藤沢数希「週刊金融日記」

週刊金融日記 第55号 ポスト・セックス・ピリオドと社会的地位、円安で輸出企業の業績改善、堀江貴文氏と対談しました(前編)、大崎の住宅街の正統派フレンチ、One for All, All for One.、他

2013/04/28 23:59 投稿

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 こんにちは。藤沢数希です。
 日本はゴールデンウィークまっただ中ですね。もちろん週刊金融日記は連休中も配信されますよ。さて、今回もさまざまな人生相談が寄せられたりして、濃いメルマガになりました。まぐまぐで最初の部分が公開されていた、堀江さんとの対談の前半も掲載しています。
 仕事がある人も、休み中の人も、空いた時間に読んで頂ければ、と思います。何気に過去最大のボリュームかも知れません。
 ところで、今度改めて紹介しますが、堀江さんの新しい本に、僕のインタビューも掲載されています。このメルマガ書きながら、サラッと読み返してみたのですが、個人ではじめられるスモール・ビジネスのヒントが盛りだくさんで、なかなか面白いです。

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』
http://goo.gl/630no


1.ポスト・セックス・ピリオドと社会的地位

 このメルマガで童貞を卒業し、その後は次々と女子にモテはじめ、恋愛市場の中でプレイヤーへと変貌した読者から、悲報が届いてしまいました。『第52号 メルマガのおかげで童貞から一気にスターダムを駆け上がった新社会人からの報告』で紹介したように、彼は二流私立大学出身のふつうの新人サラリーマンにも関わらず、お嬢様の身長が高いスラっとした美人女医をゲットしていました。
 以下の相談内容を読んでもらいたいのですが、社会的地位や育ちとかが格上の女子との交際では、これはよくあるケースなので、他の読者の参考になると思い、今号の冒頭に持ってくることにしました。

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いつもお世話になっております。

以前、二度メールさせていただきました元二級品学生です。
じつは、大好きだった彼女にフラれて、精神が崩壊しそうです。

以前紹介したように、私は、三月下旬にとうとう念願の初めての彼女を作ることができました。
出会いは、春の卒業旅行でのツアーで、まだ出会ってから二ヶ月弱です。

彼女は親戚も代々お医者のような家系です。
しかし、持っているものや生活ぶりは特別贅沢をしたりもしませんし、デートの時は基本割り勘にしてくれます。
性格もしっかりしていますし、特段お嬢様お嬢様しているわけでもありません。
対して私は、年収的に日本の平均年収並の家庭で、かつ高校の時に親が離婚して以来母子家庭です。
性格は、変わっている方かもしれませんが、どちらかと言えば良い方と言われたり、A型で細かい所があるのですが、話も面白いと言われる事が多いです。
(今回気になっているのはその細かい部分で相手を怒らせてしまった節があります)

また、学生時代は、このメルマガを読む大学四年まで全くモテることがなく、このメルマガを読んで、ちょっとずつうまくいく(セックスをするという意味で)ようにはなりましたが、1人に対して1回のセックス経験しかないためテクニックのなさや、恋愛経験値がないために、どうやって付き合ったらいいか?やお店を知らないためにデートはどんなとこに連れて行けばいいか?など様々なコンプレックスを抱いておりました。

最初の告白をした時のデートは入念な下調べと、その地域に詳しい友人に電話をしながら現地を歩いたりして、とても満足してもらいました。
また私のストレートで熱い気持ちを伝え続けた結果、なんとか受け取ってもらい、付き合うことができました。
それがちょうど先月下旬です。

しかし、昨日のデートでちょっと喧嘩?というか微妙な空気になったあと、彼女の家に行き、お互いの新社会人になってからのことを話し合いました。
そして、彼女は今まで付き合った男性が1人で、しばらくの間大学を卒業するためと、国家試験の勉強に勤しんでいたため、男性がそばにいない時間が多かったようです。
また研修医の二年間は奴隷のように働かされるということも知識としては知っていましたが、実際の彼女はそれ以上に疲れていたように見えます。

そんな矢先にやっと取れたGW初めの休みが昨日、そして本日な訳なのですが、結果から言いますと振られてしまいました。

クリスマスに無理にデートをして別れるイベントのような感覚がデート中に何度か過ぎっていました。
帰宅して翌朝お互い酔いも覚め、現状の辛いことや不満などを話し合いました。
そして、帰宅途中の電車の中で『一ヶ月という短い時間だったけど楽しかったです。色々自己中でごめんなさい。○○ちゃんにはもっと合う人いると思う。お仕事忙しそうだけどがんばってください。本当に色々ごめんなさい』とメールが来てしまいました。

