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アノマリー

2014/04/28 12:00 投稿

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  • コラム&エッセイ

皆さんは「アノマリー」という言葉をご存知ですか?

アノマリーとは、マーケット(相場)において、はっきりとした理論的な根拠を持つわけではないが、よく当たるかもしれないとされる経験則のことをいうそうです。

具体的にはこんな――

年初から上昇(下落)トレンドを形成していたマーケットは、翌2月の節分前後に調整局面を向かえ、その動きが更に翌月である3月のお彼岸前後に一段落するというアノマリー。

「満月のドル売り、新月のドル買い」という真逆の言い回しもあるが、つまりは「満月・新月の近辺ではトレンドの変換が起こりやすい」というアノマリー。

中にはこんなアノマリーも

別名「ジブリの呪い」。スタジオジブリ制作のアニメ作品が日本テレビ系列の「金曜ロードSHOW!」にて地上波テレビ放映されるとマーケットが荒れるというアノマリー。

オカルト?バカバカしいと思いますか?

しかし投資家の中でも「一定の条件下において」かなりの確率で繰り返し再現される現象は確かに「ある」と感じている人も多く、その傾向に基づいて取引を行うことも珍しくはないそうです。
 

超能力や啓示などの超越的感覚による予知の類のものや、希望や信仰、妄想などが強すぎてかかる暗示などとは違って、合理性だけでは説明することはできないけれども、経験則や情報から今後の展開を予測すること。

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相場ならチャートを見て、なんとなくその後の傾向を予測する。麻雀なら場況を見て、なんとなくその後の傾向を予測する。こういった先読みの技術を決してオカルトとは言わないでしょう。

打牌選択に正解が出せない局面は数多くあります。まず理論ありき、この考えに異を唱えるつもりはありません。確かに優れた理論は、麻雀の基礎能力を高めるとは思います。

「リーチにイーシャンテンから押すのは損」

同じイーシャンテンでも「和了れそうなイーシャンテン」「和了れなさそうなイーシャンテン」で判断が違います。形の良さですとか、受け入れ枚数ですとか、巡目ですとか

そういった様々な要素から合理的に判断しているように見えても、結局のところ「これはいける!」「もう無理かも・・・」といった判断は、感覚的にすることの方が多いのではないかと思います。見えない部分が大半を占める麻雀では、全てを合理的に判断することは難しいのです。

>間に合いそうなら目一杯、間に合わなさそうなら危険牌先切り。
>スピード優先?打点重視?相手の進行状況を予測しながら目標の軌道修正を考える。
>場に打たれやすそうな牌を予測して、それに待ちを合わせるような決め打ち的な選択。
>引いてきた危険牌、今のうちに切る?それともテンパイまで我慢してから切る?

もちろん合理的に判断できることもあるでしょう。感覚的な判断とは「まだなんとなくいけそう」「もうなんとなく無理なような気がする」この「なんとなく」というおぼろげな部分で判断するということです。

自分のテリトリー内で勝ってきた人、つまり「勝ち組のなんとなく」という感覚は、決して合理的とはいえなくても、その場の状況に自然にマッチしていることのほうが多いのではないかと思います。

直感に従っておけば・・・・理によって制されて良い抽選を受けることができなかった。皆さんにもそんな苦い経験、ひとつやふたつあるのではないでしょうか?

「体感」を鍛えるための練習。勝つことによって得た自信。この2つを積み重ねることによって、自然にその感覚に従えるようになるのです。
 

麻雀における「アノマリー」皆さんも見つけてみてはいかがでしょうか?


 

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