第50回 函館記念(G3)
7月20日(日) 函館競馬場 芝2000m
七夕賞に続くサマー2000シリーズの第2戦・函館記念。以前は夏後半の名物レースだったが、97年に札幌、函館の開催順が入り替わり6月末~7月上旬に移動。その後2度の時期変更があり、一昨年からは7月中旬に行われている。06年に創設されたサマー2000シリーズでは、11年まで6年連続でこのレース不出走馬がチャンピオンになっていたものの、一昨年のトランスワープ、昨年のトウケイヘイローと、ここ2年は連続して函館記念優勝馬が王座に就いている。今年のシリーズ制覇へ前進するのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。
Check1
近年は波乱含みに
1番人気は1勝止まりながら連対率40.0%、2番人気も複勝率60.0%を記録するなど、一見ハンデ戦としては上位人気はまずまずの成績を残している。ただ、09年以降の過去5年にかぎると、うち4回で7番人気以下から2頭が馬券圏内に食い込む荒れ模様。特にここ3年は1、2番人気が揃って馬券圏内を外しており、3連単は3年連続で10万馬券以上の高配当が出ている。その一方で、過去10年の勝ち馬はすべて7番人気以内と極端な大波乱には至っていないが、基本的にはハンデ戦らしく波乱含みのレースと捕らえたい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
2 2-2-2-4 20.0% 40.0% 60.0%
3 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4 4-0-1-5 40.0% 40.0% 50.0%
5 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
8 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
9 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
11~ 0-1-0-44 0.0% 2.2% 2.2%
Check2
4歳馬強し、高齢馬も軽視は禁物
年齢別では、4歳の牡・セン馬が【3.3.2.10】連対率33.3%、複勝率44.4%の好成績。また、牝馬の好走馬2頭もともに4歳馬で、牡牝ともまず4歳馬に注目したい。また、牡・セン馬は7歳以上のベテランも【4.3.1.38】と、好走馬の3分の1近くを占める。該当馬が多いため好走確率はさほど高くないものの、高齢馬にも十分な注意を払いたい一戦だ。一方、6歳馬は1勝2着なしの1連対のみと不振である。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 3-3-2-10 16.7% 33.3% 44.4%
5歳 2-2-4-25 6.1% 12.1% 24.2%
6歳 1-0-3-34 2.6% 2.6% 10.5%
7歳以上 4-3-1-38 8.7% 15.2% 17.4%
牝馬 4歳 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
5歳 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%
6歳 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
7歳以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
Check3
ハンデは57キロ台までなら重いほど好成績
ハンデは51キロ台以下は【0.0.0.7】、58キロ台は【0.0.0.5】と、極端に軽い馬や重い馬の好走はない。また、52~53キロ台は勝利がなく、勝ち馬候補は54~57キロ台になる。特に57キロ台は【2.3.3.12】で複勝率40.0%と好走確率が高く、56キロ台は勝率12.1%がトップ。そして55キロ台は複勝率26.7%と上々で、55~57キロ台がおおむね中心と言えそうだ。
【ハンデ別成績(過去10年)】
ハンデ 成績 勝率 連対率 複勝率
51kg台以下 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
52kg台 0-2-0-6 0.0% 25.0% 25.0%
53kg台 0-1-1-14 0.0% 6.3% 12.5%
54kg台 2-1-0-23 7.7% 11.5% 11.5%
55kg台 2-2-4-22 6.7% 13.3% 26.7%
56kg台 4-1-2-26 12.1% 15.2% 21.2%
57kg台 2-3-3-12 10.0% 25.0% 40.0%
58kg台 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
Check4
馬体重2桁増でも軽視は禁物
馬体重の増減別では、マイナス4キロ以下は連対率ひと桁。マイナス3~プラス3キロも連対率12.1%とひと息で、プラス4キロ以上の好走確率が高い。特にプラス10~14キロは【2.2.1.5】で連対率40.0%、複勝率50.0%。気温や輸送の有無、調教環境の違いなど、馬体重の変動に影響を与える要素が多そうだが、プラス体重に関しては気にせず狙っていけるレースだ。