どうしたら良いかわからず、精神崩壊しかけています。
正直、文章がめちゃくちゃで、メールで内容をうまくお伝えすることができず、申し訳ありません。

藤沢さまのいつもの身も蓋もない言葉で『これはもう厳しいパターンですね。そんなの忘れて次に切り替えです』と言い切られてしまいそうなのですが、初めてできた彼女で、ものすごく愛していて、こういった困難を一緒に乗り越えたいと心から思っています。
最近では他の女と遊びたいとも全く思わないくらいです。

甘っちょろいことを言っているのは百も承知ですが、どんな厳しい場面でも少しの望みを捨てずに切り開いていくアニメの主人公のような、藤沢さまの一子相伝の起死回生の一打を私に授けてはいただけないでしょうか。

本当に、本当にお願い申し上げます。
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 残念ながら、恋愛工学は魔法ではありませんし、インチキ情報商材でもありません。よって、起死回生の一打などというものはありません。こうなってしまっては恋愛工学でできることはほとんどなく、彼女が戻ってくる可能性は非常に低い(数%以下)、という冷徹な予測ができるだけです。

 世の中、金持ちになるとモテる、地位や名声を手に入れるとモテる、と言いますが、それは半分本当で、半分ウソです。じつのところ、女子が股を開くかどうかを決定する、女子の脳内プログラムは、石器時代のままなので、それをうまくハッキングできる男がどんどんセックスしていきます。口説くときに、男が、金持ちぶりとか社会的ポジションの自慢をすると、往々にして「イタい男」という認定を本能的になされてしまい、むしろ女子が股を閉ざしてしまうことがよくあります。
 また、ある意味で、女子がする最初のセックスは、ハプニングなので、ハプニングを引き起こすために、とりあえず数撃ちゃ当たる、というスタティスティカル・アービトラージ戦略が有効です。

『週刊金融日記 第53号 社会的地位と有効な恋愛戦略』

 要するに、セックスするまでの恋愛ゲーム(プレ・セックス・ピリオド)では、本当に社会的にすごい男よりも、恋愛工学の数々のテクノロジーを習得したり、恋愛工学など知らなくても、そうした振る舞いを無意識の内にできてしまう、実際は何も持っていない男のほうが、往々にして勝っちゃうんですよ。
 僕自身も、外資系投資銀行に就職して、高給取りになったらさぞかしモテるようになると思っていたのですが、こういう現実を目の当たりにして、かなり落胆しました。

 しかし、セックス後の恋愛ゲーム(ポスト・セックス・ピリオド)では、金や社会的地位が非常に有効にワークします。
 僕自身は、貧乏学生だった時は、地位の高そうな女と運良くセックスできても、やり捨てされたり、しばらく付き合っても、あっさりと去られたりすることがたびたびありました。特にスチュワーデスとか、綺麗なOLとかは、僕が必死ですがっても、何度かセックスすると、僕をゴミのように捨てていきました。
 ところが、自分が高給取りになって、いいマンションに住んだりすると、プレ・セックス・ピリオドでのヒットレシオは、第53号で説明したように、種々の理由で、むしろ低下してしまったのですが、ポスト・セックス・ピリオドは圧倒的に強くなりました。
 女子がセックスした後に、「あっ、この人いい暮らししてるんだ」とわかると(不思議なことに、プレ・セックス・ピリオドでこういうことを口で自慢すると、イタい男認定されて股を閉ざされてしまうのですが)、僕の方がちょっとしたコミットメントを示すだけで、ほとんど離れていくことがなくなったのです。だから、依然として、セックスするかどうかの決定権は女子にあるものの、セックスした後に、付き合うかどうかの決定権は、完全に僕の方に移ったわけです。

 これは『第35号 女の恋愛感情のトリガーの秘密』で説明したセックストリガー理論と少々矛盾するかもしれませんが、女にとって最初のセックスは、ある意味でいつも「アクシデント」なんですよ。それで何回かセックスする内に、冷静に男の値踏みをしていくわけです。それで、この男と私は釣り合わない(「私」が上。男が上の場合は一向に構わない)、この男と結婚して一生を過ごすなんてやっぱり嫌だ、と思うと別れようということになるわけです。
 だから、相談者の方への回答は、月並みですが、これから仕事をがんばって、自分を振った女が後悔するぐらい偉くなって、見返してやれ、です。

 しかし、そういう高目の女を、ちょっと前まで童貞だったにも関わらず、イケメンでも金持ちでもないにも関わらず、恋愛工学を駆使して落としたことは、誇りに思っていいと思います。実際に、相談者の方の急速な成長、そして恋愛市場のプレイヤーとしての成功は、他の多くの男性読者に希望を与えました。この点に関しては、僕も大変に感謝しております。
 そして、実際に恋愛工学を使って、可愛い女子をゲットするスキルがこうして身についたのですから、また、すぐにいい女が見つかりますよ。それは本当に時間の問題だと言っていいと思います。

