悪魔崇拝が、アメリカ社会を内側から破壊しようとしている
fb2e7a93f8ee962098a922d3c10114787db791fb.png
こんにちは、倫獄です。
1980年代のアメリカで、多くのアメリカ人を恐怖に陥れた疑惑のある「悪魔崇拝」

アメリカ政治の中枢、連邦議会上院では、「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)は、悪魔崇拝を広めるゲームである」という主張が真顔で取り上げられ、
ヘビーメタルのレコードを逆再生すると、「悪魔へのサブリミナルメッセージ」が聞こえるとして訴訟が起こされ、
全米の保育所に悪魔崇拝カルトが潜入し、子どもたちに儀式的な虐待を行っているとして、無実の保育士たちが有罪判決を受けました。

流石に盛ってるだろうって?

すべて本当の話です。
1980年代のアメリカで、現実に起きたことです。

このパンデモニウム(大混乱)としか言えない状況は、「サタニック・パニック」と呼ばれます。

◆◇◆繰り返される社会のパニック◆◇◆



アメリカ社会において、「見えない悪の組織が子供を狙っている」とする集団パニックで社会が混乱に陥ることは、はじめてではありませんでした。

1692年のセイラム魔女裁判では、マサチューセッツ植民地の小さな村が「隣人が魔女だ」という告発の連鎖に飲み込まれ、確かな証拠もないまま、200人以上が訴追され、19人が処刑されています。

アーサー・ミラーが1953年に書いた戯曲『るつぼ』は、この事件を題材に、当時のマッカーシズムによる赤狩りを重ね合わせて描いたものです。

サタニック・パニックは、セイラムから約290年後に起きた、いわば現代版の魔女裁判だと言えるでしょう。

以下会員限定