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今週の重賞データチェック!  皐月賞(G1)

2015/04/13 10:00 投稿

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第75回 皐月賞(G1)
4月19日(日) 中山競馬場 芝2000m


 牡馬クラシックの第一弾・皐月賞。昨年から2歳重賞路線が拡充され、現3歳世代は例年に比べ、重賞好走実績馬が多数出現。その分、今年はトライアルから実績馬同士の争いが数多く見られ、そこで選抜されてきた実力馬がここに駒を揃えることになる。過去10年の優勝馬にはディープインパクト、オルフェーヴルという2頭の三冠馬を筆頭に、G1で2勝以上を挙げた馬が6頭。そんな名馬へと至る道で好発進を切るのはどの馬か、過去の傾向を見てみよう。


Check1
1番人気なら中団より前で運べる馬
 過去10年、1番人気は【3.2.1.4】連対率50.0%で、まずまずといったところ。このうち、3コーナーを10番手以下で通過した3頭はすべて4着以下に敗れており、1番人気なら中団より前で運べそうな馬のほうが信頼性は高い。6番人気が連対率30.0%を記録するなど人気薄の好走も少なくないが、穴馬の連対は過去10年の前半が中心。近年の1~2着は4番人気以内の上位人気馬が占めている。

【人気別成績(過去10年)】               
人気    成績    勝率    連対率    複勝率
1    3-2-1-4    30.0%    50.0%    60.0%
2    1-2-2-5    10.0%    30.0%    50.0%
3    1-0-3-6    10.0%    10.0%    40.0%
4    2-0-1-7    20.0%    20.0%    30.0%
5    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
6    1-2-0-7    10.0%    30.0%    30.0%
7    2-0-0-8    20.0%    20.0%    20.0%
8    0-1-2-7    0.0%    10.0%    30.0%
9    0-0-0-10    0.0%    0.0%    0.0%
10    0-1-0-9    0.0%    10.0%    10.0%
11~    0-2-1-77    0.0%    2.5%    3.8%

   
Check2
差し馬を中心に
  Check1では「1番人気なら中団より前」としたが、人気を問わない全体の成績では差し馬が優勢だ。阪神代替の11年を除く過去9回、競馬道GT8による脚質分類では「差し」が7勝を挙げ、3着以内の好走馬27頭中18頭と3分の2を占めている。「差し」以外の優勝馬は、いずれもハナを切った07年のヴィクトリーと、08年のキャプテントゥーレだ。

【脚質別成績(過去10年、阪神の11年を除く)】               
脚質    成績    勝率    連対率    複勝率
逃げ    2-0-1-4    28.6%    28.6%    42.9%
先行    0-2-1-21    0.0%    8.3%    12.5%
差し    7-4-7-86    6.7%    10.6%    17.3%
追込    0-3-0-24    0.0%    11.1%    11.1%


Check3
前走はトライアルか共同通信杯
 前走レース別の成績を調べると、好走馬を出しているのは皐月賞トライアル(弥生賞、スプリングS、若葉S)か、共同通信杯、京成杯。京成杯からの直行馬は今年不在のため、トライアルか共同通信杯組が中心になる。中では、G2の弥生賞・スプリングS組が注目されがちだが、連対率や複勝率が高いのはG3の共同通信杯、オープンの若葉S組であることには注意したい。その他、今年登録がある馬では毎日杯組が【0.0.0.13】、すみれS組が【0.0.0.5】に終わっている。

Check4
前走2着以下なら前走の上位人気馬
 前走着順別の成績を見ると、前走1着馬が【9.3.4.48】と、勝ち馬10頭中9頭を占めている。ただ、トライアルの勝ち馬は人気にもなりやすく、前走2着以下だったやや人気薄の馬をいかに選別するかがカギになる。
 表は前走2着以下から好走した14頭で、このうち10頭は4番人気以下と妙味のある馬たちだ。また、14頭中11頭は前走2~4着。前走で大敗しているようでは本番でのチャンスは薄くなる。また、前走人気は3番人気以内が中心で、特に10年以降は前走1~2番人気馬ばかりだ。

【前走2着以下からの好走馬(過去10年)】                       
年    馬名    人気    着順    前走    人気    着順
05    シックスセンス    12    2    若葉S    2    4
     アドマイヤジャパン    3    3    弥生賞    3    2
06    ドリームパスポート    10    2    スプリングS    2    3
07    サンツェッペリン    15    2    スプリングS    4    8
08    キャプテントゥーレ    7    1    弥生賞    5    4
     タケミカヅチ    6    2    弥生賞    7    3
09    トライアンフマーチ    8    2    若葉S    4    2
     セイウンワンダー    4    3    弥生賞    2    8
10    ヒルノダムール    6    2    若葉S    1    2
11    ダノンバラード    8    3    共同通信杯    1    9
12    ディープブリランテ    3    3    スプリングS    1    2
13    エピファネイア    2    2    弥生賞    1    4
      コディーノ    3    3    弥生賞    2    3
14    ウインフルブルーム    8    3    若葉S    1    2


Check4
関西馬の1着候補は「一杯」追い切り馬
 パソコン用調教分析ソフト「競馬道 調教マスター」で過去7年の出走馬の追い切りを分析すると、優勝馬7頭中6頭は調教助手が騎乗して追い切った馬。騎手による追い切りだったのは11年のオルフェーヴル(池添騎手)1頭のみである。この年の皐月賞は東京で代替されており、通常の中山開催なら1着候補は調教助手を背に追い切られた馬になる。
 逆に2着馬は7頭すべてレース騎手騎手で追い切られており、連対率や複勝率は、助手と騎手が互角。そのため、馬連や3連複ではなく、馬単、3連単などで順位づけが必要な馬券を買う際に参考にしたいデータだ。




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