備えあれば憂いなしって言うじゃないですか。
今回のフランステロ事件でも緊急事態に対する対応が注目されました。
でも日本はそうした備え、どうでしょうか?
フランスのオランド大統領はパリ同時多発テロ後、「非常事態宣言」を発令し、治安当局が令状なしで家宅捜索に踏み込むなど対テロ作戦を遂行している。こうした対応が可能なのは、緊急事態に対応するため、一時的に国の権限を強化して国民の権利を制限する「国家緊急権」が、憲法や法律に設けられているからだ。国際テロの脅威は日本にとって対岸の火事ではないが、憲法には同様の規定は存在せず、「テロとの戦い」の欠陥となっている。仏政府は非常事態宣言で、国境封鎖▽夜間の外出禁止▽集会の禁止-などの措置を取ったほか、治安当局が令状なしで家宅捜索を行い、武器の押収や逮捕につなげている。
西修・駒沢大名誉教授の調査によると、1990~2014年に制定された102カ国の憲法の全てに、国家非常事態に関する規定があった。しかし、日本の憲法にこうした規定はない。大規模テロに際してフランスのような措置を取ろうにも、居住・移転の自由や財産権、通信の秘密といった権利の制限は困難だ。憲法の枠内で緊急立法するとしても国会審議が必要で、機動的な対応は難しい。
非常事態宣言、日本は可能か 憲法に規定なし…「テロとの戦い」欠陥に
産経新聞 11月19日
何かが起こってからじゃもう遅いですからね。
それよりはあらかじめ広く対応できるように諸々整備しておく必要があるでしょう。
いざことが起きた時に国会審議なんてしてる暇ありますか?
どうせロクでもない審議やるんでしょう。
秘書がどうしたとかこうしたとか。
日本っていうのは国民的な病なのかもしれませんが、長期的なことってあまり考えないですよね。どちらかといえば短期的な戦術に強くて長期的な戦略はないと。これは政治においてもそうではないでしょうか。
ただこうした緊急事態に対応することすら国内には反発も強いわけです。緊急事態条項を設けるっていうのも共産党とかは反対するわけですよ。さすが暴力革命、天皇制打倒を掲げて出来た政党は違いますね。
反対する人は人権がーというでしょう。確かにその意見も理解できます。ただ緊急時においては強権的なことも必要な場面があるのではないかと思うんですよ。そうしなければ結局さらなる混乱を招くだけでしょう。
中身の議論はもちろん大事です。ただ、そもそも緊急事態に対処するための法整備が必要じゃないというのはテロリストか何かですか?
アメリカは外国人の入国で指紋取られます。日本も割りと厳しくなりました。
http://www.moj.go.jp/content/000001941.pdf
ただ、入国後ずっと監視することはできません。
なのであとできることは、緊急事態宣言して、
どうテロに対応するかです。
その法案は大至急作らないといけないですね。
( 和 田 )
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