 最後に、自分より年収が高い美人だったり、すごいお嬢様だったり、そういう格上の女と上手いことセックスできた貧乏サラリーマンが、どうしてもこの女と結婚したい、と思った場合の恋愛工学の戦略を紹介したいと思います。
 もちろん、正攻法は、格上の彼女に釣り合うように、自分の社会的地位を上げることです。しかし、これは運も必要ですし、地道な努力が必要で、とても大変です。
 だとしたら、どうすればいいか? 貧乏サラリーマンが、もうこの女しかいない、と思える女に出会ったら、女にセックストリガーがかかっている内に、中出しして、孕ましちゃえばいいんですよ。それで、出来ちゃった結婚に持ち込みましょう。
 女が自分より所得が低い男と結婚していいことなんて、ひとつもないのですから、やはり恋愛工学を駆使して相手の判断能力を奪うのが重要ですよね。



2.今週のマーケット 2013年4月19日-2013年4月26日

TOPIX  :  1161.19 (週間 +3.1%, 年初来 +35.1%)
日経225: 13884.13 (週間 +4.3%, 年初来 +33.6%)
S&P500 :  1582.24 (週間 +1.7%, 年初来 +10.9%)
FTSE100:  6426.42 (週間 +2.2%, 年初来 +9.0%)
USDJPY :    98.03 (週間 -1.5%, 年初来 +13.0%)
EURJPY :   127.72 (週間 -1.6%, 年初来 +11.6%)

 18日、19日にワシントンで開催されていた、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、日本の円安政策が名指しで批判されるとの懸念があったが、そのような批判はなく、それどころか共同声明には、日本の金融政策は「デフレを止め、内需を支えることを意図したもの」と明記された。こうして、世界が円安を容認していると受け止められ、4月4週はドル円が100円をついに超えるとの期待が高まった。
 しかし、26日に行われた、黒田東彦総裁になってから2回目の金融政策決定会合では、マネタリーベースを2年間で倍増させることを柱とした「量的・質的金融緩和」の継続を確認しただけで、追加的な緩和はなかったことから、週末にかけてやや円高に戻してきた。

 このように為替相場は週間では円高に動いたが、それでも株価の上昇は止まらなかった。主要企業の決算発表が本格化しているが、輸出関連企業では着実に円安が収益を押し上げているからだ。アベノミクスによる円安が、実際の企業業績に波及してきているのだ。
 週明けは、大型連休の谷間で株式市場の出来高は細るだろうが、日経平均は5年ぶりの1万4000円を目指す展開になろう。

 29日月曜日には、イタリアのレッタ新首相が議会で所信表明を行った。2カ月続いた政治空白が解消されたことが好感され、この日のイタリア株は上昇し、イタリア国債の金利は低下した。問題山積ではあるが、ひとまずイタリアの政治が正常化したことは、ユーロの上昇要因になろう。

 5月第1週は、海外では重要イベントが相次ぐ。5月1日には米国で連邦公開市場委員会(FOMC)、2日に欧州中央銀行(ECB)の理事会が開かれる。3日に米国の雇用統計が公表予定。


4月29日(月):
米3月個人所得・個人支出
米3月中古住宅販売仮契約
ユーロ圏4月企業景況感・消費者信頼感
イタリア国債入札
株式市場休場:日本、中国、ベトナム

4月30日(火):
日3月労働力調査・有効求人倍率
日3月家計調査
日3月商業販売統計
日3月鉱工業生産
日空売り規制強化措置の延長期限
ユーロ圏4月消費者物価速報
FOMC(~5月1日)
米2月S&Pケース・シラー住宅価格指数
米4月シカゴ購買部協会景気指数
米4月消費者信頼感指数
決算:花王、富士フイルム、三菱電、富士通、村田製、日東電工、東エレク、JR東日本、JR西日本、JR東海、商船三井、JAL、ANA、KDDI、関西電、九州電、Jパワー、ソフトバンク、米ファイザーなど

5月1日(水):
日3月毎月勤労統計
日4月新車販売台数
日10年国債入札
中国4月製造業PMI
米4月ADP雇用統計
米4月ISM製造業景況指数
米4月新車販売台数
決算:大和証券、ベネッセ、米Facebook、米Visa、米Masterなど

5月2日(木):
日4月マネタリーベース
日銀金融政策決定会合議事要旨(4月3日~4日分)
ECB定例理事会
米3月貿易収支
決算:アサヒ、住友商、米AIG、米GMなど

5月3日(金):
米4月雇用統計
米3月製造業受注
米4月ISM非製造業景況指数
株式市場休場:日本

5月4日(土):

5月5日(日):



3.堀江貴文氏と対談しました(前編)

―精神と時の部屋で修行を終えた堀江貴文登場!