【馬体重増減別成績(過去10年)】
増減 成績 勝率 連対率 複勝率
+15kg以上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
+10kg~+14kg 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
+4kg~+9kg 3-2-3-22 10.0% 16.7% 26.7%
-3kg~+3kg 3-4-3-48 5.2% 12.1% 17.2%
-9kg~-4kg 1-2-3-26 3.1% 9.4% 18.8%
-14kg~-10kg 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
-15kg以下 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
Check5
1着候補は前走5着以内馬から
1、2着馬の前走を見ると、勝ち馬は10頭中9頭が前走5着以内で、掲示板外から巻き返したのは、このレース2連覇中と抜群の相性を誇っていた07年のエリモハリアー1頭だけ。函館でよほど好成績を残しているなどの理由がないかぎり、1着候補は前走5着以内の馬から選びたい。一方、2着馬は10頭中6頭が前走6着以下と巻き返しも可能だが、前走2桁着順馬は、G1・安田記念13着のファインモーションのみ。2着馬も前走8~9着あたりまでが目安になる。
なお、前走レース別では巴賞組が【5.6.3.44】と出走馬、好走馬ともダントツで、他は多くのレース分散している。また、前走条件戦出走馬は【0.0.2.11】で好走しても3着止まりだ。
【1、2着馬の前走(過去10年)】
年 1着馬 前走 前走着順 2着馬 前走 前走着順
04 クラフトワーク 中京記念 5 ファインモーション 安田記念 13
05 エリモハリアー 巴賞 1 ブルートルネード 巴賞 2
06 エリモハリアー 巴賞 2 エアシェイディ 福島TVOP 1
07 エリモハリアー 巴賞 11 ロフティーエイム 巴賞 8
08 トーセンキャプテン 巴賞 4 フィールドベアー 巴賞 1
09 サクラオリオン 巴賞 3 マヤノライジン 巴賞 6
10 マイネルスターリー 新潟大賞典 4 ジャミール 天皇賞(春) 7
11 キングトップガン 目黒記念 1 マヤノライジン 五稜郭S 6
12 トランスワープ 福島TVOP 3 イケトップガン 巴賞 5
13 トウケイヘイロー 鳴尾記念 1 アンコイルド 巴賞 8
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7月20日(日) 函館競馬場 芝2000m
七夕賞に続くサマー2000シリーズの第2戦・函館記念。以前は夏後半の名物レースだったが、97年に札幌、函館の開催順が入り替わり6月末~7月上旬に移動。その後2度の時期変更があり、一昨年からは7月中旬に行われている。06年に創設されたサマー2000シリーズでは、11年まで6年連続でこのレース不出走馬がチャンピオンになっていたものの、一昨年のトランスワープ、昨年のトウケイヘイローと、ここ2年は連続して函館記念優勝馬が王座に就いている。今年のシリーズ制覇へ前進するのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。
Check1
近年は波乱含みに
1番人気は1勝止まりながら連対率40.0%、2番人気も複勝率60.0%を記録するなど、一見ハンデ戦としては上位人気はまずまずの成績を残している。ただ、09年以降の過去5年にかぎると、うち4回で7番人気以下から2頭が馬券圏内に食い込む荒れ模様。特にここ3年は1、2番人気が揃って馬券圏内を外しており、3連単は3年連続で10万馬券以上の高配当が出ている。その一方で、過去10年の勝ち馬はすべて7番人気以内と極端な大波乱には至っていないが、基本的にはハンデ戦らしく波乱含みのレースと捕らえたい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
2 2-2-2-4 20.0% 40.0% 60.0%
3 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
4 4-0-1-5 40.0% 40.0% 50.0%
5 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
7 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
8 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
9 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
11~ 0-1-0-44 0.0% 2.2% 2.2%
Check2
4歳馬強し、高齢馬も軽視は禁物
年齢別では、4歳の牡・セン馬が【3.3.2.10】連対率33.3%、複勝率44.4%の好成績。また、牝馬の好走馬2頭もともに4歳馬で、牡牝ともまず4歳馬に注目したい。また、牡・セン馬は7歳以上のベテランも【4.3.1.38】と、好走馬の3分の1近くを占める。該当馬が多いため好走確率はさほど高くないものの、高齢馬にも十分な注意を払いたい一戦だ。一方、6歳馬は1勝2着なしの1連対のみと不振である。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
