日曜日は最強戦全日本プロ予選に出場した。
一次予選参加者164名、一次予選通過は22名の狭き門。その予選最終戦――

僕はトップ条件、Aさんはラスさえ引かなきゃ通過
Bさんは同じくトップ条件、Cさんは8万点くらいのトップが必要といった卓組。

北家を引いた。東1局から細かい連荘、テンパイ流局でジリジリ点数が減っていく。
東3局を迎えた頃には20分は経っていただろうか――

麻雀以外にも気にしなくてはいけないことがあった。「時間制限」この対局は50分で打ち切りなのだ。このペースで行けば間違いなく南場の親番が回ってくることはない。

B「リーチ」

先制したのは東家のB。また連荘かよ・・・とボヤきたくなるような展開だった。得てしてこういう時には嵌りやすい罠が待っているもの。ここでいう罠とは――

焦り、苛立ちによるミス

既にトップ目とは15000点以上離れ、ここで追加点を許すと時間内に届かないかもしれない。だからといってアガ