描いたり、今となっては懐かしい作業で日々勉強をしていたものです。なのでまた、こうした古き良き、シンプルなデザインの潮流が復活したらイイのになぁ...と願ってやみません。
下記リンクからは、『スーパーマリオ』や『ドンキーコング』などのポスター・デザインもご覧いただけますので、ソチラもぜひ!
古くて新しい、タイポグラフィーを用いたCOOLなゲームポスター[Kotaku Japan]
Video Game Typographic Prints [NerdWire via Kotaku]
(岡本玄介)