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ナッキー(ケーシー高峰)の屁理屈。

TOKIOと和田アキ子に共通する「イメージの単純化」という問題。

2015/12/01 22:01 投稿

  • タグ:
  • TOKIO
  • 和田アキ子
  • 芸能
結論から言えば

「タレントの印象がアーティストの印象を喰っている」

という状況が共通している。まぁこれは彼らに限ったことでなく、あらゆる「マルチタレント」が背負う現象だったりするのだが。

ならば何故、この二人をピックアップしたかと言うと、「アーティストの印象が薄くなっているが、決して価値が低い訳ではない」からだ。TOKIOは中島みゆき作詞作曲の「宙船」が自身の歴代シングル売上2位のヒットを記録して以降もアーティストからの楽曲提供を受けたりしており、決して楽曲のクオリティが下がっている訳ではないし、ジャニーズ軍団の中で(たぶん)唯一のロックフェス出演歴がある(ジャニーズ所属歴がある人がメンバーにいるバンドという事であればONE OK ROCKがいるが)。

和田アキ子は業界人からもコラボレーションの話が来るように、歌手として決して評価されてない訳ではないのだが、売上自体は惨憺たるもので、よく「こんなに売れてないのに何故紅白に出られるのか」と言われてしまう現状だ。

だが言わずもがな「売れてない=聞くに堪えない」と結びつけるのは軽薄である。彼女の場合はそもそも「歌手・和田アキ子」という認識を持っていない人が殆どなのだ。アーティストの中にはタレント的活動を通じてアーティストとしての認識を深めてもらおうとする場合もあると思うが、彼女の場合はタレント的認識が強すぎてアーティスト的認識を消してしまったパターンである。

これは彼女に限らず、彼女が所属するホリプロに多いパターンな気がする。個人的には深田恭子がアーティスト活動をやめてしまったのが勿体無い。あと芸人もタレント化してしまってネタをあんまりやらなくなる印象がある。タレントにとってテレビは売れっ子になる為の近道でありながらも、芸能人の「多様性」を隠してしまう悪魔の箱なのかもしれない。

この「イメージの単純化」という問題はテレビのお家芸の様に見えて、実はネットでも頻繁に見られる。いわゆる「レッテル貼り」である。

例えば商売の話にやたらと結び付けられるAKBグループはアンチの宝庫であるが、言わずもがな「商売が汚い、商売っ気が強い」という事がイコール「作品の質が低い」という事を保証するわけではない。そんな事を言ったら確信犯的に女性ウケの為にイメージ戦略をとったローリングストーンズやビートルズも低俗な音楽なのか?という話になってしまう。つまりアンチは「商売の話」と「作品・パフォーマンスの話」を別次元の話として分けずに話しているのだ。こうした語り手が自己顕示欲を満たすために、意図的か無意識化は解らないが論点を単純化して語り捨てるケースがネットでは多発している。

そう、ネットではメディアだけでなく、個人レベルでも情報が発信されるだけにイメージが単純化された情報は物量として膨大になる。そういう意味ではネットもテレビ異常に「疑う技術」を要するメディアなのだ。ネットをやってても自動的に賢くなる訳じゃないし、どれだけグーグル先生の検索精度が高くなろうが、グーグルの検索上位にある=正しい情報ではない、グーグルはその情報が正しい情報であると証明などしてくれない。つまり結局「情報精査能力」がなければ検索しようが無意味なのだ。

いたくシンプルな話である。「人間はそうそう一言で片付けられるものではない」、それだけだ。人間と世界は多様性に満ちている。おそらく皆さんだって、自分の事を全て解ったかのように一言で片付けられたら良い気はしないだろう。自分が見ているものはその人の一面でしかないという事を意識すれば、もっと人生は豊かになると思うのだ。

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