さすが日本の技術と言わざるを得ない。
有限会社エムツーが提供しているソフト「E-mote(エモート)」は、軽量かつ高性能の立体映像イラストアニメーション制作ツール。簡単に言ってしまうと、二次元の存在であるイラストのキャラクターなどを立体的に表現・動作させる技術です。
アニメーションとは少し変う、いわゆるLive2Dに似た動きをしますが、ぶっちゃけここまで細やかに動くのは感動と言わざるを得ません。実際に動いている動画を以下よりご覧下さい。
E-moteサンプル(YouTube)
乳ゆ...まばたきや眉毛などがかなり細かく動いていますねー。まばたきの前に一瞬目をぐっとつむるところにはアニメ的な表現を感じます。
「E-mote」の特徴は、クリエイターが制作したキャラの表情や体のパーツをテンプレートにあわせていくことで軽快にキャラクターを作成できること。テンプレートは豊富に用意されており、性別や正面、側面など用途に応じて使い分ける事になります。
今回公開された試用版で作成したキャラクターは、製品版でも引き続き使用可能です。試用版の入手は「E-mote」公式サイトにて申し込みをするかたちになります。
3D技術の発展が目ざましい昨今ですが、二次元にフューチャーした立体感の表現というのはまだまだ掘り下げる事ができそうな分野ですよね。『プリキュア』シリーズの恒例にもなったEDの3Dモーションはシリーズを重ねるごとに洗練されていってますし...。ドキプリも美味しくいただいております。
そういえば、現在放映されてるアニメ『ビビッドレッド・オペレーション』ではカメラが大きく動く戦闘シーンなど一部のシーンを3Dで表現してるんですが、3Dのコマ数をあえて減らしてカクカクさせることで3D特有の違和感をなくしているとか。デチューンすることでよりアニメらしさが出るなんて、なんと因果な。
こうして二次元と三次元の境界が曖昧になっていくのかぁ...しみじみ。
(ヤマダユウス型)
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