安井「さて、いよいよ明日はG1ですね。相談会としても初めてのG1ですし、ここはバチッと勝ち馬を見つけましょう!」
~中山11R スプリンターズステークス~
吉田「かなり難解なレースですよね。前日時点で1番人気となっているウリウリが単勝4.9倍ですから。」
安井「ストライド競馬新聞で提供している勝ち負けのボーダーラインを見ても、ストライド指数が超えている馬はいないんだよ。低レベルなので、個人的にはデキや展開面を重視したいかなと。」
奥野「ほう。じゃあさっそく聞いてみよか。」
安井「僕はハクサンムーンを評価してますね。もともとイーブンペースになるようなラップで好走していたのですが、最近は底力問われる流れで好走するようになっているんですよね。」
吉田「ちょっと資質が変わりましたよね。」
安井「そうそう。オーシャンステークスと高松宮記念で違和感を感じていたんだけど、前走のセントウルステークスでそうなんだろうなと。年を取ってキレが鈍った変わりに、G1で戦ってきた分の底力がここにきて身になってきたのかなと。」
吉田「今回は枠順もアクティブミノルと逆転しましたし、酒井学騎手も何が何でも行くでしょう。」
安井「ハイペースにした方が今のハクサンムーンには向くだろうからね。」
奥野「でも、そういう流れなら差し馬にもチャンスはあるんちゃうか。おれはウリウリに注目しとるけどな。」
吉田「中山競馬場が改修されたことで、ディープインパクト産駒が好走するようになってきていますね。」
奥野「そうやねん。これはコラムにも書いたんやけど、中山芝1200m全体では、32件あって4勝(勝率が12.5%)。うち、IDMに印が回った馬の成績は、15件あって4勝(勝率26.7%)。今の中山芝1200mはウリウリのような、軽目のディープ産駒が走る舞台なのかもしれへん。」
安井「CBC賞のように内から伸びてこれるというのも、鞍上踏まえていい材料に感じます。」
奥野「ピッチで、かつ、柔軟性があるから、どんな状況にも対応できるのも強みやな。」
安井「吉田君はどの馬に注目してるの?」
吉田「僕はミッキーアイルですね。混戦という感じがするので、そういう時こそ春の勢力図に立ち戻って買うのも有効な戦略だと考えました。」
奥野「今回は坂路で追い切ってるねんな。陣営としても、安田記念の内容を踏まえて短距離路線にシフトしたんかもしらん。」
安井「春は制御力の強いトライアハミ変更し、CWでラスト重点と色々工夫していましたからね。」
吉田「あと、スプリンターズステークスの7枠ってかなり好走しているんですよ。僕が作っている指数ではそういうところも踏まえているので、今回は期待したいなと。」
安井「他では…そうですね。ベルカントとストレイトガールは追い切りが抜群でしたね。特にベルカントは最近追い切りではEハミという、馬の行く気に任せやすいハミを使用しています。追い切りで気分よく走らせる事が好調の秘訣なのかなと感じますね。」
吉田「ベルカントは坂がどうかなんですよね。それなら、中山実績があるサクラゴスペルは面白いんじゃないかと。」
安井「厩舎指数は高く出ているよね。激走馬だし面白いかもしれない。」
奥野「アクティブミノルはフロック視されているかもしれへんけど、デビュー当時からハナに立てばどんな条件でも渋太い走りをするから、4コーナーを回るところまで先頭に立っていられれば、そのまま粘ってしまう可能性はあると思うんやけどな。」
安井「ハイペースでの資質の限界はまだ見せていませんから、その可能性も考えられますが…。」
奥野「そして極端に前が速くなった場合、浮上してくるのがスギノエンデバー。これは個人的に押さえておきたいわ。」
安井「デキ、展開踏まえると後はレッドオーヴァルでしょうか。」
吉田「リトルゲルダは高速馬場をロスなく立ち回ればここでもチャンスがあるんじゃないかなとは思います。」
安井「このあたりが穴候補というところですかね。では、この中から最初のG1は誰が勝ち馬を見えているのでしょうか(笑)。」
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