1999年 ツアー・オブ・ジャパン 東京ステージ
この年の東京ステージは、かなり白熱の展開だったようです。第2回、第3回大会で圧倒的な強さを見せたサターンが、この年はまだ1勝も出来ず、また前評判が高かったポルティも同じくステージ優勝がありませんでした。
また、これまでは宇都宮ステージ終了時点で、ほぼ総合優勝が決定していたのですが、この年は3位までが数秒差、5位までが30秒以内という激戦。
結果は、サターンのブライアン・ウォルトン選手が優勝。ただし2位にスミタ・ラバネロ・パールイズミの飯島 誠選手、3位にブリヂストン・アンカーの福島 晋一選手が入り、翌日の新聞の見出しにも登場し、日本のロードレースファンを沸かせる結果だったそうです。
この年の日本人選手の個人総合最上位はブリヂストン・アンカーの福島晋一選手(13位)でした。
浅田監督のもとブリヂストン・アンカーが欧州遠征を開始した時期でもあり、のちに自転車ロードレースをはじめることになる新城幸也選手の現在の活躍の基礎が形成されていく過程だったともいえます。
ちなみにブリヂストンサイクルレーシングチームからブリヂストン・アンカーへと名称が変更された年でもあります。
今年でツアー・オブ・ジャパンは第20回大会を迎えます。
国内でも有数の歴史を誇る、TOJをみなさんに楽しんでいただければと思い、写真と共に振り返ります。
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