今大会から加わった、南信州ステージ。
飯田駅からパレードで、天竜川を渡った後に競技をスタートし、12周した後に松尾総合運動場でゴール。
伊豆ステージや昨年まで行われていた宇都宮ステージと肩を並べる、このアップダウンの激しいコースです。
(周回数は異なりますが、基本は現在もほぼ同じコースを使用しています。)
終盤にカイラット・バイグディノフ選手(カペック)と逃げたフェリックス・カルデナス選手(バルロワールド・バルジール)が、残り2kmでバイグディノフ選手を振り切り、ステージ優勝を決め、個人総合時間賞でもトップになりました。
ちなみにカルデナス選手は2003年、2004年のブエルタ・ア・エスパーニャでは山岳賞を獲得しています。
新登場の南信州ステージを制して見事個人総合でも首位に躍り出たフェリックス・カルデナス選手は下馬評通りの活躍といったところですね。
この年からツアー・オブ・ジャパンに参画した南信州ステージですが、実は地元の自治体などが主体となってツアー・オブ・ジャパンのステージ誘致に自ら手を挙げた例というのはこれが初のケースでした。
当時の話を南信州ステージ開催のキーマンだった方に聞くと、東京の事務局関係者は、飯田市がツアー・オブ・ジャパンのステージ誘致に手を挙げた時に驚きの表情をみせていたとのことです。
現在、地域密着型ステージとして盛り上がりをみせている美濃ステージやいなべステージは、南信州ステージで培われたノウハウがあったからこそ誕生したステージといえます。
2005年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
2005年 ツアー・オブ・ジャパン 南信州ステージ
ステージ優勝を決めたフェリックス・カルデナス選手(バルロワールド・バルジール)
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
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