第50回 札幌記念(G2)
8月24日(日) 札幌競馬場 芝2000m
夏競馬では唯一のG2競走・札幌記念。以前はダートや芝のハンデ戦で夏前半に行われていたが、97年より夏後半のG2・別定重量戦(06年から定量戦)となり、秋の大レースを目指す一流馬も参戦しやすい条件が整った。以降、エアグルーヴやセイウンスカイなどのG1馬や、アドマイヤムーンなど後にG1を制する馬も多く勝利を挙げている。近年の優勝馬では、10年のアーネストリーが翌年の宝塚記念を制覇。翌11年には、トーセンジョーダンが次走・天皇賞(秋)でG1初制覇を飾った。また、06年からサマー2000シリーズの第4戦(07年は馬インフルエンザの影響で最終戦)として行われており、昨年は本競走出走馬としては初めて、トウケイヘイローがチャンピオンの座に就いている。そんな札幌記念の、過去の傾向を見てみよう。
Check1
今年は1番人気安泰か?
過去10年、1番人気は【4.3.0.3】。このうち、馬インフルエンザのため9月に繰り下げられた07年はマツリダゴッホが7着、そして函館で代替された昨年はロゴタイプが5着に敗退。また、2桁人気の好走馬4頭中2頭は、やはりこの07年と13年から出ている。逆に、8月に札幌で行われた年は、1番人気【4.3.0.1】で連対率87.5%。また、この8回のうち7回は3連単4万円未満だ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 札幌・8月
1 4-3-0-3 40.0% 70.0% 70.0% 4-3-0-1
2 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0% 0-1-3-4
3 0-0-3-7 0.0% 0.0% 30.0% 0-0-2-6
4 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 1-0-1-6
5 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0% 1-2-0-5
6 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
7 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 1-0-1-6
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-8
9 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 1-1-0-6
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
11~ 0-2-2-38 0.0% 4.8% 9.5% 0-1-1-28
Check2
牝馬が安定、牡・センなら4~5歳馬
性別では牡・セン馬が計【6.8.9.98】連対率11.6%に対し、牝馬は【4.2.1.14】連対率28.6%の好成績。以前はクイーンSから連闘の好走馬も見られたが、施行時期が変わってからも一昨年はフミノイマージンが優勝。ほかにオークス以来のブエナビスタ(09年2着)や、有馬記念以来のレッドディザイア(11年3着)といった休養明けの馬も好走している。
牡・セン馬を年齢別に見ると、4歳馬が【3.2.3.16】で連対率20.8%。これに5歳馬が【2.3.3.20】同17.9%で続き、6歳以上は勝ち馬なしの苦戦傾向だ。なお、牡・牝含め、4~5歳馬が1頭も連対できなかった年はない。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
4歳 3-2-3-16 12.5% 20.8% 33.3%
5歳 2-3-3-20 7.1% 17.9% 28.6%
6歳 0-2-0-20 0.0% 9.1% 9.1%
7歳以上 0-1-3-35 0.0% 2.6% 10.3%
全 6-8-9-98 5.0% 11.6% 19.0%
牝馬 3歳 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
4歳 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
5歳 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
