秘書(や)先週のWIN5は日曜日が4-11-16-10-8番人気で決着して的中なし、月曜日が4-2-2-4-3番人気で決着して154万1710円の払戻金。小渕さんは日曜日はマイルCS以外全てハズレてWIN1でしたが、キャリーオーバーとなった月曜日は見事に的中。おめでとうございます。振り返っていただけますか?

小渕:まず日曜日ですが、これほど難しい結果となったのは初めてじゃないですかね…。それなのに最後のマイルCSまで5票を持って生き残っていた人がいたのは本当に驚きです。フィエロ、グランデッツァ、トーセンラー、グランプリボス、サンレイレーザーを持っていたらしいのですが、最後の最後ハナ差の勝負で約4億円を逃したのですから、可哀想すぎますよね(笑)。どうやってここまで辿りついたかが気になるところですが、少なくとも3×10×16×15×5=36000点は買ってそうな流れ。360万以上もの投資となると取りガミの心配もありますが、経験上WIN5はあまり取りガミにはならないんですよね。潤沢な資金を元になるべく押さえられるだけ押さえておくのが、やはりこの馬券のコツだと思います。

秘書(や)的中した月曜は振り返ってどうですか?

小渕:おもしろいことに、この日は芝のレースが全て最内枠ダートのレースが全て大外枠が勝ちました。これは偶然ではなく、馬場のいいときの芝は距離ロスのない内枠が有利、ダートは砂を被ったり揉まれたりしない外枠が有利ということを如実に表している結果です。こんなに極端なことが続くのは滅多にありませんが、覚えておくべきコツですよ。

秘書(や):今週も先週に続いて東京と京都のみの開催。どんなところに注意が必要でしょうか?オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。

小渕:馬場に関しては雨の影響をどう捉えるかになるでしょうね。どこまで悪化するかがカギですが、芝のレースは道悪の巧拙、京都のダートは前残りに注意しなければなりません。あと、ワールドスーパージョッキーズシリーズのレースがWIN5対象レースとなっているので、東京の10Rは難解です。各馬テン乗りでこれまでとは違った競馬になる可能性がありますし、日本競馬に慣れない外人ジョッキーが多いとペースや仕掛けどころがトリッキーになりがちで展開のアヤが発生する可能性が高いですからね。ジャパンCは雨の影響がやはり気になりますが、馬場が回復傾向なら斤量有利なハープスター、道悪なら不良馬場の菊花賞を勝ったエピファネイアが注目です。せっかくの豪華メンバーだけに良馬場で見たかったですけどね。



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小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール

業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。