4歳 3-3-2-10 16.7% 33.3% 44.4%
5歳 2-2-4-25 6.1% 12.1% 24.2%
6歳 1-0-3-34 2.6% 2.6% 10.5%
7歳以上 4-3-1-38 8.7% 15.2% 17.4%
牝馬 4歳 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
5歳 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7%
6歳 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
7歳以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
Check3
ハンデは57キロ台までなら重いほど好成績
ハンデは51キロ台以下は【0.0.0.7】、58キロ台は【0.0.0.5】と、極端に軽い馬や重い馬の好走はない。また、52~53キロ台は勝利がなく、勝ち馬候補は54~57キロ台になる。特に57キロ台は【2.3.3.12】で複勝率40.0%と好走確率が高く、56キロ台は勝率12.1%がトップ。そして55キロ台は複勝率26.7%と上々で、55~57キロ台がおおむね中心と言えそうだ。
【ハンデ別成績(過去10年)】
ハンデ 成績 勝率 連対率 複勝率
51kg台以下 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
52kg台 0-2-0-6 0.0% 25.0% 25.0%
53kg台 0-1-1-14 0.0% 6.3% 12.5%
54kg台 2-1-0-23 7.7% 11.5% 11.5%
55kg台 2-2-4-22 6.7% 13.3% 26.7%
56kg台 4-1-2-26 12.1% 15.2% 21.2%
57kg台 2-3-3-12 10.0% 25.0% 40.0%
58kg台 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
Check4
馬体重2桁増でも軽視は禁物
馬体重の増減別では、マイナス4キロ以下は連対率ひと桁。マイナス3~プラス3キロも連対率12.1%とひと息で、プラス4キロ以上の好走確率が高い。特にプラス10~14キロは【2.2.1.5】で連対率40.0%、複勝率50.0%。気温や輸送の有無、調教環境の違いなど、馬体重の変動に影響を与える要素が多そうだが、プラス体重に関しては気にせず狙っていけるレースだ。
【馬体重増減別成績(過去10年)】
増減 成績 勝率 連対率 複勝率
+15kg以上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
+10kg~+14kg 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
+4kg~+9kg 3-2-3-22 10.0% 16.7% 26.7%
-3kg~+3kg 3-4-3-48 5.2% 12.1% 17.2%
-9kg~-4kg 1-2-3-26 3.1% 9.4% 18.8%
-14kg~-10kg 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
-15kg以下 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
Check5
1着候補は前走5着以内馬から
1、2着馬の前走を見ると、勝ち馬は10頭中9頭が前走5着以内で、掲示板外から巻き返したのは、このレース2連覇中と抜群の相性を誇っていた07年のエリモハリアー1頭だけ。函館でよほど好成績を残しているなどの理由がないかぎり、1着候補は前走5着以内の馬から選びたい。一方、2着馬は10頭中6頭が前走6着以下と巻き返しも可能だが、前走2桁着順馬は、G1・安田記念13着のファインモーションのみ。2着馬も前走8~9着あたりまでが目安になる。
なお、前走レース別では巴賞組が【5.6.3.44】と出走馬、好走馬ともダントツで、他は多くのレース分散している。また、前走条件戦出走馬は【0.0.2.11】で好走しても3着止まりだ。
【1、2着馬の前走(過去10年)】
年 1着馬 前走 前走着順 2着馬 前走 前走着順
04 クラフトワーク 中京記念 5 ファインモーション 安田記念 13
05 エリモハリアー 巴賞 1 ブルートルネード 巴賞 2
06 エリモハリアー 巴賞 2 エアシェイディ 福島TVOP 1
07 エリモハリアー 巴賞 11 ロフティーエイム 巴賞 8
08 トーセンキャプテン 巴賞 4 フィールドベアー 巴賞 1
09 サクラオリオン 巴賞 3 マヤノライジン 巴賞 6
10 マイネルスターリー 新潟大賞典 4 ジャミール 天皇賞(春) 7
11 キングトップガン 目黒記念 1 マヤノライジン 五稜郭S 6
12 トランスワープ 福島TVOP 3 イケトップガン 巴賞 5
13 トウケイヘイロー 鳴尾記念 1 アンコイルド 巴賞 8
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