今日はみなさんに良い事を教えます。
麻雀における、とてもとても大事なことです。


攻撃型に見える強者も守備力は例外なく高い

一見派手なアガリや押し引きが
目立つような強者でも、守備力は抜群に高いです。

逆もまた然り、一見手堅く見える強者でも
攻撃力が高くなければ優秀な成績は残せません。


麻雀の強者は「総合力」が高い

「牌理力」「構想力」「洞察力」
「点数状況判断」「押し引き判断」などなど

麻雀の強さを示すステータスは複数あります。

全てのステータスで高水準に達していなれば
真の強者にはなり得ないでしょう。

攻撃力だけに特化した麻雀の強者
守備力だけに特化した麻雀の強者
「何切る問題」だけが得意な麻雀の強者など

1つのステータスに極振りした
麻雀の強者は、この世に存在しないのです。


38c55da915e89e6a7c2cc6988e29eead272cb00b
あいつは上手いのになぜか弱いよね

そんな人はいません。

きっと何かのステータスが
強者の水準を下回っているのでしょう。


38c55da915e89e6a7c2cc6988e29eead272cb00b
あいつはヘタクソなのになぜか強いよね

そんな人もいません。

きっとあなたが気づいていないだけで
優れたスキルを持ち合わせているのでしょう。




48f5b71d1d444148d45749d6b9852497fd6016a1
牌譜

まずはこのシーン。
下家にドラのアンカンが入った瞬間です。


2e6899ac9322d0e5aad28a0339f69f4a986c1db0

それを受けて1牌切り番です。
まず先に頭の悪い人
思考を紹介しましょう。

ee882598df80dc27037d78dacca9ff88f16fe408

続いて頭の良い人の思考を紹介しましょう

4ba00559d36e076f71a1c47f8ad1e4e1f2ef8f82

難しく考えなくてもわかるじゃないですか(笑)

そもそもこんな手材料では
ドラ暗槓相手に勝負できるわけがないのです。


49be0da211ce86377f6b8384758741fb5d72cdb3

選ぶ牌は七萬:麻雀王国一択です。
下家は役牌が暗刻だったわけですから

七萬:麻雀王国に受けが残っていたら
既に仕掛けている可能性が高いですよね?


将来下家が、くっつきで
七萬:麻雀王国受けができる可能性も考えられますので

予防の意味でも今のうち! 
現状打てる最善手はこれしかありません。


cc65bb6f0d79992337ffedf33eb64c9b6a729c06

点数状況によっては「ちょっとくらい鳴かせても・・・」ということになりますが

この点数状況、ラスペナルティが大きい
ここ天鳳区では、下家のアガリは最悪の結果です。


持てる脳細胞をフルに使って
死ぬ気で絞って、全力でベタオリしましょう。


a7c6bfb4fe7d947a98aeb565f9fd237c374eb6e7
牌譜

続いてこのシーン。
下家がダブ東:麻雀王国をポンした瞬間です。


4ba00559d36e076f71a1c47f8ad1e4e1f2ef8f82

東家はドラと五筒赤:麻雀王国をリリースしてダブ東:麻雀王国ポンです。

3巡目とはいえ、いくらなんでも
この手材料では、とても対抗できなくないですか?


c1b9555dd6397d2c6a1d77b24d156e39f178a8ac

ダブ東:麻雀王国は既に2翻確定
他の手役と絡めると、飛躍的に打点が増します。

ドラが既に切られている・・・
手役絡みの可能性・・・・と予想すると

少なくともこの瞬間はマンズと字牌だけは打たないでしょう。


9289f2ea3ccdb018f40cbb0334457e889412d550

お、正体見えたり! ソーズに移行かなー?

fb14e2468050b4fc629f02169f582b6ce0a577cf

一生懸命ベタオリしてくださいね。

2f8fe11455e06d29f2344e871b75f1376825c13d
牌譜

この局面もギブアップする瞬間です。
ドラが両方とも中張牌、もうここからは――


a27d83629670d8292d9aae859d235b97592d6f40

1牌たりとも中張牌は切りません。

11e63d67674ca42128eee1a3fb0311393f178ffc
牌譜

手詰まりです。ここで頭が悪い人思考は――

2fb49589bd277cadcdfef6f2425bbe653b3e9815

頭が良い人の思考は――

8bcf01136814d8360b43b7e5a38b3f44b8f2ba3d

強い人ほど案外、押し引き判断はシンプルです。

5b53d41c20658e64d41ea1bbaabe2d9b936c47f9

当たる可能性がないわけじゃない―― とは言いますが、全ての牌に当たる可能性はあるのです。

いくら安全牌が無くても
とても勝負にならないと思ったら

放銃する可能性はあっても
少しでも安全度の高い牌を選ぶものでしょうよ。


dd06195e6b35339c8a25dd36d32f02c275cab7a0

手詰まりました。ここで頭の悪い人の思考は――

af6ceb5fff72f9694c9ebaf546d87aa5e67762f1

このようにツモ番が回ってきてから悩みだすのです。

対して頭が良い人の思考は――

be2c34cd73889c8e70fcab2c250a2c51c27120dd

f7844e2a973f85a89481e56c318e55d41183a41b

頭が良い人は事前の準備を怠らない

ノーチャンスになる牌はないか? 
打牌候補の近辺は何枚切れになっているか? 

常にカウンティングは怠りません。
この瞬間、
二萬:麻雀王国が4枚切れになりましたね。

ということは――


fd86abae0cd0094be5feba826fde3343a960adb0

カンチャン待ちやペンチャン待ちの
可能性がない
三萬:麻雀王国がスっと選べるはずです。

良い手牌で「どっちの受けが良いか――」
なんて、悩む人も結構多いじゃないですか。

そもそも受けが広い手牌であれば
どちらを選んでもアガリに結びつくことが多いのです。


本当に一生懸命やるべきなのはベタオリです

より安全度の高い牌を見つけるために
必死こいてカウンティングをしてくださいね!