堀江:どうも、堀江です。

藤沢:うわ~、すごい痩せましたね。

堀江:監獄ダイエット大成功です。僕、今TシャツとかSサイズだし、ジーンズとか29インチが入るんですよ。

まぐまぐ:すげ~。ところで、堀江さん、こちらは某女子アナの■■■さんです。堀江さんのメルマガも藤沢さんのメルマガも読んでいて、今日は堀江さん復帰記念対談ということで、駆けつけてくれました。1時間ぐらいで出なきゃいけないそうなんですが…。

堀江:どうも堀江です。

女子アナ:はじめまして。■■■です。

まぐまぐ:それではみなさん、こちらにおかけください。では、さっそくですが、堀江さん復帰記念の対談を始めましょう。

堀江:いや~、『週刊金融日記』は、数あるメルマガの中でも本当に一番面白い!

藤沢:堀江さんにそう言って頂けるとは本当に光栄です。ありがとうございます。

堀江:獄中でもプリントアウトして見せてもらっていたんだけど、ピカイチだよね。費用対効果がめちゃくちゃいいというか。

藤沢:僕も正直、ここまでのメルマガになるとは全然思っていなかったんですよ。最初、まぐまぐと話をしていた時、Twitterのフォロワー数とかブログのページビューとかで、最低でも購読者数1000人はいくかなと思っていて、1000人いったらね、週1日ぐらいの仕事としては、まあまあの収入にもなるし、ちょうど当時は外資系金融業界のサラリーマンも落ち目の時期で、僕もそろそろ独立とか考えていたので、やってみようかって思ったんですよ。それで、堀江さんに誘って頂いて。それがやってみたら大幅に上振れして、今は■■■■人くらい購読者がいて、まあ、堀江さんという不動の1位とは随分差があるのですが、おかげ様でまぐまぐでも発行部数で2位になれたんですよね。

堀江:そこまで行ったのはすごいよね。

女子アナ:どのくらいの期間で読者がそこまで増えたんですか?

藤沢:もうすぐ始めてちょうど1年ぐらいなりますが、読者数は始めた時から増え続けていますね。

堀江:僕のメルマガで、今1万数千人だからね。

まぐまぐ:堀江さんが出てきてから、堀江さんのメルマガはやっぱりすごい勢いで読者数が増えましたね。

藤沢:堀江さんのメルマガはすぐ2万人は行きますよね。やっぱりシャバに出てきた方が全然面白いメルマガ書けますから。実際、すごくパワーアップしてるし。

堀江:獄中にいたときはとにかく頑張って、購読者数を減らさないように減らさないようにして、なんとか1万人は切らなかったんですけど、あと半年刑務所にいたら1万人切っていたかもしれないですね。

藤沢:堀江さんのメルマガの購読者数は、やっぱり刑務所に入る直前がピークになっちゃいますよね。いくら堀江さんでも、刑務所の中から、外にいる時と同じように情報収集して、メルマガは書けないわけで…。

堀江:そうだね。刑務所に入る直前には2万人は行きそうな感じだったんで。

藤沢:なんか堀江さんのメルマガは読者数1万人という数字がひとり歩きしていますが、実は、収監前は、四捨五入すると2万人いってたんですよね。収監されちゃうと、やっぱり時事ネタに関しては手紙でやり取りするのはちょっときついですよね。

堀江:だから、すっごい工夫して情報の鮮度が落ちてもいいネタを拾ってましたよ。でも、やっぱり刑務所の生活実況中継以外のところは内容が薄くなっていて、外に出てきたら思うけど、よくずっと読んでくれていたなって思いますよ。服役中でも読んでくれていた読者の方には申し訳ないし、すごく感謝しています。

藤沢:やっぱりみんな堀江さんをサポートしたいっていう気持ちがあったと思うんですよ。僕も堀江さんのメルマガに寄稿させて頂いた時に書いたんですけど、ドラゴンボールに例えると、刑務所ってのは『精神と時の部屋』なんですよね。そこは重力とか気温の変化が地球よりはるかに過酷な環境で、さらに時間の流れも違って、そこで修行すると地球の1時間で、1年分みたいな。精神と時の部屋という例えは、いろいろな人が使っていますが、多分、最初に言ったのは僕なんですよね。それで、堀江さんの有料メルマガというのは、ドラゴンボールで言えば『元気玉』なんですよ。孫悟空が、世界中の生きとし生けるものからちょっとずつ元気を貰って、それでエネルギー弾を作って相手にぶつける必殺技です。僕は、日本のみんなが月々840円を堀江さんに届けて、それで堀江さんが元気玉を作って、また悪の帝国と戦って欲しいって願っていたと思うんですね。

堀江:本当にそんな感じだと思いますよ。だから、刑務所に入っていて、情報の鮮度が落ちたりしている時は、申し訳ないって感じでした。しかし、こうして再びシャバに出てこれたので、コンテンツもどんどん充実させていけるので、2万人とかはわりとすぐいくと思うんですよ。