6歳 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
全 4-2-1-14 19.0% 28.6% 33.3%
Check3
1、7~8枠は不振、人気薄は6枠も苦戦
過去10年のうち、8月の札幌で行われた8回の枠番別成績を見ると、1枠が【0.0.0.11】、7枠が【0.0.0.16】とともに好走馬なし。また8枠も【1.0.1.14】で連対率ひと桁台となっており、1、7、8枠は不振だ。特に4番人気以下を見ると、1、7、8枠は計【0.0.0.34】と全滅。加えて6枠も【0.0.1.10】と連対馬が出ておらず、人気薄なら2~5枠の馬を狙いたい。
【枠番別成績(過去10年、07年・13年を除く)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下
1 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
2 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3% 1-1-1-8
3 2-2-3-5 16.7% 33.3% 58.3% 1-0-1-5
4 1-3-1-9 7.1% 28.6% 35.7% 1-2-0-7
5 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3% 1-1-0-11
6 2-1-2-11 12.5% 18.8% 31.3% 0-0-1-10
7 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-12
8 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5% 0-0-0-14
Check4
前走G1組は人気上位馬から順の結果に
前走のクラス別では、G1出走馬(海外含む)が【3.5.4.17】で複勝率41.4%と、安定した成績を誇っている。このG1組の好走馬12頭を見ると、うち9頭が1~2番人気馬(10頭が3番人気以内)で、まずは上位人気に推されていることが条件になる。
また、前走G1組が複数好走した年を見ると、その中で最上位人気に推された馬が常に最先着していることがわかる。近年も、11年が1番人気1着と2番人気3着、12年は1番人気2着と2番人気3着(勝ち馬は前走G3組)という結果だった。
【前走G1出走の好走馬(過去10年)】
年 馬名 人気 着順 前走 人気 着順 備考
04 バランスオブゲーム 2 2 安田記念 5 3 前走G1組最上位人気
ローエングリン 3 3 宝塚記念 7 10
06 アドマイヤムーン 1 1 ダービー 3 7 前走G1組最上位人気
08 マツリダゴッホ 1 2 QE2世C 6 前走G1組最上位人気
09 ブエナビスタ 1 2 オークス 1 1 前走G1組最上位人気
10 アーネストリー 1 1 宝塚記念 3 3 前走G1組最上位人気
ロジユニヴァース 5 2 宝塚記念 5 13
アクシオン 7 3 宝塚記念 10 15
11 トーセンジョーダン 1 1 宝塚記念 9 9 前走G1組最上位人気
レッドディザイア 2 3 有馬記念 11 14
12 ダークシャドウ 1 2 ドバイDF 9 前走G1組最上位人気
ヒルノダムール 2 3 天皇賞・春 5 11
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8月24日(日) 札幌競馬場 芝2000m
夏競馬では唯一のG2競走・札幌記念。以前はダートや芝のハンデ戦で夏前半に行われていたが、97年より夏後半のG2・別定重量戦(06年から定量戦)となり、秋の大レースを目指す一流馬も参戦しやすい条件が整った。以降、エアグルーヴやセイウンスカイなどのG1馬や、アドマイヤムーンなど後にG1を制する馬も多く勝利を挙げている。近年の優勝馬では、10年のアーネストリーが翌年の宝塚記念を制覇。翌11年には、トーセンジョーダンが次走・天皇賞(秋)でG1初制覇を飾った。また、06年からサマー2000シリーズの第4戦(07年は馬インフルエンザの影響で最終戦)として行われており、昨年は本競走出走馬としては初めて、トウケイヘイローがチャンピオンの座に就いている。そんな札幌記念の、過去の傾向を見てみよう。
Check1
今年は1番人気安泰か?
