歴史って見方によっていろいろな面があると思うんですよね。
今私たちが教えられている近代の歴史基本的に日本が悪いっていうものじゃないですか。
特に歴史っていうのは勝者が作るものになっていますよね。
だからこそ日本が敗戦してからは占領軍にとって都合のいい歴史を教え込まれてきたわけです。

今にしたってアメリカにはなかなか批判が行かないようになっているじゃないですか。
全国空襲して原爆落として、そして今も居座っています。
まさにぐうの音も出ないほどの畜生ですよ。
だからこそ占領政策によって批判の矛先をアメリカではなく日本自体に向けるように仕向けていったと。


もちろん自主防衛が現状できていない日本にとって米軍の即時撤退は現実的ではないでしょう。
しかし日本人としてはやはり覚えておくべきことなのだろうと思います。
8月15日ということで最近戦争にまつわる番組などもありました。
見ているとやはり日本が突然真珠湾に行ったかのような印象がありますが、そこに至るまでのもっと大きなスパンでみないとわからないでしょう。

そこでオススメしたいのが、こちらの日本人が知っておくべき戦争の話なんですね。
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開戦に至るまでの時代の流れをさらっと見ることができます。
こういった視点もあるのかと考えていただければ幸いです。
もうすぐ電子化もされる予定ですから、そちらもご期待ください。

勝者が歴史を作るっていうのは何も敗戦後だけではないんですね。
意外と落とし穴なのは明治維新だと思うんですよ。
このあたりの時代のファンはとても多いと思うんですよね。
今教えられる視点だと、ただすごいなぁと思ってしまいます。

しかし考えてみるとこれも勝者の歴史なんじゃないですかね。

だって長州とか薩摩ってテロ行為みたいなことやってたじゃないですか。
むしろそれを守っていたのが最終的に負けた会津だったりしますよね。
吉田松陰だって密航を企てようとしたり、考えると え?っていうことが結構あります。

しかしいつの間にか薩摩長州が官軍になって、会津が賊軍になりました。
そしてそのまま勝者の歴史が語られるようになったと。

負けた会津はあまり表には出ませんが相当な辛酸をなめました。
陸軍大将にまでなった柴五郎という軍人は会津の生まれです。
会津戦争でばあちゃんやおかあさん、妹を失い、苦労に苦労を重ねたんですね。
彼の遺書でそうした会津人の苦労が語られています。

ある明治人の記録として出版されていますので、これは本当に読んでください。
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涙なしには読めませんよ。
こんなことをいうと、じゃあお前は明治維新を否定するのかといわれそうですけど、そういうことじゃないんですよね。

歴史にはいろいろな見方があるなということを知っていただければと思います。

 

 
( KAZUYA )






■編集後記■


歴史は虹のようなものでというのは名言ですね。

見る人によって違う。

だからこそ、自分たちの立ち位置を確認しなければなりません。

そういうやっかいなものです。

江戸時代は諸国にわかれていたわけで、

明治日本という枠組みの変化についていけない人、

取り残され、負の財産だけ残ったという人もいます。


吉田松陰なんかテロリストでしたが、

今は英雄でNHKの大河ですから。

書く人、書き方によって歴史は変わるんですね。


 

( 和 田 )
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