小渕:またまた悔しい結果になってしまいました。後半2つが堅く、京都9Rが最も波乱含みなことはわかっていただけに痛恨です。京都9Rは前残りが怖い京都のダートでハンデ戦。前に行けて内枠のテイエムジンソクを抜いてしまったのは失敗でしたが、中間の稽古の状況から状態があまり良くない印象だったんです。3頭横並びのゴールで、2着サンライズホームと3着タムロミラクルは持っていたんですけどね。
秘書(や):後半2つは堅いと思った根拠は何だったんですか??
小渕:京都の10Rは、この組み合わせで55キロで戦えるならミッキーラブソングで鉄板でした。遅い流れになりそうな組み合わせだったので外枠で流れに乗りやすかったのも良かったと思いますし、そもそも外回りの京都はあまり荒れないですからね。東京10Rのダービーは、今年は皐月賞が中身の濃いレースでレコード決着でしたし、その反動でデキが落ちたりした馬がいなくて、皐月賞の上位組の再戦といった様相でした。直線のちょっとしたアヤで皐月賞のときとは着順が入れ替わりましたが、力差はほとんどなく、やはり3頭の競馬で正解でしたね。他の世代と比べてどうこうはまだ判断をつけかねますが、この世代ではこの3頭がアタマひとつ抜けていると思います。
秘書(や):今週は東京は引き続き開催が続きますが、関西は京都が終わって阪神での開催。どんなところに注意が必要でしょうか?オススメの1頭なども挙げて頂けると嬉しいのですが…。
小渕:東京は先週同様Cコースを使用。先週からCコースに替わった東京の芝コースは、内有利のレースが続いていて、時計が極端に速いです。内枠と前に行ける馬、もしくは鋭い決め手を持つ馬が台頭する馬場と言えるでしょう。阪神は2か月ぶりの開催で馬場はかなり良化しているでしょうし、今週は仮柵のなしのAコースとなるので、グリーンベルト状態となっています。内を回れる馬しかほぼチャンスはないと考えられます。東京のメイン安田記念はモーリスで仕方ないところでしょうし、今週からはクラス再編成が行われて降級馬が勝ちまくるでしょうから、堅い決着が続くはず。どれだけ絞って当てれるかが勝負の分かれ目です。
秘書(や):おっとそこまで。今週のWIN5も小渕さんの意見を参考にしたいところですね。週末のWIN5予想は『競馬道OnLine 小渕高慶の「本日の3番勝負+WIN5』で!
小渕高慶(おぶち たかよし)プロフィール
業界を牽引する専門紙・競馬ブック紙上にて年間回収率1位の座にも輝いた経験もある元トラックマン。現在もトレセンに身を置き調教師や騎手、馬主などと深い交流を持つレーシングアドバイザーとして活動。
一方でトラックバイアスや関係者の事情を考慮した独自の予想を展開する現役の予想家でもある。あわや3週連続WIN5的中(14R連続的中まで)や3連単100万オーバーなどの派手な当たりは机上の予想ではなかなか辿り着けない芸当。能力分析と現場の事情が融合した他では聞けない深みのある予想は必見である。
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