藤沢:でも、もう少し言わせてもらうなら、僕としては、1年もかからない内に堀江さんのメルマガは、なんとか購読者数3万人まで行って欲しいんですよね。堀江さんひとりで3万人くらいいけば、メルマガというメディアはもっと盛り上がるし。メルマガは、まだまだマイナーというか、やはり全体としては小さなマーケットじゃないですか。

堀江:藤沢さんの場合は数千人も読者がいて、メルマガ作者としては他の人とは一線を画していますけどね。でも、マーケット全体ではまだまだですね。

女子アナ:メルマガって毎週出るから、毎回雰囲気も変わってくるんですよね。

藤沢:そうですね。読んでいると、雰囲気が度々変わるメルマガ作者は多いですね。ただ、クオリティーを維持しながら面白いことを定期的に書いていける人はなかなかいないですよね。

女子アナ:藤沢さんの場合は、周囲の状況に関係なくあのテンションで書かれているから、毎回発行された後に読者数が伸びるという現象が起きているようですね。テーマはご自身で考えているんですか?

堀江:僕のメルマガもそうですけど、藤沢さんもユーザーからの反応を見て作っていますよね。

藤沢:もちろん、ユーザーの反応もありますけど、僕は、昔ブログに、恋愛系のこともいろいろ書いていたんですよ。今の僕のブログはけっこう経済系の話題が多いですけど、昔は恋愛工学がけっこう人気だったんです。でも、ちょっと私生活でいろいろ問題が起きて、全部を消さざるをえなくなってしまって…。もう5年以上前ですけど、加藤さんって、『もしドラ』で、2年くらい前かな、日本でその年でたぶん一番本を売り上げた編集者がいて。僕は、最初の本は、編集者が加藤さんで、『なぜ投資のプロはサルに負けるのか?』という金融とか投資の本を書いたんですよ。

堀江:加藤さん、いいトコ押さえてんな。

藤沢:加藤さんは才能を見つけるのがうまいんですよ。全然無名の人を見つけてブレークさせている。

堀江:『もしドラ』のハックルさんなんて、うちの会社にきていましたからね。秋元康事務所時代。僕のメルマガでもハックルさんからの手紙を載せたんですよ。実は、ハックルさんが僕の漫画を描いていたんですよ。4コマで、IT業界用の漫画みたいなのを。ハックルさんが描いて、これを新コンテンツでどうだ、みたいな話をしていたんですよ。だから、『もしドラ』が売れたときに、「あの人だ!」と思いました。

藤沢:『もしドラ』は300万部近く売れましたからね。それも新書の650円とかではなくて、1700円の本で。ダイヤモンド社は数十億円は儲かったと思うんですけど、加藤さんは、これは書いちゃいけないと思いますけど、あんまりボーナスを貰えなかったらしいです…。まあ、それだけが理由ではないでしょうけど、会社を辞めて、cakesっていうコンテンツ配信の会社を立ち上げてますね。

堀江:それは辞めるよね。

藤沢:それで、ブログで恋愛系のことを書いていたときに、加藤さんが「恋愛工学の本をぜひ書きましょう」ということを言ってきて、それで僕も「書こう、書こう」ということになって、8割くらい原稿を書いていたところで、僕の方で私生活でいろいろあったせいでお蔵入りしてたんですよ。そういうゴタゴタはもう何年も前に片付いて、そろそろその密かに書き溜めていたコンテンツを出したいなと思っていて、でもその時は、恋愛工学をずっと封印していたせいで、僕のブログは金融日記の表題どおりに、けっこう硬派な金融のブログになっていて、大学教授とか、政策担当者とか、金融機関の実務家とかが読んでくれていて、そういう読者層に、いきなり「どうやって丸の内のOLとセックスするか」みたいなネタを投入するのはちょっとキツイな、という思いがありまして…。

女子アナ:私生活のゴタゴタって何があったんですか?

藤沢:色々です。それで、恋愛工学は、週刊とか、そういう感じの連載にちょうどいいと思っていたので、最初、僕が投資の話題で連載を持っていた、『週刊Spa!』の人とかに、こんなのどうですかって聞いたんですけど、「いやぁ、でもうちはそういうのは■■■さんがやってるからね」みたいな感じで、何となく話は進まないまま、しばらくは寝かせておいたんですよね。そんな時に、ちょうど堀江さんからまぐまぐの有料メルマガのお誘いを頂いて…。

堀江:■■■さんは、ちょっと旧世代の人だよね。しかもちょっとB専なんすよ。僕、■■■さんの合コンに行ったことがあるんだけど、どんな子がくるんだろうって思って行ったら、「これかよ!」みたいな(笑)。

女子アナ:全然関係ないじゃないですか! それに、そういう方も必要ですよ。

藤沢:今の堀江さんのこういう感想とか、ここでの話し方は合コンというものを考えるに当たって、実は、すごい重要だと思うんですよ。

女子アナ:そんなに女性の外見が重要なんですか?

