せっかくなので、作りかけのコンテを載せたりしましょう。
Butameron担当のシーン1のコンテの2ページ目です。
これは第2稿です。
小説、4コママンガ、写真方面から攻めてきた人(どれも上手くないけれど)なので、カメラワークやカット運びが固いと自分でも思っていて、第1稿はもろにそれに該当していました。これは、その点を修正したものです。同時にシナリオも修正しています。
ちなみに、OPAP-JPの制作プロセスにおいては、コンテ段階でもシナリオの修正を行います。コンテを描いてみると実際には演出上邪魔というセリフもあったりするので、そういう場合は、シナリオに修正を加えます。
商業アニメの現場だと、コンテ段階でシナリオの変更は不可能という所もあると聞きますが、コンテではどうしてもシナリオ通りに進めるとカット運びが微妙になってしまうところがあるので、やはりこうした「手戻り」のプロセスは必要ではないかと思っています。
最後に、勉強の為に最近購入した本をご紹介します。
コンテを描く人なら一度は読んでおくべき書籍です。
これまで何となく知っていた、何となくこうしていた、間違っていたという点に色々気付かされました。この本の内容が全て正しいかは分かりませんが(眉唾の理論もありますが)、基礎の基礎を知るにはちょうど良いものだと思います。
確かにAmazonのレビューの通り、若干冗長な言い回しでわかり辛く、編集ミスも所々に見受けられるのですが、僕の文章よりはマシです。これが読めないなら大学の教科書や専門書なんて読めません。
Butameronの創作活動の原点といえるラピュタの絵コンテです。
ラピュタ4コマを描いて楽しんでいた時期が今に繋がります。高いですが、購入する価値はありました。撮影方法についての指示も所々に書き込まれており、映像と見比べながら読むのも結構楽しいです。(逆に誤魔化されていた部分が分かってしまって、あわわわ、と思う時もありますが)
ただ、濃淡の補正があまり良くないためか、線が薄く判別し辛い箇所があるのは残念ですね。
桂 枝雀, らくごDE枝雀 (ちくま文庫), 筑摩書房 (1993), ISBN: 978-4480027771
笑いとは何か、もっと面白いコメディを作るにはどうすれば良いかという点について学びたかったので購入しました。コメディの基礎として有名な「緊張と緩和」という観点や、サゲ(オチ)の分類など、アイデアを形にする上でとても参考になるものでした。
こういうのってだいたい感覚で理解しているものなのですが、スッと整理して貰えると次回から使いやすくなりますよね。
落語の知識が若干必要だったり、関西弁の対談形式という形になっていたりするため、若干読みづらいのですが…w
律ちゃんかわいい。
今期アニメの原作ですね。
このセンス最高ですw
勉強の為といいつつ、コミック購入が止まらない……。
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