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誰ソ彼ホテルプレイ録という名の感想文 後編

2018/11/04 03:18 投稿

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  • ゲーム
  • 誰ソ彼ホテル
はじめに
この記事では株式会社SEECの脱出アドベンチャーノベル「誰ソ彼ホテル」をプレイした感想を綴っています。
ストーリーに関係する記述を含む場合がありますのでネタバレ等を避けたい方はブラウザバックをお願いいたします。
【誰ソ彼ホテル公式ホームページ】
http://se-ec.co.jp/appli/tasokarehotel/

また後編になっているので前編の記事を未読の方は前編から読んでいただけると幸いです。
前編→こちら

~4章~
4章は全8章の中で最も話数が多い章で、探索パートや尋問パートなどの難易度も3章までに比べ少し高めに設定されています。
また、END分岐も多めに設定されており全44話を網羅するのはノベルゲームに明るい方でないとそこそこ骨の折れる章です。
利用客として訪れたカップルのトオルキョーコの関係に迫りつつ火曜サスペンスのような展開で主要キャラクターの恋愛観なども知ることができるストーリーですね。
またホテル関係者の新キャラとして切子さんという3人目の人外キャラも登場します。

この切子さんというキャラクターがまた妙に謎の多い存在で、3章の感覚で言うなら「敵か味方か判別できないキャラクター」となっています。
後々かなり重要なキーマンになる切子さんですが、人外キャラの中では憎めない愛嬌のあるデザインだと投稿者は思いました。

またこのゲームでは利用者が死亡することもあり、このシステム自体は2章でも知ることはできるのですが、難易度的に2章では安藤さんが死亡するENDを見ることはあまり無いのではないかと思います。
前述のように4章では話が長い分、尋問パートも多めに設定されておりEND分岐も多いために利用客が死亡するENDにも辿り着きやすいようになっているのではないでしょうか。

他にも3章で登場した大外とは一旦休戦のような形で音子ちゃんにヒントをくれたり手助けをしてくれたりとここから株が右肩上がりになるような流れになっていきます。


~5章~
4章がある意味では日常回というように表現できるのであれば、5章も引き続き日常回と表現して差し支えないかなと思います。

ホテルの利用者として現れるのは国民的女性アイドルグループ「365シスターQ」通称「サンキュー」のトップであり、誰ソ彼ホテルの主題歌とも言える「酩酊」を歌っている金子このみ(以下カネコノ)です。

このカネコノというキャラクター
正直、投稿者的にはルリちゃんと同じくらいに好きなキャラクターなんですよね…
衣装、顔立ち、髪型何をとっても投稿者的にはドストライクというようなデザインで憑依系メンヘラ(公式設定)なんですよ。

なんだ!?メンヘラ好きじゃ悪いか!?
魅力的だろ!?振り回されたいだろ!?
メンヘラは素晴らしいです!!

それはさておきカネコノの言動をとって見ても、アイドルらしからぬ言動もあったりいわゆるゲスの勘繰り的な視点でのアイドルのオフというようなキャラクターで描かれているなと思いました。

とまぁ利用者がカネコノであるため、この章ではカネコノの素性に迫るという大きな目標のもとにストーリーが進んでいくのですが、前編で記述した通りコンセプトとしてホテルに来た客は頭が別の物になっている状態で来るという前提とは異なりカネコノはそのままホテルに来ます。
そこから繋がってゆく音子ちゃんがどのような顔でホテルに来たのかなど、物語の核心部分に迫るような展開もあったり、また阿鳥先輩のキャラクターを広げるような話にもなっていく日常回でありながら次につながる重要なストーリーになっていました。


~6章~
ついに物語終盤に差し掛かる章です。
敵対する大外とその目的を暴こうとする音子ちゃんの周りを巻き込んで動き始める直接対決の導入部分にあたるストーリーです。
ここから探索パートの難易度がまた上がり、最終場面では分岐がさらに複雑化するというような構成になっており、まさに今までの応用のようなステージとなっています。


大外の部屋に隠し部屋を見つけた音子ちゃんが、そこで大外の目的を見つけるという流れで「まだこんなにデカい爆弾を隠してたか大外」という驚きと、大外の目的を理解したときの驚きでこれはミステリー展開としては見事にプレイヤーを満足させたステージだったと思います。

