フリー雀荘におけるサービスの一つに「本走」がある。
4人揃わなかった卓の面子を店側のスタッフが穴埋めするということだ。
このサービスは「お客様をお待たせしないために店側が面子を派遣する」ものであり
「お客様を楽しませるためにゲームメイクをする」といった趣旨のものではない。
「メンバーのくせに――」
しかしながらメンバーに対するアガリの批判、放銃や仕掛けを咎めたりなど、本来のサービス以上のものを要求するお客様は少なくない。
1つの選択は誰かにとって有利でそのまた誰かにとっては不利。
麻雀というゲームにおいて「誰にも迷惑がかからない選択」はありえない。
不利を被ったからといって文句を付けるなどお門違いも甚だしいのだが、理不尽な結果を受けた不満のはけ口、そういう対象にされるのが従業員であるメンバーだったのだ。
「誰にも迷惑がかからない選択」はない。それは百も承知の上。
それでもお客様の機嫌を極力損ねないような選択はできるはず――
と、お客様の麻雀観にそぐわないような選択は避けるようにしてきたつもりだ。そんなことをしても相手に感謝されるようなことはない。ただの自己満足でしかなったのだが
「麻雀荘メンバーとしての麻雀の在り方」
そんな理想と葛藤を抱きながら15年間ずっと働いてきた。長年の習性というべきか、ゲストに入るようになった今も、多かれ少なかれそのような気持ちを引き摺りながら働いていたのも否めない。
「木原さんはゲストなんだから、全力でやって下さってもいいんですよ――」
マーチャオのメンバーはどの店舗に行っても外様の僕に対してとても優しかった。
おそらくは同じように理想と葛藤の狭間で試行錯誤しながら働いているはずなのに――
マーチャオには成績管理システムがある。
麻雀に対するモチベーションはこの成績を向上させること。
1000半荘到達時にトップ率33%以上
平均順位2.3位を切ることを目標にやっていきたいと思います。
男子プロとして呼ばれるからにはそれ相応の成績を出すこと。
今後はそのように割り切ってゲスト参戦に挑みたいと思います。
これは決意表明、麻雀はガチでやるということです。ご来店頂いた皆様に感謝の気持ちを込め、全力で打たせていただきますのでどうぞよろしくお願いします。
6月関西遠征の日程を発表いたします!
6月1日 牌テンション京都駅前店14時~20時
天鳳でも有名なゆうせ~さんが働くお店です。
何度か話したことはあるのですが、実は初対面!今からとても楽しみです。
6月2日 マーチャオ難波店14~20時
日本プロ麻雀協会の真のエース、鈴木たろう様とご一緒させていただきます!
まさかコイツと一緒に働く日が来ようとは いやいや、これも楽しみですね~
6月4日 Potti京都14時~20時
カリスマオーナー友添プロの経営するお店です。お会いするのはフランス以来
1度腹を割って話してみたいと思っていた人で、これも今からとても楽しみです。
6月5日 マーチャオ天王寺店14~20時
え?ひとり??寂しいな~・・・みんな来てねっ!
関西在住の皆様、この機会に是非お会いしましょう!
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