去年の7月のこと――
最終戦オーラスの親番、ノーテンは敗退という局面で
まだイーシャンテン、3列目に入ろうといった巡目だった。
僕は手の内で暗刻にしていたをツモ切りした。
1牌でも多くツモりたい。アンカンをしない理由がない。
堀「木原さん、なんでアンカンしなかったんです?」
対局後、解説の堀選手が聞いてきた。僕は不思議に思い――
木原「あの局面でアンカンしないわけがないじゃんw」
堀「えw でも・・・」
木原「堀君さー、なんか見間違えたんじゃないの?」
・・・見間違えるわけがなかった。
見落としていたのは、当然僕の方だったのだ。
超絶大事な局面である。
決して集中力を欠いていたわけではない。
にもかかわらず―― だ
僕は手の内にあったカン材に全く気が付かなかったのだ。
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コメント
(著者)
いつもありがとうございます
マンズの見間違いも気をつけたいですねー。昔は自然にできていたことができなくなるのも当たり前なのかもしれません。
気を遣いたいと思います。
この件、近藤選手自身も見落としであったとTwitterで述懐されていました。
先日行われた十段戦で、かつて精密機械と言われた荒プロも
三色の両天秤の手牌を片方の三色に決めてしまうミスを決勝で2回もして
うち1回はアガリ逃しとなり連覇を逃しています。
30代から衰えると言われる将棋や囲碁のプロと比べて、
麻雀プロは長く戦えていると思いますが
それでも60代となると厳しくなるのかもしれません。
(著者)
いつもありがとうございます
自分だけが大丈夫なわけないですものね〜。より一層気をつけなければと思いました。
(ID:13813777)
分かり味が深い記事···(40代です)
雀鬼流でカン材は手牌の右端に、ドラはうっかり切らないように手牌の真ん中に、て理牌が推奨されてたことを思い出しました
後、自分は最近一と二と三の見間違いを度々起こすため、マンズの下は手牌の真ん中に置く癖をつけてます···