エイブラハム・リンカーンが吸血鬼と戦うファンタジーアクション映画として絶賛公開中の映画『リンカーン / 秘密の書』。この度、その制作陣が新たなる「偉人vsモンスター」の対戦カードを構想したようです。 映画化されるかどうかは不明ですが、映像化に期待せざるを得ない、素敵なボンクラ妄想となっています。夢のカードとその設定は以下より。
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■ウィンストン・チャーチル vs エイリアン ---------------------------------------
1899年、南アフリカで『モーニング・ポスト』紙の記者として働いていたチャーチルは、アルクトゥルス銀河系の偵察船が墜落した証拠を偶然発見してしまう。証拠隠滅のため捕虜として捉えられたチャーチルは、政府が宇宙船を引き止めることでアルクトゥルス人の工作を阻止しようとしている事実を知らされる。 一方で、この地球の行為を宣戦布告と受け取ったアルクトゥルス人は人類と戦争すべく、地球への長い航海へ出発。月日が流れ、チャーチルが政界入りする頃、世界ではさまざまな紛争が勃発していた。そしてその同時期、ついにアルクトゥルス人が襲来する。
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結論としては、第二次世界大戦はヒトラーの侵攻の阻止だけでなく、エイリアン撃退をカモフラージュするための戦争だった! という設定。なかなか良いSFになりそうです。
■クレオパトラ vs ミイラ ---------------------------------------
クレオパトラには暴れ狂う先祖のミイラと戦わなければならない使命があったが、ミイラにとどめを刺すために必要とされる「黄金の剣」がなかった。伝説として伝わるその剣は、ローマ兵士によって盗まれたままとなっていたのだ。 そこでクレオパトラは自分の魅力を最大限に活用して、ジュリアス・シーザーと関係を作ることに成功する。彼女はシーザーを利用して黄金の剣を取り戻し、見事にミイラを滅ぼす。
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クレオパトラがシーザーに取り入ったのは政治的な理由ではなく、超常的な力を持つミイラとして蘇った先祖を倒すためだった! という設定。映画化するなら、クレオパトラ役を誰にすべきか迷いますね...。
■ネルソン・マンデラ vs ドラゴン ---------------------------------------
強制労働キャンプにいた囚人たちがドラゴンの卵を発見。いろいろあって激怒した巨大なドラゴンがロベン島の刑務所を攻撃するが、そこには勾留されていたマンデラがいた。活動家時代に培った指導力を使って他の囚人たちと結託し、マンデラはドラゴンを退治する。
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マンデラのロベン島期にはこのような物語が作りやすいのでしょうが、少々地味かもしれません。
■ゴルバチョフ vs ゾンビ ---------------------------------------
ゴルバチョフが10代の頃、彼は祖国ロシアの農場を渡り歩く農業従事者だった。収穫時期、地元ブリヴォリノエ村での水源汚染が危険な感染症を引き起こす。そして、感染症の犠牲となり、死んだはずの村人たちはゾンビとして蘇えってしまうのだった。 軍隊は汚染地域を隔離し、対ゾンビ軍の一人として立ち上がったゴルバチョフは、慣れ親しんだ農業機械をゾンビ刈り機に改造。この発明により効率的にゾンビを根絶やしにでき、彼はこの危機をなんとか生き残る。
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ゾンビ刈り機を使用してのゾンビ殺戮は超見たいですね!
■エリザベス vs 悪霊 ---------------------------------------
1558年に王位を継承したエリザベス女王は生涯独身だったがため、数多くのゴシップが存在するが、それはある秘密を守るためだった。 彼女は最も親しかったとされる、幼馴染のロバート・ダドリーともついに結婚しなかった。ダドリーには胸の疾患を患い、怪談から落下して死亡したとされる、未亡人エイミー・ロブサートがいたが、真実はもっと複雑だったのだ。 エイミーは悪霊の憑代となっており、その悪霊は彼女の夫と女王をも操り始める。その危機的状況に気付いたエリザベスはダドリーを救うため、そして悪霊を撃退するためにやむなくエイミーを殺害。ダドリーは無事に正気を取り戻し、エリザベスはエイミーの死をゴシップに上手く紛れさせ、真実を隠した。
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ファンタジーアクション満載の悲劇のラブストーリーとして映画化したら、けっこうヒットするのではないでしょうか。
上記の通り、「歴史の偉人vsモンスター」はまだまだ量産できそうです。誰もが子供の頃に考えたことのあるような馬鹿げた設定も、真面目に作り上げれば立派なエンターテイメントとなるので、今後もガンガン制作してほしいところ。個人的には対ジェイソンが見たいのですが、互角に戦える偉人は誰でしょうかね? (C) Reflexstock/Superstock RM
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[映画「リンカーン / 秘密の書」オフィシャルサイト] (スタナー松井)
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