ナッキー(ケーシー高峰)の屁理屈。

「シェンムーⅢ」が決して安心できない3つの理由。

2015/06/18 13:03 投稿

コメント:1

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私も興奮した「シェンムーⅢ」の開発決定だが、クラウドファンディングサイト「キックスターター」の記録を作ってしまったようだ。

>『シェンムー3』Kickstarterがギネス記録を達成、
 「最も短時間で100万ドルを集めたビデオゲーム」に
http://www.inside-games.jp/article/2015/06/18/88617.html (INSIDEjp)

海外ではメインテーマのイントロがワンフレーズ流れただけで気づいてしまうぐらいのファンがいる、いわゆる「神ゲー」として記憶されてはいるが、この「シェンムーⅢ」が「約束された神ゲー」なのかと言われれば、セガ信者としてはそうあって欲しいと思うが、決して安心できる環境ではないと私は思っている。

理由1.
(たぶん)セガが作るわけじゃない点


このクラウドファンディングの企画自体はセガにちゃんと話も通してあり、権利的な問題でセガともめる事は恐らくない。だが、同時に「セガが作る」という話でも今のところはない。プロデューサーの鈴木裕さん、そして「シェンムー」のチーフプログラマーだったという平井さんという方、および「ネイロ」(http://neilo.co.jp/)という会社が開発に関わるとされているが、セガの名前は一切出ていない。

もちろんセガが作れば神ゲーになるという保証なんて無いのだが、ただ開発の前提としてセガはある意味鈴木裕さんの弟子でもある名越稔洋さんが開発のトップになり、かつシェンムーの意思を受け継いだ部分のある「龍が如く」シリーズを軌道に乗せた。つまり「自社でオープンワールドゲーム制作ノウハウがある」という貯金が存在している。

一方、平井さんが代表を務める「ネイロ」という会社の活動実績を調べてみると
  • PlayStation®Vita「orgarhythm(オルガリズム)」
  • Android TEGRA3向け「orgarhythmTHD」
  • iOS/Android「侍揺(サムライロックンロール)」
  • iOS/Android「Klee(クレー)~月ノ雫舞う街より~」
  • アーケード版「LEFT4DEAD -生存者たち-」
というラインナップであり、コンシューマ向けにオープンワールドゲームを作った実績が無い。それどころか据え置き機/PC版でのゲーム開発すらない。私は業界人ですらないので自信は持てないが、素人目には「前歴がない」というのは不安要素が残る。いくら平井さんがチーフプログラマーとしてやっていたとしても、ゲームはプログラマーだけで作る訳ではないのだから。果たして開発メンバーがごっそり変わっても、続編たりえるものが出来上がるものなのか、という素人目には非常に興味のあるポイントがシェンムーⅢには存在している。なお、同社ではシェンムーⅢの開発スタッフを募集している。興味のある方は応募してみてはどうだろうか。→http://neilo.co.jp/news/643

ちなみにカプコンを辞めた稲船敬二さん曰く、開発トップ数名が入るだけで「らしさ」を表現する事は可能らしい。実際稲船さんがいた頃は数名カプコンから派遣して、開発は別の会社というゲームが幾つもあった(今も?)が、それを「カプコンらしくない」という人はあまりいない。「ストリートファイター」シリーズや「ロックマン」すら今ではカプコンの完全な内製ではないのだ。たしかにその発言には説得力がある。

理由2.
鈴木裕さん自身が久しぶりの「現場復帰」な点


ググってみると携帯/スマホアプリでのゲーム開発にはシェンムー以降も関わっていたようだが、コンシューマ向けのゲーム開発から遠ざかっている。その点でも不安な上、その携帯/スマホアプリだって大ヒットさせた訳ではない。

理由3.
そもそも「シェンムー」自体が「完璧なゲーム」ではなかった点


オープンワールドゲームという概念すらおそらく無かった時代の作品であり、ゲーム史的な意義と価値は十分すぎるほどあるのは間違いないが、それであってもシェンムーが「素晴らしいゲーム」ではあっても「完璧なゲーム」だったとはセガ信者の私ですら思わない。むしろ全体的なバランスがいびつで所々ストレスのたまる、悪い意味での「セガらしいゲーム」な所すらあったと思うのが私の正直な感想だ。ただそれを差し置いてもシェンムーが素晴らしい「体験」をもたらしてくれたからこそ、僕らはいつまでもシェンムーを追い続けていたのだ。

だが、その夢はついに現実になる事がほぼ確実となった。もう夢であってはいけないのだ。現実に落とし込まなければゲームは作れないのだ。

という事で、シェンムーⅢプロジェクトは無事に作品を送り出せるのか?そしてその作品は「約束された神ゲー」と結果的に言えるものになるのだろうか?
これから長い、期待と不安の日々が続きそうである。

コメント

えーすりーさん
No.1 (2015/06/19 02:35)
竜が如くの中国版をつくってきてこれがシェンムーですって言われても嫌だし、セガはあんまり噛まなくてもいいかな。
出来が悪くてもつまらなくても、鈴木裕がこれがシェンムーですと言われたら受け入れるしかないと思う。
鈴木裕以外にシェンムーとは何かが分かってる人は居ないんだから、クリエーターとして鈴木裕が何を作りたかったのかが知りたい。
できればよく出来たゲームより、こんなのはゲームじゃないぐらい尖ったもののほうがうれしい。普通に面白いオープンワールドなんか腐るほどあるしな。
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