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【プロファイル配布】iPadでTABMATEもどきを使ってお絵かきしてみた【TracXcroll + Relacon】

2020/05/03 02:07 投稿

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  • お絵かき
!ATTENTION!
この記事は、TABMATEのBluetooth接続にブチ切れた著者が、
意地でもiPadでリモコン型左手デバイスを使いたいという感情から
生み出したマニアックな作業環境レポです。
私的感情も多々含まれるため、くれぐれも鵜呑みしないように…

目次

①はじめに
②TABMATEの良いところ・惜しいところ
③今回の作業環境
④Relaconの設定
⑤TracXcrollの設定
⑥使ってみた感想とか
⑦おわりに

①はじめに

 またしてもブロマガ投稿期間が空いてしまいました、著者の鼎です。
 ブロマガを書く気力すら無くなったのかと思われるかもですが、創作意欲自体はモリモリありますのでご安心ください。
 なんなら記事を投稿していない間もぼちぼちお絵かきしており、今回の作業環境をテストしてる間にも3枚ほど仕上がっちゃいました。
別にVの配信見るのが楽しすぎてサボってたとかではない

 今回の作業環境のテーマは「iPadでも使える手持ち型左手デバイス」です。
 記事タイトルを見て「iPadでTABMATE使えたのか!?」と思った方はごめんなさい・・・これに関しては現状どうしようもありません(そもそも使えてたらこの記事書いてない・・・)

 なので今回は、エレコムさんから発売されている手持ち型トラックボール「Relacon」を、ビット・トレード・ワンさんのトラックボール専用入力変換デバイス「TracXcroll」を経由してiPadに接続することで、擬似的にTABMATEっぽい手持ち型左手デバイス環境を再現してみたレポ記事になります。

 前回同様にiPadをベースとした作業環境ですので、費用自体はガチの液タブ環境と比べると非常に安上がりだと思います。
 ただし今回はTracXcrollとRelaConという複数デバイスを組み合わせた環境となり、前回記事のRev-O-mateと比べると左手デバイスにかかる費用が若干高めとなっております。そもそもRev-O-mate自体高いとか言ってはいけない
 その点についてご了承の上で以降読んでいただけると幸いです。

 ちなみに今回環境構築のために作成したTracXcrollのプロファイルも公開・配布しておりますので、興味のある方はぜひ試してみてください!(導入は自己責任でお願いします)
ダウンロードはこちら

②TABMATEの良いところ・惜しいところ

 CLIP STUDIO TABMATEは、おなじみの大人気ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」(略してクリスタ)で有名なセルシスさんから発売されている手持ち型左手デバイスです。
 このデバイスのレビュー記事については探せばたくさん出てくると思いますので、ここでは私が考える長所と欠点についてざっくり述べたいと思います。

◎良いところ
・豊富な入力手段
 親指で押す用のボタンが9個(電源ボタン除く)、スクロールホイール1個、人差し指用のボタンが2個、中指用のトリガーボタン1個を完備。特にスクロールホイールとトリガーボタンのある左手デバイスって意外と貴重な気がする。

・手持ち型なので自由な姿勢で操作できる
 個人差があるかもしれませんが、一般的なキーボードや左手デバイスだとホームポジションが常に固定されてしまうため、長時間の作業となると疲れが溜まりやすいと思います。
 その点TABMATEならば手持ち型ゆえに腕の置き方などは自由です。Surfaceやモバスタ等のタブレットPCと併用すればソファやベッドでも使えます。

・圧倒的コスパ
 クリスタのPROかEX所有者なら、公式サイトから優待価格3500円(税込・送料含む)で購入可能。通常価格でも5500円とそこまで高くないので、前述した入力手段の豊富さも相まって、作業環境がPCの人が左手デバイス選びで迷っているならとりあえずこれ買っとけレベルでおすすめできる。

・Bluetooth接続
 要するに無線でPCと接続するので、有線と比べて作業環境がごちゃごちゃしなくて済む。ただしPC側がBluetooth接続に対応している必要がある点は要注意。

×惜しいところ
・Bluetooth接続
 長所としても書いてはいるけどこれは重大な欠点でもある。無線がたくさん飛び交うような環境だと接続が途切れたり認識しなくなることがまれによくある。
 TABMATEを使っていた頃は接続が切れると同時に著者もブチ切れてた。
 特に戻るボタン入力中に接続が切れたときは、戻る操作が延々入力され続けて描いた絵がどんどん消えていく悪夢とかあったりした。やり直し連打でなんとかなった

・iPadで使えない
 iPadってBluetooth接続に対応しているのに何で?と思った方もいるかもしれません。理由についてはこちらの記事で詳しく解説してくれています。↓
元エンジニアが本当にiPadでTABMATEが使えないか考察してみた⇒技術的にムリ
 要するにTABMATEを始めとしたBluetooth 3.0接続のデバイスをiPadで接続するためには、MFI認証を受けてないとダメなんですね。詰みです。

