のっくだうん99のアレ

【小説】『虐殺器官』感想

2015/07/16 21:32 投稿

コメント:2

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  • 虐殺器官
なんかね、読むメタルギアソリッドでした。



そもそもSFあまり読まないのでアレですが、やたらと生体部品が出てきたり特殊部隊の
主人公がやたらと紛争地域を転戦したりなんかアメリカが悪者だったりで読んでて
「あっ、これMGS4的な何かだな」と。

なんかアメリカが悪者になる物語って多い気がしますが、個人的には物足りなくて嫌です。
"虐殺の文法"を播種するジョン・ポールがアレクセイ・ボブリコフとか、なんかそんな
ロシア風の名前でかつ舞台が冷戦期だったら、正直もっと興奮して読んでたと思います

もうそれって完全に嗜好の問題なんですけどねw

んで、魅力は何かって言えば"ちゃんとカッコいい"ってことで、印象的なのは紛争地域に
ポットで降下して要人を暗殺する最初のシーンと、中盤プラハで非合法バーに行くあたり
なんですよね。この辺りは、なんと言いますか、実にソレっぽくて良いです

実際SFなり軍事なりの考証がどうとかは脇に置くとして、文章の説得力が凄いんですよ。
情景がするっと頭に浮かぶので、本を読む手が止まらないわけです。するする読んじゃう。
伊藤計劃という人は、存命中はSF界の新星みたいな扱いだった気がしないでもないですが、
SFがどうと言うより単純に物書きとして強い人なんだなぁと思いましたね。

そういえばこの小説がアニメ化されるらしいですが、正直なんとも言えないです。



読んでて情景が頭に浮かぶのと、映像化して面白いというのは別ですからねぇ。
ただ、いい機会なので『ハーモニー』と『屍者の帝国』も読んでみようかなと。

コメント

くらむ
No.1 (2015/07/17 22:31)
私も近頃耳にする機会が増えて、本作を今年になって買いました。
読み終えて思ったのは、SF小説として素直に楽しめる作品の一つでしたね。
ただ、これを映像化するのはなかなか難しいんじゃないかなーと思っています。
何にしても注目な作品ですね!
のっくだうん99 (著者)
No.2 (2015/07/17 23:28)
>>1
いつもコメントありがとうございます。
個人的にはキャラデザ見て、こいつが薄暗い部屋の中でTVを見ながら一人ピザ食ってる姿想像して「アリかなぁ」と思いました。
ただお話としてはシリアスですが結構薄味なので、何か上手いことフォローできれば良くなるかなぁと。
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