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今週の重賞データチェック! ラジオNIKKEI賞(G3)

2015/06/29 10:14 投稿

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第64回 ラジオNIKKEI賞(G3)
7月5日(日) 福島競馬場 芝1800m

 夏競馬で行われる3歳重賞・ラジオNIKKEI賞。以前は日本ダービーに出走した馬や、惜しくも駒を進められなかった馬が上位を争い「残念ダービー」とも呼ばれていた。近年は、条件戦を勝ち上がったばかりの馬も多く好走しており、以前とはやや色合いが異なっている。ただ、飛躍を期す若駒がその足がかりとする一戦には変わりなく、過去10年では06年2着のソングオブウインドが菊花賞を制覇。スクリーンヒーロー(07年2着)やストロングリターン(09年3着)といった後のG1馬も、このレースで初めて重賞3着以内の好走を果たしていた。そんなラジオNIKKEI賞の過去の傾向を見てみたい。


Check1
2、5番人気が好成績
  ハンデ戦で行われた過去9年、1番人気は9頭中8頭が単勝3倍以上と人気は割れ気味で、その1番人気は勝利なし。2番人気と5番人気が3勝ずつを挙げている。また、8番人気2勝、2桁人気も馬券圏内に5頭と、人気薄の好走も多く、6番人気以下が1頭も馬券に絡まなかった年は、11年の2→3→1番人気のみ。その11年を除けば、3連単は最低でも3万円台(昨年)を記録し、一昨年は91万馬券。波乱の可能性も高い一戦だ。

【人気別成績(過去9年)】               
人気    成績    勝率    連対率    複勝率
1    0-2-2-5    0.0%    22.2%    44.4%
2    3-2-1-3    33.3%    55.6%    66.7%
3    1-1-0-7    11.1%    22.2%    22.2%
4    0-0-1-8    0.0%    0.0%    11.1%
5    3-0-1-5    33.3%    33.3%    44.4%
6    0-1-1-7    0.0%    11.1%    22.2%
7    0-0-1-8    0.0%    0.0%    11.1%
8    2-0-0-7    22.2%    22.2%    22.2%
9    0-0-0-9    0.0%    0.0%    0.0%
10    0-0-0-9    0.0%    0.0%    0.0%
11~    0-3-2-46    0.0%    5.9%    9.8%

   
Check2
ハンデ54キロが5勝、55キロは高複勝率
 同じく過去9年のハンデ別成績では、54キロの馬が5勝を挙げ、勝率も2桁に乗せる13.5%。その他は最多でも1勝だ。また、55キロは出走23頭とさほど多くない中で、54キロ(出走37頭・3着以内9頭)に次ぐ好走馬8頭を輩出。連対率、複勝率では54キロを上回る成績を残しており、まずはこの54~55キロが注目となる。一方、53キロは出走35頭を数えながら2連対止まりと、いまひとつの成績に終わっている。

【ハンデ別成績(過去9年)】               
ハンデ    成績    勝率    連対率    複勝率
52    1-0-0-14    6.7%    6.7%    6.7%
53    1-1-2-31    2.9%    5.7%    11.4%
54    5-2-2-28    13.5%    18.9%    24.3%
55    1-4-3-15    4.3%    21.7%    34.8%
56    1-1-1-12    6.7%    13.3%    20.0%
57    0-1-0-5    0.0%    16.7%    16.7%


Check3
前走500万条件なら人気馬、重賞は中位人気
 同様に過去9年、前走クラス別で出走が多いのは、重賞(中央)【3.1.3.35】連対率9.5%、500万【3.2.3.30】同13.2%の順となる。
 このうち、前走重賞組の好走馬7頭はすべて青葉賞組かNHKマイルC組で、他の重賞からの好走馬はない。また、この7頭中5頭が今回4~7番人気。そして前走はすべて6番人気以下、7頭中6頭は掲示板外だった。重賞出走馬でも、特に注目を集めるような存在ではなかった馬が好走している形だ。
 一方、前走500万条件組の好走馬8頭は、すべて前走1~2番人気の1着馬で、距離は1600~2000m。また、8頭中6頭が今回も1~2番人気と、穴馬の好走が少ない傾向にある。


Check4
美浦南Wコース追い切り馬が好成績

 過去7年の東西別成績を見ると、関東馬が【6.4.5.52】連対率14.9%、関西馬が【1.3.2.36】同9.5%と、関東馬が優勢だ。中でも、美浦の南Wコースで追い切られた馬の好成績が目立っている。パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」によると、過去7年の連対馬のうち、美浦で追い切られた馬はすべて南Wコースで、【6.4.3.24】連対率27.0%をマーク。他の美浦追い切り馬は芝と坂路の3着1回ずつのため、関東馬でも特に南Wコース追い切り馬に注目したい。

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