2017年のトラックシーズンもこれで一旦、終わります。
しかし、日本の競輪と同じで、トラック競技はあまりオフシーズンは無いんですよね。
とはいえ、世界のトップ選手たちは少し休養期間に入ると思います。
さて、日本。
どうなるのでしょうか。今回は結果は出ていませんが、短距離陣には光明が見えてきたと思います。さすが、プロフェッショナルコーチのベトゥコーチだと思いました。
中距離陣は、飯島誠コーチがこの世界選手権を最後にコーチを降ります。
現場を見ていて思いますが、競技コーチとして日本最高のコーチだと思います。レースの中でのアドバイスは的確ですし、そして結果を出しています。
競技コーチとして、飯島氏以外にできる日本人のコーチがいるのであれば是非、頑張っていただきたいと思います。
ただ、「踏め―」、だの、「行け―」だのいうコーチは、もうすでに通用しないことを十二分に承知してコーチの任についてほしいですね。全ての指示には理由があることを、コーチと選手の間で意思の共有がなければ成り立たないのですから。
そして、世界との差です。
今回のトラック世界選手権は香港で開催され、また日本でトラックの世界選が開かれるという事もあり、相当関係者が来られていました。
そして、今の日本の実力がどれぐらいか良くわかられたと思います。
どのレベルまで選手たちを強化しなければ、オリンピックでのメダル獲得など夢のまた夢になるかお分かりになったはず。
ベトゥコーチではないですが、「一丸となってメダルを獲りに行く」という組織になってほしいと思います。
◆女子ポイントレース
上野みなみ
「はじめの逃げた時は、行きどころかと思ったんですけど、後ろも追ってきていたし、結局ムリでした。その後もずっとペースがあがっていて、けっこうきつくて、その時の落車だったので、一回そこでリセットしようと思い、しっかり休んで、もう1回行こうと思いました。それで、行ったのはよかったけど、後ろから来たサラ・ハマー選手もすごく強くて、自分もケガをする前は練習できていたけど、そこが足りなかったのかなというのは、目の前に集団が見えていて、いつもだったらそこで我慢出来たけど、今回はそこを我慢出来ずにつき切れしてしまいました。それで、最後は初めて周回遅れになってしまって、すごい悔しかったです。あそこを我慢出来ていたら順位も違ったと思うし、自分の弱かったところ、気持ちの面でもそこを我慢出来るメンタルを鍛えなきゃいけないですね。今回は昨日の夜からずっと緊張してしまって、レース前から冷静でいられるか不安でした。飯島さんも焦っているのが前半のレースを見ていてわかって、待てっていう指示をもらって、それで少し落ち着けました」
飯島誠コーチの退任について
「帰ってきてくれると信じているんで、その時は、もっと強くなって、飯島さんの指示で優勝したいと思います。すごい指示が的確で、自分で気づけないことも指示で気づかせてくれることがいっぱいあったので。やっぱり、ここまでレースを見られる人はいないので」
中長距離コーチ
飯島誠
「今回は、選手たちの現状がわかり、課題の多くみつかった大会だと思います。女子2名は非常に期待通りの走りを見せてくれました。梶原(悠未)が最後のポイントでいい走りをしてくれて、(上野)みなみもあと少しでしたが、そのあと少しの差が大きいとは思うんんですけど、いいところまでもっていけたので、もう少し走力をついてくると上位に入れると思います。女子の団体追い抜きは世界のポジシ
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