藤沢:いや、そういうことではなくてですね。合コンって、こうやって男同士が、どれだけのいい女を集められるか、みたいなちょっと嫌な感じの、男の見栄の張り合い競争みたいなところがあるんですよ。美人を集めれば序列が上がるし、そうでなかったら自分の序列が下がってしまう、みたいな。実際に、僕が外資系投資銀行で働き始めた時に、最初の上司が、僕の歓迎会みたいなのを兼ねて合コンを開いてくれたんですけど、その時は、モデルの女性とかが来て、別に特に何もなかったんですが「あ~、この上司に付いていかないといけない、身を粉にして働こう」って思いましたもん。

 それで、僕も昔は、頼まれて合コンとかしてたんですけど、やっぱり僕は競争心が旺盛というか、そういうのをすごいがんばっちゃって、ちゃんとした綺麗どころの女子を集めようとするんですよ。でも、これってかなりのプレッシャーで、色んな人のスケジュール調整したり、大変なんですよね。いや、そういう下らない序列競争なんて気にしなければ合コンも楽しいと思うし、費用対効果も悪くないと思うんですけどね。そもそも論としては、目の前にいる女性に合コンを開くように頼んで、みんなで食事をして、なんてクッションを入れなくても、僕は目の前の女性をふつうに直接デートに誘って口説けばいいわけで…。

 それで、自分の時間の使い方を考えたら、もう合コンを開くなんて全く割に合わないと思って、合コン産業からは僕は基本的に撤退したんです。自分でお返しに合コン開かないのに、呼んでもらうのも悪いし。もちろん、それでも呼んでもらうのは全然やぶさかではないし、こういう幹事の大変さがわかるから、まあ、どんな子が来てもそれなりに盛り上げようとはしますけどね。

女子アナ:じゃぁ、女性とは、どこで出会うんですか?

藤沢:ふつうに出会えますよ。

堀江:合コンじゃなくて、どこで出会うのかってことですよ。

女子アナ:合コンをしないで、どこで女の人と出会うんですか?

藤沢:それはいきなり直球ですね。

堀江:かわし方がうまいよね藤沢さんは。

藤沢:堀江さんは有名だし、女子アナさんも有名だから、有名人って普通にバーとかクラブとかでナンパとかなかなかできないと思うんですよ。でも僕は、無名だから全然いいですね。

堀江:普通にそういうところでナンパとかできるよねって話だよね。

藤沢:そうですね。

堀江:あと、仕事とかは。

藤沢:仕事は避けていますね。やっぱり仕事関係で、自分から行くことはないですね。向こうから来てくれたらやぶさかではありませんが…。

堀江:やっぱり狩りですか。

藤沢:狩りですね。

堀江:少人数の食事会とかはないんですか?

藤沢:少人数の食事会って、要は少人数の合コンですよね。でも、やっぱり知り合いの友人だと、ちょっと積極的に動くことはあまりないですかね。

堀江:色々めんどくさいと。

藤沢:めんどくさいっていうか、やっぱり人間関係への影響に気を使ってしまうんですよね。もちろん、向こうから来てくれたらやぶさかではありませんよ。

堀江:ソーシャルとかは使わないんですか?

藤沢:ソーシャルは少々。

女子アナ:(笑)

藤沢:僕はやっぱり仕事とかの人間関係の中で女性にアタックするのは、ちょっと躊躇してしまいますね。やっぱり、色々と複雑なことになってしまうと思うんですよ。

堀江:僕は、全然なんないですよ。

藤沢:堀江さんとかそういうのが上手だと思うんですよ。

堀江:上手ではないですよ。まったく。でも、僕なんかは身内で全然ガンガンいきますよ。

藤沢:それに、堀江さんってやっぱり完全にアルファなんですよ。僕のサル山理論に従えば、ボス猿は、コミュニティ内で身内のいい女に手を出していいというか、当然そうするべきで、堀江さんはボス猿なんです。だから、それで全然いいと思いますね。

 それに単純な確率論ではやっぱり身内のほうがいいですよ。女の人って全然知らない人よりは、やっぱり親しい人のほうが安心感があるから、高く評価する傾向にありますよね。まあ全然知らない人よりは、身内のほうがアタックした時の確率そのものは上がるんですよね。

堀江:ヒットレシオの話ですね。こういう定量的な戦略論が、藤沢さんのメルマガの面白いところですよね。

藤沢:ありがとうございます。


―恋愛市場ほど小手先のテクニックが通用する市場はない

女子アナ:堀江さんのメルマガも数希さんのメルマガも、読者とのコミュニケーションというか、人生相談みたいなのが面白いですよね。

藤沢:それで、話は元に戻りますが、僕のメルマガの恋愛工学は急にポンと出てきたものじゃなくて、元々は本を書いていたりして、ある程度コンテンツがあったのはお話した通りなんですが、今のような形になってきたのは本当に予想外だったんですよ。何が一番予想外だったかというと、読者から毎週たくさん濃いメールが送られてくることですね。それで僕のメルマガが、ある意味で恋愛戦略を議論するためのプラットフォームみたいになってきて…。