過去10年、1番人気は【4.3.0.3】。このうち、馬インフルエンザのため9月に繰り下げられた07年はマツリダゴッホが7着、そして函館で代替された昨年はロゴタイプが5着に敗退。また、2桁人気の好走馬4頭中2頭は、やはりこの07年と13年から出ている。逆に、8月に札幌で行われた年は、1番人気【4.3.0.1】で連対率87.5%。また、この8回のうち7回は3連単4万円未満だ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 札幌・8月
1 4-3-0-3 40.0% 70.0% 70.0% 4-3-0-1
2 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0% 0-1-3-4
3 0-0-3-7 0.0% 0.0% 30.0% 0-0-2-6
4 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 1-0-1-6
5 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0% 1-2-0-5
6 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
7 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 1-0-1-6
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-8
9 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 1-1-0-6
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
11~ 0-2-2-38 0.0% 4.8% 9.5% 0-1-1-28
Check2
牝馬が安定、牡・センなら4~5歳馬
性別では牡・セン馬が計【6.8.9.98】連対率11.6%に対し、牝馬は【4.2.1.14】連対率28.6%の好成績。以前はクイーンSから連闘の好走馬も見られたが、施行時期が変わってからも一昨年はフミノイマージンが優勝。ほかにオークス以来のブエナビスタ(09年2着)や、有馬記念以来のレッドディザイア(11年3着)といった休養明けの馬も好走している。
牡・セン馬を年齢別に見ると、4歳馬が【3.2.3.16】で連対率20.8%。これに5歳馬が【2.3.3.20】同17.9%で続き、6歳以上は勝ち馬なしの苦戦傾向だ。なお、牡・牝含め、4~5歳馬が1頭も連対できなかった年はない。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
4歳 3-2-3-16 12.5% 20.8% 33.3%
5歳 2-3-3-20 7.1% 17.9% 28.6%
6歳 0-2-0-20 0.0% 9.1% 9.1%
7歳以上 0-1-3-35 0.0% 2.6% 10.3%
全 6-8-9-98 5.0% 11.6% 19.0%
牝馬 3歳 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
4歳 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
5歳 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
6歳 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
全 4-2-1-14 19.0% 28.6% 33.3%
Check3
1、7~8枠は不振、人気薄は6枠も苦戦
過去10年のうち、8月の札幌で行われた8回の枠番別成績を見ると、1枠が【0.0.0.11】、7枠が【0.0.0.16】とともに好走馬なし。また8枠も【1.0.1.14】で連対率ひと桁台となっており、1、7、8枠は不振だ。特に4番人気以下を見ると、1、7、8枠は計【0.0.0.34】と全滅。加えて6枠も【0.0.1.10】と連対馬が出ておらず、人気薄なら2~5枠の馬を狙いたい。
【枠番別成績(過去10年、07年・13年を除く)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下
1 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-8
2 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3% 1-1-1-8
3 2-2-3-5 16.7% 33.3% 58.3% 1-0-1-5
4 1-3-1-9 7.1% 28.6% 35.7% 1-2-0-7
5 1-1-0-12 7.1% 14.3% 14.3% 1-1-0-11
6 2-1-2-11 12.5% 18.8% 31.3% 0-0-1-10
7 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-12
8 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5% 0-0-0-14
Check4
前走G1組は人気上位馬から順の結果に
前走のクラス別では、G1出走馬(海外含む)が【3.5.4.17】で複勝率41.4%と、安定した成績を誇っている。このG1組の好走馬12頭を見ると、うち9頭が1~2番人気馬(10頭が3番人気以内)で、まずは上位人気に推されていることが条件になる。
また、前走G1組が複数好走した年を見ると、その中で最上位人気に推された馬が常に最先着していることがわかる。近年も、11年が1番人気1着と2番人気3着、12年は1番人気2着と2番人気3着(勝ち馬は前走G3組)という結果だった。
【前走G1出走の好走馬(過去10年)】
年 馬名 人気 着順 前走 人気 着順 備考
04 バランスオブゲーム 2 2 安田記念 5 3 前走G1組最上位人気
ローエングリン 3 3 宝塚記念 7 10
06 アドマイヤムーン 1 1 ダービー 3 7 前走G1組最上位人気
08 マツリダゴッホ 1 2 QE2世C 6 前走G1組最上位人気
09 ブエナビスタ 1 2 オークス 1 1 前走G1組最上位人気
10 アーネストリー 1 1 宝塚記念 3 3 前走G1組最上位人気
ロジユニヴァース 5 2 宝塚記念 5 13
アクシオン 7 3 宝塚記念 10 15
11 トーセンジョーダン 1 1 宝塚記念 9 9 前走G1組最上位人気
レッドディザイア 2 3 有馬記念 11 14
12 ダークシャドウ 1 2 ドバイDF 9 前走G1組最上位人気
ヒルノダムール 2 3 天皇賞・春 5 11
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