 著者としてはPCで描いていたときにTABMATEにはとてもお世話になっていたので、どうにかしてiPadでも使えないかと考えていましたが、現状どうしようもなさそうです(こういう経緯もあって前回記事のRev-O-mateを使ったりしてた)。
 
 そんな中、昨年11月にエレコムさんから発売された手持ち型トラックボール「Relacon」がお絵かき用左手デバイスとして意外と優秀なんじゃないかと全俺の中で話題になったので、実際に試してみました。

③今回の作業環境



※価格は税込みで、購入当時のものとなります。

1. タブレット:Apple iPad(第6世代)…¥38,763
 前回と同じ。

2. ペン:Apple Pencil(第1世代)…¥11,443
 前回の反省から、ちゃんと買いました。
 ちなみに、滑り止め防止でマスキングテープを貼ってあります。ネコチャンカワイイ
 ネコテープ(如竹堂さんの通販で買えます)
 マステなので汚れてきても簡単に貼り替えることができます。

3. 左手デバイス
エレコム Relacon(2.4GHz無線接続タイプ)…¥6,388
エレコム マウス ワイヤレス (レシーバー付属) トラックボール ハンディタイプ Relacon メディアコントロールボタン搭載 静音 ブラック M-...

専用スタンドも付いているのが地味にうれしい

 エレコムから発売されている手持ち型トラックボールです。それだけなら他にも似たような製品はありますが、本製品は多数のサイドボタンにトリガーボタン、スクロールホイールまで完備しており、手持ち型左手デバイスとして求めているものを多数備えています。これ実質TABMATEでは????
 さらにBluetooth接続タイプ以外に、2.4GHz無線レシーバータイプも用意されており、これにより後述のTracXcrollを介したiPadとの接続が可能になるのも嬉しいところ。

ビット・トレード・ワン TracXcroll…¥4,000
BFTCXL TracXcroll Bitferrous

付属のmicro USBケーブルは若干長すぎたので、別途20cmくらいのものを用意して使っています。

 kickstarterのプロジェクトリワードで入手。現在はAmazon等でも購入可能ですが、価格は7k程度と若干高めとなっています。
 このデバイスを経由することで、トラックボールとそのサイドボタンの入力を自由に変換することができます。
 ちなみにRelacon発売当初は一部のボタンが認識されませんでしたが、2020年3月のアップデートで晴れて全ボタン対応となりました。


余談だけど今使っているものはkickstarterのリワード報酬なので、著者のTwitterIDを刻印してもらってます(ただの自慢)

4. その他
Lightning-USBカメラアダプタ:Amazonで安かったやつ…¥1,480
 前回と同じ。不安な人は純正品を購入した方がよい

5. ソフトウェア
セルシス Clip Studio Psaint Pro(iPad版)…¥2,800
 試用期間が終了したので、2800円の年額プランを契約しました。

合計…¥64,874
 左手デバイス部分は前回比で+3kですが、ペンやソフトの更新も合ったので、全体としては+10k程度となりました。
 ちなみに、TABMATEと比較するとRelaconとTracXcrollの組み合わせはどうしても高くなりますね…。
TABMATE:3,800円(優待価格)
Relacon + TracXcroll:約13,000円(2020年5月現在価格)

④Relaconの設定

 といっても今回の場合は、後述のTracXcroll上で設定を行うので、Relacon側でやることはほとんど必要ありません。
 
 一応、今回はトラックボール用途としてではなく左手デバイスとして用いるので、ボールの誤入力防止のためにセンサ周辺に適当にテープを貼り付けて、敢えてボールの滑りを抑えるようにしています。

滑りさえ抑えられたらなんでもいいと思います

 ちなみにRelaconをPCで使用する場合は、エレコムマウスアシスタントというソフトでキー設定できます(本記事では解説しません)。

⑤TracXcrollの設定

 ※ファームウェアのアップデート・プロファイル設定はPC(WindowsまたはMac)上から行います。

 RelaconをTracXcrollで正常に動作させるには、まずファームウェアを最新のものにアップデートをする必要があります(アップデート方法については公式マニュアル参照)。
 
 TracXcrollのプロファイル設定は以下のように割り当ててみました。

一部機能については、デフォルトのクリスタだとショートカットキーが割り当てられていないものもあるので、そういうのはファンクションキーをTracXcrollとクリスタの両方に割り当てます(後述)。



 Relacon上ではこんな感じです。


 こちらからプロファイル配布していますのでもしよければ使ってみてください(共通設定→バックアップファイル「復元」からプロファイル設定をインポートすることができます)。

 以下、手動で設定される方向けに、いくつかポイントを解説します。

・iPad版クリスタのショートカットキーはMac版準拠である
 CtrlキーはCmdキー、AltキーはOptionキーとなります。
 例)保存(Ctrl+s → Cmd+s)
 さらに、Windows版の設定アプリでプロファイル設定を行う際は、CmdキーはWinキー、OptionキーはAltキーと読み替えて設定してください。
 このあたりはRev-O-mateの設定をするときと同じなようです。

