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今週の重賞データチェック! 札幌記念(G2)

2015/08/17 13:19 投稿

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第51回 札幌記念(G2)
8月23日(日) 札幌競馬場 芝2000m


 早くも秋のG1へ向けたステップレースとなるG2競走・札幌記念。以前は、当時の中央競馬では貴重なダート重賞として行われていたが、芝のハンデG3を経て、97年より別定G2(06年より定量)に格上げ。以来、エアグルーヴやセイウンスカイなど、G1級の実績馬が数多く参戦するようになった。昨年も、一騎打ちを演じたハープスターとゴールドシップのほか、ロゴタイプやホエールキャプチャといったG1馬が出走し、大いに盛り上がったこの一戦。今年、秋に向けて好発進を切るのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。



Check1
1番人気が消えれば大穴も
 過去10年、1番人気は【3.4.0.3】複勝率70.0%と安定した成績。一方で、2桁人気馬4頭が馬券に絡んだ05、07、13年はすべて1番人気が馬券圏内を外しており、荒れるとみれば1番人気を消し、人気薄を買う思い切った穴狙いもおもしろい一戦だ。この1番人気が消えた3回以外は、3連単4万円未満に収まっている。1番人気以外では、2番人気が【2.0.3.5】で複勝率50.0%、そして5番人気が【2.2.0.6】で連対率40.0%を記録する。

【人気別成績(過去10年)】               
人気    成績    勝率    連対率    複勝率
1    3-4-0-3    30.0%    70.0%    70.0%
2    2-0-3-5    20.0%    20.0%    50.0%
3    0-0-2-8    0.0%    0.0%    20.0%
4    1-0-1-8    10.0%    10.0%    20.0%
5    2-2-0-6    20.0%    40.0%    40.0%
6    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
7    1-0-2-7    10.0%    10.0%    30.0%
8    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
9    1-1-0-8    10.0%    20.0%    20.0%
10    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
11~    0-2-2-41    0.0%    4.4%    8.9%


   
Check2
牝馬に注目、牡馬なら4~5歳
 性別では、牡・セン馬【6.8.8.101】連対率11.4%に対し、牝馬が【4.2.2.14】同27.3%と、牝馬が好成績。牡・セン馬では、4歳が【2.3.3.18】複勝率30.8%、5歳が【2.3.2.22】同24.1%と上々の成績を残す。
 なお、牡牝を通じて3歳の好走馬3頭は1~2番人気。また、5歳馬も08年以降に馬券に絡んだ8頭はすべて3番人気以内で、穴馬を買う際は4歳か6歳以上から選びたい。

Check3
3~4枠が安定、1、7、8枠は不振
 過去10年のうち函館で行われた13年を除く9回では、4枠が【1.5.1.10】複勝率41.2%、隣の3枠も【2.1.3.9】同40.0%と安定した成績を残している。また、2枠には3番人気以内馬が1頭もいなかった中で複勝率23.1%なら上々。枠番ではこの2~4枠に注目したい。一方で、内の1枠は【1.0.0.12】、外の7~8枠が計【1.0.0.35】と不振。この1、7、8枠は3番人気以内の合計で【1.0.0.9】と、上位人気馬も計10頭と多い中で苦戦している。


Check4
前走G1組の狙いは上位人気の実績馬のみ
 G1組が話題になることの多い一戦で、馬券でもやはりこの取捨が重要になる。その前走G1(海外含む)は、【4.5.4.20】と好走馬の半分近くを占め、複勝率も39.4%と安定した成績を残す。3着以内の13頭に共通するのは、G1で5着以内(10頭は3着以内)の実績を持っていたこと。また、13頭中10頭は今回1~2番人気で、3番人気以下の3頭は、同じG1組の上位人気馬に先着されている。いずれにしても、単に前走でG1に出走していただけでは通用しない。
 なお、前走レース別で出走数が圧倒的に多い函館記念組は、【2.2.4.42】複勝率16.0%止まり。特に4着以下の馬は【1.0.0.29】と苦戦している。また、この組の好走馬8頭中7頭は函館記念でハンデ56キロ以上を課された実績馬だった。


Check5
栗東坂路が中心も、美浦コース追いにも注目

 過去7年、札幌開催6回の出走馬の追い切りを、パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で調べると、函館のWコースで追い切られた馬が最多の3勝、4連対。これに札幌ダートが3連対で続いている。この両コース追い切り馬に共通するのは、6歳以上の馬に好走がないこと。特に札幌ダート組は5歳以下にかぎると【1.2.1.4】複勝率50.0%になる。

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