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南3局38600点のトップ目、3着目のリーチを受けて
堀選手は3面張のテンパイです。みなさんはどうしますか?

有名なシーンなので覚えている方も多いでしょう。

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堀選手の選択は無筋の二萬:麻雀王国を打って迂回を選択。
結果的に五索:麻雀王国をビタ止め、放銃を回避しました(牌図A)

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こんなの押すに決まっているだろ!

や、今でも僕はそう思ってます。

放銃が極端に罪な局面だったこと
二萬:麻雀王国は無筋とはいえ、比較的安全度が高そうだったこと

堀選手はこの2点を打牌選択の理由に挙げていましたね。
しかし僕はこの判断よりも――

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このシーンをご覧ください。放銃が罪な局面
だから堀選手は前巡まで安全牌の東:麻雀王国を抱えていました。

しかしここで八索:麻雀王国ツモると手のひらを返し
目一杯に構えて安全牌候補の東:麻雀王国をリリースしています。

わかりますか? 孤立二索:麻雀王国は抱えず東:麻雀王国を残し
孤立八索:麻雀王国は抱えて東:麻雀王国をリリースしているのです。

そして残した八索:麻雀王国を重ねてテンパイしています。もしも
本田選手のリーチが無ければ大ファインプレイでしたよ