まだバラバラの牌姿からのアンカン。
この選択をする男は、Mリーガーの中でも唯一彼だけだろう。
8位・鈴木たろう(前回2位)
加点を逃すのは最大の罪だ と、私に教えてくれたのはこの男である。
南3局、少し抜けたトップ目の選択。
小林プロのリーチ、親の内川プロも明らか勝負に来ている。
ド終盤にテンパイしたがどうするか――
りーちにゃ
確かにドラ赤が既に6枚見えていて
たとえ放銃になったとしても安かろうと思えなくもない。
本来ゴミのような手だが、この状況ならば打点は不要。
1局消化に価値がある局面だからこそ―― ということ。
このは小林プロに刺さり、思惑通り?
1300点を支払って、トップを維持したままオーラスを迎えます。
オーラス、トップ目二階堂プロとは16800点差。
マンガン直では届かない、ハネマンツモなら親被りで逆転です。
というわけで、ここで当たり前のように
おもむろにテンパイを外すポジティブモンスターがいるのです。
イ
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