そしてここで大外の素性は完全に割れるのですが、まぁやっぱり正統派と言えるかは分かりませんがまさに大悪党というキャラで確立されましたね。
4章5章と比較的長めな話を読んだ後で急転直下シリアス展開に加え、友好的な態度とも見て取れた大外の悪役としての転身でまた緊張感が生まれるような展開でやはりプレイヤーを飽きさせないゲームだなと思います。

音子ちゃんと大外の関係に係る最も重要なキーマンとしての阿鳥先輩という構図が生まれ、分岐にもよりますがどこをとってもかなり盛り上がるストーリーでした。


~7章~
6章の後編とも言えるようなステージです。
大外のターゲットが阿鳥先輩であると理解した音子ちゃんが大外を止めるために奮闘するというストーリーでいよいよクライマックスを迎える章になります。

作中で述べられている通りこの2人の関係はまさにホームズとモリアーティのような関係で描かれており、ノベルゲームの強みを最大限に活かしてミステリー小説を読んでるかのような楽しさを表現しているなと思いました。

また今までは飄々としていた支配人が全てを悟ったうえで状況変化を起こさず、謎の多いキャラである切子さんが音子ちゃんにヒントを与える形で上手く状況を動かそうとしたりと中心の2人が外に働きかけたりその逆になったりと、いわゆる「様々な思惑が交錯する」というフレーズが浮かぶような展開になっています。

そして、大外を追い詰めたはずの音子ちゃんが一転攻勢されるも阿鳥先輩の介入により事態は急変し、不可抗力により阿鳥先輩が大外を殺める形となってしまいます。
3章の中で支配人から説明されるのですが、黄昏ホテルで人を殺めると殺めた人間は地獄に落ちるという条件があります。
そして大外と阿鳥先輩は地獄に落ちてしまいます。

ここで切子さんの目的は地獄の門が開く瞬間を見たいということであったのが判明したり、支配人から音子ちゃんはクビを言い渡されたりといったところで7章は終わります。
最終章への引きや、今までの謎が一気に解明したりと一番の盛り上がりをみせるステージになっていたと思います。


~8章~
大外と阿鳥先輩が地獄に落ちた翌日からスタートします。
解雇された音子ちゃんはホテルをあとにしようとすると、支配人から給与が支給されます。
その給与とはなんと”時間”だったのです。
加えて阿鳥先輩に支払われるはずだった給与も音子ちゃんに支払われる形となり、そこでこの給与を使って時間を巻き戻せば阿鳥先輩が死ぬ前まで時間を巻き戻せると気付いた音子ちゃんは支配人に頼み込み給与を増やしてもらえないかと交渉し、そこにルリちゃんの協力もあり阿鳥先輩の救出作戦に踏み切るというストーリーです。

個人的には「ちゃんと救いのある展開で良かった」という安心感がとても強かった覚えがあります。
最終章ということもあって、分岐やフラグなどの条件もかなり複雑で探索パートもこれまでと比にならないような難易度となっています。
特に探索パートは色々なクイズを知っていないと解くことができない程に難しくなるようなパズルが多くあり、かなりやりごたえのある探索パートになっていて一番楽しむことができたかなと思います。

そして現世に戻った後の展開は、TRUE ENDとAnotherENDで音子ちゃんの身の振り方が大きく変わる展開でそれぞれ納得のできるENDとなっていました。
どちらにも共通して言えるのは「きっと塚原音子はこういう人間だったのだ」ということがプレイヤーに伝わってくるということでした。


◎総評
正直、このゲームをまとめて評するというのはかなり難しいです。
世界観、キャラクター、ストーリー、ゲーム性のすべてにおいて確実に高評価をつけられるべきゲームだといえます。
ミステリーとしての王道展開を外さずに上手く世界観に落とし込み、それでいて新しさを感じさせるようなストーリー展開が様々な形で用意されていて、プレイしていて飽きがこないし続きが気になり続けるような作りになっていると思えました。
やはりフリーでプレイできるアプリなのにも関わらずかなりの充実感が得られる優良なアプリゲームだと思いました。
阿鳥先輩やルリちゃんを知ることができたのもとてもうれしいことだと思いますし、プレイを勧めてくださった方には感謝しかありません。


プレイ日記にもならない感想文をつらつらと書いてきましたが、記事にまとめるくらいにはハマったゲームなので読んでいただいた方でもし興味を持っていただけたらプレイしていただけると幸いです。

おわり

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