堀江:それはメール送りたくなるよね。だって、ああいう男の気持ちはみんなすっごいわかるから。要はそれって越えられない壁みたいなのがあって…。例えばプログラミングとかって、できないと思うでしょ。

女子アナ:はい、私はできないと思います。

堀江:僕らはその壁を越えているから、わかるんだよね。別にプログラミングって大したことじゃないじゃん。そんな難しいスキルでもなんでもない。まあ、誰でもできると思うわけ。だけどやったことがない人は「絶対俺にはできない」って思っているわけ。それは自転車に乗る前と、自転車に乗れた後とかにすごく近くて、自転車はみんな乗れるようになるけど、プログラミングもそれぐらい簡単だと思う。でも自転車に乗れないやつって自転車に乗るときってすごい大変だったと思うわけ。もう忘れていると思うけどね。僕はそれに近いのかなって思ったんですよ。女の子を口説くって作業自体は。

藤沢:なるほどね。

堀江:そこがもう本当にやっぱり、自分がモテなかった時代を考えるとすごい切実なユーザーはいると思うし、あれを参考にしている人はすごいいると思うし、希望の星になっていると思うよ。藤沢さんのメルマガは。

藤沢:実際にメルマガを読んで、その通りやったら成功したっていう人が、毎週いっぱいメールを送ってきてくれるんですよね。

堀江:だって一緒だもん。プログラミングと一緒で、口説きは、本当にテクニックだから。「なんだ、こんなに簡単だったんだ」っていう。

藤沢:僕、思うんですけど、ビジネスってなんだかんだいって小手先のテクニックが通用しないっていうか、やっぱり才能がある人が地道な努力を重ねていって、なんだかんだで本物だけが生き残っていくと思うんですよ。でもね、恋愛ほど小手先のテクニックと、数撃ちゃ当たるっていうのだけで上手くいくところってないですよね。

女子アナ:えぇ~、そうなんですかぁ?

藤沢:逆にいうと、恋愛に関して女の人って男を見る目が全然なくて…。本当に男の将来性が読めていない。

堀江:そうそう。

藤沢:僕は昔から、女の人って、特に美人とか、なんでこんなダメな男とばかり付き合うのかなって思っていたんですよ。でも逆にそのダメな男が使うテクニックとか、その裏にある理論はどうなってるのかって考えていくと、まともな男も使える恋愛戦略が生まれてくるんですよ。さっきも言いましたけど、恋愛市場ほど小手先のテクニックが使えるところもないというか…。

 ビジネスとかは、例えばハーバード大学とかで世界中の優秀な研究者が必死に研究しているし、マッキンゼーのコンサルタントとかいるし、もちろん世界中の企業が必死に考えていて、少しでも儲かるように、みんなあらゆる知識を総動員して競争していますよね。

 でも、恋愛ってそういうことを真面目に研究して、理論とか戦略とかを考えてる人があんまりいないんですよ。もちろん、恋愛本を書いてる人とかはたくさんいるし、ナンパとか婚活のための恋愛セミナーとかはあるんですけど、こういう世界の第一線の研究者とか科学者が真剣に取り組んではいないんですよね。そこに、僕の恋愛工学のための隙間がポカンと空いていた、というか。

 だから、恋愛に関するまともな知識体系は全然普及していなくて、まだまだ小手先のテクニックがこんなに通用してしまうと思うんですよ。女の人の男を見る目も、全然発達しませんし。

堀江:その通り。それ受験のテクニックとかにもわりと同じものがあると思います。

藤沢:でも受験は、予備校とかがありますよね。

堀江:いやいやいや、それは、でもさ、意外と共有されていないっていうか。予備校のテクニックって、正直いってあんまりいいテクニックじゃないから。

藤沢:予備校のテクニック以上のテクニックってあったんですか?

堀江:だって僕は、予備校なんか行ってないですもん。大学受験にも、秘伝のテクニックとかあって、僕は東大受験で様々な戦略を使ったんですよ。だから『ドラゴン桜』があんなに売れたわけじゃないですか。

藤沢:なるほど。

堀江:『ドラゴン桜』の編集者の佐渡島くんって、独立して出版エージェント会社を作ったんだけど、大学のときの後輩なんで、僕はずっと「お前は本当に優秀なんだから独立しろ」って言ってたんです。

藤沢:そうなんですか。僕一度会ったことありますよ。

堀江:優秀な編集者だよ。

藤沢:転職とかをテーマにした『エンゼルバンク』って漫画で、単行本の最後につけるインタビューで、僕が一度出たんですけど、その時に会いましたね。

堀江:灘中高って、ものすごい受験テクニックというか、先輩方から引き継いできた奥義中の奥義みたいなのがあるんだけど、そのテクニックでやっている人って強いですよね。しかも、それは応用可能で、それこそ『ドラゴン桜』に描いてあったことだから、佐渡島くんの体験なんですよ。彼がやっていたことを元に、三田さんと一緒に漫画にして、大ヒットしたんですよ。

女子アナ:それと恋愛工学はどうつながるんですか?