・使用しているキーボードの配列に応じたキーボード設定を行う
 TracXcrollの共通設定から、以下の設定を行ってください。
 ・英語配列(US)の場合:ANSI(米国その他)にチェック
 ・日本語配列(JIS)の場合:JIS(日本語)にチェック
 英語配列キーボードを使用している方で、上記設定を行っても記号系キーが意図した挙動にならない場合、日本語配列キーボードのレイアウトを参照しながらキー設定してみてください(このあたりは検証不足なので情報求む)。
 例)ブラシサイズ縮小/拡大:[] → ]\



・デフォルトのクリスタにないショートカット設定を行う
 今回左手デバイスに割り当てたい機能の中には、一部デフォルトのクリスタだとショートカットが割り当てられてない(もしくは他機能とキーが共用)ものもあります。デフォルト設定だとF8以降のファンクションキーが未割り当てなので、これらを使いたい機能に割り当てると良いでしょう。
例)左右反転(キー割り当て無し)→F8
  エアブラシ(筆ツールとキー共用)→F9
  デコレーション(筆ツールとキー共用)→F10
 
 ちなみに、iPad版クリスタだと、なぜかショートカットキー設定で仮想キーボードが表示されず、別途キーボードを接続しないとキー設定ができません。
 このような場合は、先にTracXcrollの方でRelaconにキー割り当てしてしまえば、以降はクリスタのショートカットキー設定画面でRelaconの対応したボタンを押すことでもキー設定ができるようになります。

・トラックボールの感度を最低まで下げる
 今回はトラックボールをポインターとしてではなくキー入力として用いるため、誤入力防止のため感度を最低まで下げます。
 また、TracXcrollではトラックボール部分に最大8方向まで機能割当できますが、すべて割り当てると誤入力の原因となりうるので、機能を割り当てるのは上下左右の4方向程度に留めるのが無難でしょう。

⑥使ってみた感想とか

主にTABMATEと比較しての感想となります。

◎良かったところ
・iPadでTABMATEっぽい操作感
 今回の環境のコンセプトですが、ほぼ期待通りの操作感で非常に満足。やはりトリガーボタン・スクロールホイールの存在は偉大だなと思いましたまる
 ボタンの配置などはTABMATEと若干異なりますが、このあたりは慣れで解決できそうです。
 
・ボタンが押しやすい
 TABMATEの場合、A〜Dボタンが若干硬く、人によっては押し疲れることもあるそうです。Relaconのボタンはどれも入力が軽く、かといって誤入力するほど軽すぎることもなく、丁度よい塩梅なのではと感じました。
 また、Relaconと比較してトリガーボタンの横幅がかなり広くとられており、こちらもボタンの押しやすさに貢献してくれています。

・持ちやすい形状
 TABMATEの場合は横幅が若干細い形状なため、手が大きめな著者だと若干サイズが小さく感じることがありました。RelaconはTABMATEよりも横幅が若干太く、個人的には持ちやすい形状だと感じました。
 手持ち型ゆえに持つ姿勢も自由なのもGood。ちなみに著者は左手で肘と頬杖を付きながら持つことが多いです。
 前述したようにボタンも押しやすい上にトリガーボタンの横幅も広めなので、手が小さい人だとボタンが押せないということも無さそうです。


横幅はRelaconの方が全体的に大きめ


縦幅はほぼ同じくらいですね

×惜しかったところ
・トリガーボタンが一つ少ない
 Relaconには中指用のトリガーボタンが配備されていないため、TABMATEのこの部分に重要な機能を割り当てていた人は、若干戸惑いを感じるかもしれません(自分はTABMATE時代に戻るボタンを配置していました)。

・トラックボール操作だけ若干安定しない
 ⑤TracXcrollの設定でも述べましたが、ここだけ操作が若干独特なので、慣れないうちは時々誤入力してしまいます。
 特にスクロールホイールとトラックボールの配置が思っていたよりも近いため、ホイールを回した際にトラックボールも誤って回してしまうことがありました。
 どうしても誤入力が頻発してしまう場合、トラックボールへの機能割当を上下左右ではなく斜め方向にしてみるのもアリかもしれませんね。

・ちょっと重量が重い
 TABMATEの重量が電池込みで約60g、対してRelaconは電池込みで約100gと、比較してみたら随分重く感じます。今のところ著者は重すぎて持ち疲れたと感じたことはありませんが、ここは人によるかもしれません。
というかiPhoneより軽ければまあいいじゃろ感ある(雑)

・価格
 こればかりはどうしようもない()
 iPad環境で左手デバイスをこだわろうとすると、どうしても高くつくと思ったほうが良さそうです。
 もっともiPad環境自体、PCでガチ液タブ環境を整えるよりは安くなることが多いので、トータルで考えるとこっちの方が安く済む気はする

⑦おわりに

今回の環境で描いたやつ貼っときます(宣伝)

名取さなはいいぞ(ダイマ)


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