堀江:ようは、小手先のテクニックだけで意外とうまくいくよって話。何でもそうで、恋愛もそうだし、僕は受験もそうだと思う。受験はちょっと違うんじゃないかと思うかもしれないけど、やった人間からすれば、それはテクニックがあるんですよ。予備校で教えるテクニックじゃないんですよ。奥義みたいなものだから。で、結構「うそぉー」と思うようなテクニックなんですよ。こんなんで受かるの、みたいな。それは恋愛も一緒で、恋愛なんかは、よりタブー化されてんのかな。

藤沢:タブー化されているというか、そういうことを話したり、真剣に考えたりするのはかっこ悪いっていう感じですよね。

堀江:人生で一番大切なことだったりするのに、恋愛は、まともな大人が戦略をまじめに議論するのは恥ずかしいって感覚があるんだよね。

藤沢:だから大学の研究者とかも、そういうことにまともに関わるのは恥ずかしいと、タブー化されてるから、まともな恋愛マニュアルとか、恋愛テクニックとかいうのが全然普及していないんですね。例えば、金融工学って、ものすごくいろんな学者や実務家がいて、研究されつくしているのに、恋愛工学って全然研究されていない。だから、ちょっとそういうことに関して知識と経験がある人があっさり勝っちゃうマーケットなんですよね。恋愛市場って。

女子アナ:思ったんですけど、女性が書いた女性のための恋愛本はあっても、男性が書いた恋愛本ってなかなかないですよね。

藤沢:確かに、恋愛本コーナーって、女性著者で、女性向けが多いですよね。あの本屋の一角のいやにピンク色のコーナーとか。でも、男性が書く恋愛本もそれなりにありますよ。でもね、けっこうワンパターンですね。メルマガを書くようになってから、僕も恋愛本はいろいろ研究したんですけど。

堀江:恋愛本、僕だって書いてますからね。

藤沢:堀江さんの『“本物のお金持ち”と結婚するルール』はね、すこしユニークっていうかね、ちょっと違うタイプの恋愛本なんですけど。お金持ちでモテる男性の本音が書いてあって、なかなか面白いですよね。

 でも、男の人が書く男性向け恋愛本って、僕はブサメンでモテなかったって、だいたい最初に書いてあるんですよ。で、ナンパとかするようになって、何百人の女の人と寝た、みたいなことが書いてあって、これがその奥義だ、みたいな構成になってる。それで、ブサメンでも貧乏でも、その奥義さえ習得すればモテるようになる、と。だから、この本買え、みたいな。全部ワンパターンなんですよね。それで、そういう恋愛本って、女性が書く恋愛本もそうですけど、結局、みんな、スタンスは、自分はこんなにすごいから、自分はこんなに恋愛で幸せになった、だから自分のやり方を教えてあげるっていう形なんですね。

 でも、僕はやっぱり科学者だから、科学的なスタンスでやっていて、ロジックがあって、実際のデータがこうで、こういう戦略ならこういう条件でうまく行く確率が高いとか、あくまでサイエンスやエンジニアリングの手法で恋愛論を構築していて、普遍性というか、再現性が重要なんですね。だから、僕がすごかろうが、すごくなかろうが、幸せだろうが、不幸せだろうが、ある意味ではそれは関係ない。こういうふうに作られた恋愛戦略というのは、僕という人格から離れた、普遍的な方法論であり、ある条件下では正しい戦略なわけです。確率論的にね。

女子アナ:あと、すごいなと思うのが、微妙な心理とか感情とか複雑な状況を、ちゃんと文章にしているところだと思うんですよ。自分の体験としてこうしたらうまくいったとか、ああしたらうまくいったという具体例というよりも、様々な恋愛の状況をちゃんと一般化して、きれいに言語化している。

藤沢:ありがとうございます。僕は全然テレビとかも出ないし、ネットの一部のコミュニティでは有名でも、世間一般で言えばまったく無名というか、それでもメルマガが人気になったのは、そういう所が評価されたところもあると思います。

堀江:それだけコンテンツに価値がある。そしてニーズもある。俺は藤沢さんは潜在的な読者を今はまだ全然取りきれていないと思うの。もうね、ベースオブピラミットまで見ると、すっごいいると思う。
 

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